第22話「川口戸田朝霞の猛攻! 苦戦する大宮浦和岩槻!」
大宮・浦和・雛子ちゃんが、戦闘開始地点の前に立つ。
そして、俺はというと、三人のいるフィールドとは別の、コクピットのようなところにいる。視界の前面には四つのモニター。大宮視点・浦和視点・雛子ちゃん視点、そして、三人を十メートルぐらい後方から俯瞰しているようなモニター。
サポーターの俺は三人と常時話すことができる。全員と話すことも個別に話すことも可能だ。こちらが気づいたことを教えることもできるし、指示を出すこともできる。指示に従うかどうかは、本人たちの判断次第だが。
『よし、まずは作戦通り……の左側の道を通ってに移動だ』
さっそく指示を出すことにする。俺の声は三人の耳元のイヤホンに響く仕組みだ。なお、外で見ている観客には俺たちの会話や戦いの様子が大型モニターを通して流されている。
とにかく、先日の下見通りに、まずはへ進撃。
そして、前に移動して、対岸の相手の動きを見極める。
「了解っ! みんな、行くよぉっ!」
「はわっ、い、いよいよですっ……!」
「……このときを待っていた」
俺の指示通りに、大宮たちはの左側の道を登っていく。そのまま進んでいってに出て、今度は池に近いを目指す。
飛んで移動ししないのは、こちらがどこに移動しているか相手に悟られないためだ。それに、飛ぶという行為は無防備になるので危険だ。敵には狙撃に秀でた朝霞がいる。そんな状態で空に出たら、標的になるようなものだ。
『一応、浦和もすぐに矢を放てるようにな。空から奇襲という可能性もゼロじゃないから』
「……わかってる」
浦和は、わざと大宮と雛子ちゃんと同時には動かない。大宮と雛子ちゃんが移動しているときは、弓矢を構えて上空を警戒している。そして、大宮と雛子ちゃんが警戒態勢に入ってから、距離を詰めるという動きを繰り返す。
そうして移動を重ねていき、最初の目的地である前にやってきた。道を下がって南岸沿いの舗装路を進み、そこから池に沿って曲がって、登り道を上がれば相手の初期配置である前に出る。そして、池沿いに登らずに真っ直ぐ進むと、とに出る。どちらにしても向こうのほうが高地なので、この南岸沿いの道は常に見下ろされる位置になって、危険だ。
『……まぁ、リスクを冒す必要はないな。とにかく、付近で近くの木々を盾にしつつ、対岸を警戒だ』
「うんっ、まずは相手の出方を見ないとっ!」
大宮たちはさらに前まで移動。そして、近くの木々を盾にするように散開して、対岸を見張り始めた。生い茂った枝葉で見えにくいが、それは逆にこちらを隠蔽してくれることにもなる。
「うーん、動きなさそう」
「……静か」
「あ、あの……北岸は大丈夫でしょうか?」
池の北岸にも、道はある。しかし、こちらは南岸のような車の通れる舗装路じゃなくて人が二人通れるかどうかの狭い散策路だ。
『北岸は気になるが、そちらまで警戒したら戦力が分散するからな。迂回するとしても、時間がかかる。それにからの裏ゲートを通って、迂回してくる可能性もある』
こちらも前からの正面ゲートを通って迂回して攻める手もあったが、大宮と浦和の召喚獣は水面がないと呼び出せない。まずは西岸を確保するのが、大事だ。
そのまま、警戒状態のまま時間が過ぎる。相手に目立つ動きはない。
……となると、相手は正面から一気に攻めてくるという感じではなさそうだ。予想では、朝霞が対岸の木々に潜んで狙撃体勢だと思う。そして、北岸か朝霞に近い場所から戸田、方面から川口が迂回してくるだろう。戸田も水面を好む装備だし、川口と一緒に行動はないと見た。
『……よし、仕掛けるぞっ! 大宮っ! 水面に召喚獣を出して、まずは対岸に一発食らわせてみろっ! 浦和は、大宮が召喚時に狙われるのを防ぐために、弓矢で対岸を牽制してくれ! あと、雛子ちゃんは雛人形を召喚して、周囲を警戒してくれ。まずは、雛子ちゃんからっ!』
「は、はいっ……『雛祭り』っ!」
雛子ちゃんの召喚により、目の前に雛壇が現れる。そこから、男雛と女雛が雛子ちゃんの肩に乗り、残りの雛や道具が雛子ちゃんを守るように浮遊し、展開する。
「……隠れていそうな場所に向かって、矢を連射する」
次に、浦和が公衆トイレの傍の木陰から、矢を番え、対岸に向かって次々と放っていく。わざと間を置いたり、同じところに時間差で二本目を放ったりと、複雑な牽制だ。
「よぉっし、見てなさいよっ!」
牽制射撃を受けた大宮は、トイレの裏から岸へ向けて一気に飛び降りる。そして、間髪入れずに召喚体勢に入った。
「いっけぇぇえええええええ! 龍神っっっ!」
大宮は相手からの妨害を受けることなく、召喚を成功させた。
「ギシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!」
池の上に出現した龍神が咆哮するとともに、怒涛の勢いで洪水が対岸に襲いかかる。
――ドガシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッッッ!
