第7話 飲み会
「こっちよ。」
「おう。お待たせ。」
2日後の17時。俺は琴奈との待ち合わせのために繁華街へと向かい、現在琴奈と合流をしたところだ。
「てかあそこの居酒屋行ってみたかったんだよ。沖縄の飯も酒もうまいしな。」
「そうでしょう?私も行ってみたかったけど、なかなかあなたと時間が合わなかったから今回利用したのよ。エサにも出来るから。」
「恐ろしい事で…そういや今日何人ぐらい来るんだ?飲み会中はなかなかお前と話せないだろうからな。」
「10対10の20人よ。居酒屋は貸切の部屋もあるし、そのぐらいの人数なら1人になっても浮かないでしょう?」
「結構いるな?まあお前のいるアウトドアサークルは俺たちのアウトドアサークルと違って女ウケいいしな。」
「スノボーなんかは一緒に行ったりしたでしょう?あなたが誰と話したかは知らないけど、顔見知りの1人はいるんじゃないかしら?」
「だといいが…まあ1人でも飯食って酒飲んでるよ。」
「知らない人と盛り上がるのは今回はやめなさいよ?」
「察しがいい事で…」
なんだかんだ話しながら歩いていると、目的の沖縄居酒屋に到着する。
琴奈は早速準備を始める。席や誕生日のケーキのタイミング。ゲームなどいろいろと持ち込んでいる。
そんな琴奈を見つめながら、改めていい女だなーと少し思うが、すぐに思考をやめ、自分のネームが書かれた席へと座る。
「おつかれー!」
「ちっすー!」
「ウェーイ!」
「お疲れ様ー!」
俺が席で携帯をいじっていると、それぞれの挨拶で男女が揃い始める。いかにも大学生っぽい挨拶に俺は苦笑する。
「よしっ!皆さん揃いましたね?それじゃ今日はアウトドアサークル〜SKY〜の合同飲み会への参加ありがとうございます!私は幹事の島津琴奈です!今日は盛り上がりましょう!かんぱーい!」
「「「かんぱーい!!」」
琴奈は上手くまとめ、乾杯の音頭を取ると周りは各々の反応をし、飲み会がスタートする。
「はい。かんぱい。」
「おう。かんぱい。」
琴奈はまず俺の元に来ると、グラスを当てる。琴奈は立っているために下から見上げる形になると、
ニットを着ている琴奈の胸が近い事に少し視線がいくがとっさに酒へと視線を戻し、口へと流し込む。
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