第17話 光魔法の考察


光魔法は、王族、貴族が血筋によって習得できる魔法の系統で有る。と本には書かれていた。だからスキル図鑑を使ってどこに光魔法が分類されているか見ると火魔法や他の魔法同様初級に位置していたのだ、因みに上級はハテナばかりだが、スキル図鑑とスキルの忘却は上級のスキルなのでその二つだけは見ることが、出来たりする。


話が逸れたが、光魔法はあくまで初級に分類されるものであり、正しい方法であれば光魔法は習得する事ができるのでは、ないかと言う事だった。


現世での知識を引き合いに出すと、光魔法の習得の方法を独占し、国としての力、王族や貴族の地位の確立が目的ではないかと思う。


となれば、習得条件は特殊であるが、それ以外は初球と変わらないのではないかと思う。平民と王族、貴族と単純な差はお金、知識、権力、人脈くらいだろうか?


後はイメージだろうか、火魔法であれば火のイメージが水であれば水のイメージが必要で有るとも、本に書かれていた。光のイメージはしにくいと言えばそうかもしれない、気付いた時には当たり前にあり、いつから記憶にあるのか、あまりにも自然にあることが当たり前で現世で義務教育を受けていなければ、知識としての光はないのかもしれない。


であるのならば、光魔法は、知識として光が確立できていない為に、光魔法が使えない?と言う仮説を元にして、光について本でもまとめることも始めようと思う。


現世での義務教育は、みんながしている為に恩恵を感じられていなかったが、

勉強とは、贅沢なものであると誰かが言っていたのを思い出した。

またそれとは別にこんな思いでも思い出した。


こんな物が将来何の役に立つんだと先生に言ったら、先生はじゃあこんな物も出来ない君が将来何が出来るんだと返されてしまった。

当時、衝撃を受けたのは言うまでもなかったが、せっかく赤ちゃんからやり直せるのだ、この世界のこと、魔法のこと、種族の事あらゆる事に対して知識をえていこうと決意を固める良い1日だった。


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