浦和の弓矢に足止めされていたとしたら、この洪水に反応するのは遅れるだろう。
そして、その場合、空中に逃げることも考えられる。
「浦和っ!」
「……わかってる」
浦和は直線で放っていた弓矢を、今度は、空に向けて機械のような正確さで放っていく。それはさながら、矢の雨だ。
正面に洪水、空には矢の雨。対岸に留まっていたら、相手はひとたまりもない。
しかし、相手からはまったく反応がなかった。対岸の木々は根こそぎ洪水で薙ぎ倒されたものの、敵の姿は見えない。
まさか、対岸にいないのか……? てっきり、正面に朝霞か戸田はいると思ったのだが。まさか、全員が迂回している?
「へへっ、どうよ! この威力!」
大宮はドヤ顔で、対岸を見ている。やがて、攻撃を終えた召喚獣が消えていく。そこで、俺はゾクリと嫌な予感がした。
『大宮、早く下がれっ!』
「へ? きゃぁっ!?」
対岸というより、もっと上の洪水の被害をあまり受けていないから銃弾が飛んできた。かなりの遠距離射撃だ。対岸どころか、あんなところからとは。
大宮は寸前のところで、左に避けて銃弾をかわす。
『まだまだ来るぞっ! 止まるなっ! 浦和っ、狙撃地点に矢を!』
大宮は自ら転がり、池沿いにあるベンチまで退避した。
「……そこっ」
そして、銃撃から狙撃場所を特定した浦和が矢を放っていく。これで相手に当たらなくても、大宮への射撃をやめさせる牽制にはなる。
「よし、大宮は上がってからの記念樹のところまで下がれ! 次、迂回してる奴らが攻めて来るぞっ! 浦和も牽制しながら、合流! 雛子ちゃんもだっ!」
ここまで派手に状況が動いたんだから、迂回していた敵も一気に攻めてくるはずだ。
迎え撃てば3対2。狙撃している朝霞がかなり離れたところいることが確認できたのは大きい。
果たして予想通りに、俺たちがさっきまでいたトイレのあたりに方面から迂回してきたと思われる川口が現れた。
「へっ、やるじゃねぇか! 俺が現れるのを予期してたってか!?」
そして――。
――ブオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――――ン!
低いモータ音が北岸のほうからしたと思うと、バアンッ! と水面を蹴るような音がして、空からモーターボートが降ってきた。
――ズガシャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!
そのモーターボートは勢いよくアスファルトを滑走していって、前で停止する。そこに乗っているのは、競泳水着型のアーマーに身を包んだ戸田澪だ。
「はんっ! 一気に蹴散らす予定だったんだけどねぇ!」
やはり付近でぼやぼやしていたら、両方向から挟まれるところだった。相手も、こちらが仕掛けるのを待っていたわけだ。
『雛子ちゃん、浦和っ!』
「は、はいっ……! みんな、攻撃ですっ!」
「……ここで討ち取る」
桜の木をそれぞれ盾にしながら、浦和と雛子ちゃんが戸田と川口に遠距離攻撃を仕掛ける。こちらの足元は土なので動きにくいが、桜と松の木が無数に植えられているので、防御には困らない。
一方で、相手は遮蔽物がない。
挟み撃ちに失敗するということがどういうことか、思い知らせてやる!
「ははっ、舐めんじゃねぇぞぉ!?」
川口は余裕の笑みを浮かべながら、手に持ったモーニングスターを軽々と振り回し始めた。浦和の矢も、雛子ちゃんの道具(牛車と駕籠と重箱)も激しい鉄球の嵐によって、粉砕されてしまう。
「きゃははっ! ボートって、盾にもなるんだよぉ!」
戸田は怪力でボートを持ち上げて立てると、文字通り盾にして矢を防いだ。
「おらぁああああっ!」
そして、川口は咆哮を上げるとともに攻撃に転じて、破壊力抜群のモーニングスターをこちらに向かって放った。トゲのついた鉄球は無数の木々を薙ぎ倒しながら、不規則な軌道を描いて、大宮に襲いかかる。
「っ!? きゃぁああああああっ!?」
木々を倒壊させながら迫ってくる鉄球を龍神の剣で受け止める大宮だったが、勢いに抗しきれず吹っ飛ばされる。
『大宮っ!』
大宮は受け身を取ることもできず、その勢いのままに後方にあった二台の自動販売機を倒して盛大に倒れた。当たり所かが悪かったのか、大宮はそのままピクリとも動かなくなった。
『大宮っ、しっかりしろ! くっ……!』
即死判定ではない。しかし、気絶状態。五分続いたら、失格だ。
……まさか、大宮が一撃で戦闘不能になるなんて……なんてこった!
