自由と羊
雨の止んだ平原、二人の羊歩いてく。僕の隣に不思議な羊。不思議な瞳は琥珀色。
「ね!見ただろ?真っ黒羊。羊の群れは皆んなそう。群れのこと聞かれると、羊のマスクが大爆発!」
僕の興味をひくものは。いない羊の群れよりも、目の前にいる真っ黒羊。真っ黒羊は驚いて、それでもすぐに落ち着いた。
「ありがとよ。群れの情報教えてくれてさ。そういえばよ、真っ黒羊って俺?」
「そうだけど。だって、僕たち羊だよ」
「うーん。真っ黒羊も悪くないけどよ。俺の名前はリベルテなんだ。お前にも人間の名前があんだろ」
「人間の頃の名前だね。僕はムートンだよ。よろしくリベルテ」
リベルテとムートン、互いの名前を呼びあいながら、どこへ行こうと歩いてく。
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