真っ黒羊のリベルテ
山の中、二人の羊歩いてく。僕の隣を歩いてる、真っ黒羊の名前はリベルテ。不思議な瞳は琥珀色。
「リベルテ。そろそろ動けないよ」
平原から山まで、二人は休まず歩いてた。僕は疲れて動けない。
「だな。近くに川もあるし。ここらで、一回休みにすっか」
真っ黒羊のリベルテは、まだまだ余裕があるみたい。僕が休んでるとき動きっぱなし。
「僕も手伝うよ、うわっ」
立ち上がろうとした真っ白羊。真っ黒羊が慌てて止める。真っ黒羊は不思議な羊、表情ころころ変わってく。
「俺にも思うとこがあんだよ。ここは俺の罪悪感が減ると思って、休憩しててくれ。なっ!ムートン」
真っ黒羊のリベルテは、僕の知ってる羊より、色んな感情もっている。僕の興味を引くものは、真っ白羊の群れじゃない。真っ黒羊のリベルテなんだ。
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