会えないと困るんだ

僕の午後はタイムアタック

君に会いに行きたいよ

代わりに謝っといてくれ大親友

たぶん次は運命を恨むことになりそう

冷たい爪を噛みながら

夜のほとぼり冷めるまで




僕に残された時間は

わずか

君が僕を待っている

念じて記して待っている

僕は走る

君が走っているだろうから

僕たちはきっと運命を覆せる


僕はチケットを買い

人混みをすり抜ける

ふとアナウンスに足を止めた

「サラブレッドワンタッチ号、3着です」


僕はやり場のない思いを口にした

「次からはノータッチでいく!」





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