「へへっ、まずは一人。次はお前たちの番だぜっ!」
「こっちの格好つけた女はウチに任せなっ!」
一気に大宮にトドメを刺すことなく、川口と戸田はまずは浦和と雛子ちゃんに向きあう。
川口が大宮を追尾すると見て弓矢を構えていた浦和は、横からブレードで斬り込んできた戸田の攻撃を寸前でかわした
「きゃははっ、弓矢なんで撃たせる暇なんて与えないよぉ!?」
戸田は右手と左手を回転させるようにブレードを繰り出し、浦和に斬りこんでいく。
「……っ!」
浦和は弓とつがえていた矢を捨てて、ひたすら回避に徹して後退した。
「きゃはははっ! 逃がすかよぉ!?」
切れ味鋭い戸田のブレードは、浦和が盾にする木々を残らず一刀両断していく。
それでも、浦和は冷静だった。
「……私の武器は弓矢だけじゃない」
浦和はバックステップを繰り返してどうにか距離をとると、背中に装備していた薙刀を手に取って、前面に構えた。
「そんな貧弱な薙刀で、ウチの鍛えられた筋肉から繰り出されるブレードを防げると思ってんのぉ!? 一度、ボートに乗ってみればぁ!? 水面切るのに、どれだけ筋肉使うか分かるからさぁ!?」
確かに、戸田の腕や腹筋、背筋は鍛え抜かれていることを証明していた。それに比べて、浦和は文科系そのものの細くて華奢な姿だ。
でも――。
「……サイタマスーパーバトルに筋力は関係ない。必要なのは、想像力。そして、サイタマスーパーバトルと郷土を愛する力。……私は、家族の思い出が詰まったサイタマスーパーバトルで絶対に負けない……!」
浦和は薙刀を構えると、戸田の二刀流ブレードと互角に渡り合い始めた。そう。サイタマスーパーバトルは腕力じゃない。想いの強さこそが、バトラーの力だ。
一方で、雛子ちゃんは川口に追い詰められていた。
「俺は相手がちっちゃい女でも手加減しねぇぜぇ!?」
無軌道に暴れ回る鉄球。雛子ちゃんは、逃げ回るので精一杯だ。
直撃はされないものの、かすったり、転んだりして、雛子ちゃんの衣装はボロボロになっていた。
かなり息が上がっていて、そろそろ限界に近そうだ。俺としては、雛子ちゃんにひたすら逃げるように言うことしかできなかった。
そして、頼みの大宮は、倒れた自販機に埋もれたまま気絶している。
……くそっ! 俺の作戦が失敗だったというのか? こちらからは積極的に動かず、相手が攻めてきたのを囲むなんていう消極的な考えが、このピンチを招いたのか!? このままじゃ朝霞も合流してくる。そうなると、完全に終わりだ。
『くっ……! 大宮っ! 頼むっ! 起きてくれっ! 起き上がって、雛子ちゃんと浦和を助けてくれっ!』
あと少しで気絶時間が五分になり、大宮は強制退場になる。勝つためには、絶対に大宮の力が必要だ。
『大宮っ! 目覚めてくれっ!』
叫ぶことしかできない自分の情けなさを感じつつも、声を張り上げ続ける。
……しかし、大宮は目覚めてはくれなかった。思った以上に、川口の鉄球は強烈だった。そのことに無警戒すぎた俺は、本当に作戦立案者失格だ。
「はははっ! そろそろ終わりにするぜぇっ! あっけなかったなぁ、サイタマ県央っ!なにが優勝候補だっ! これからはサイタマじゃなくて、カワグチの時代だぜぇっ!」
川口は鉄球を休むことなくブン回しながら、雛子ちゃんに近づいていく。木々は軒並み折られた。もう、周りには遮蔽物はない。逃げ場は、ない。
俺の作戦ミスで、みんながやられる――。それは、耐えがたい心痛だった。俺は、バトルどころか、戦術もダメだった。……本当に、俺はどうしようもないダメ人間だ。
「これで終わりだぁああああああああああああああっ!」
川口の鉄球が、雛子ちゃんに向かって放たれる。
ごめん……。俺がもうちょっとマシな作戦を立てていれば、こんなことにはならなかった。すべて、俺の――責任だ。
「……やらせない」
絶望的な気持ちになっていた、俺の耳に浦和の声が響いた。
戸田と渡り合っていた浦和が、一瞬の隙をついて戸田をかわして出し抜く。そして、雛子ちゃんに向かって伸びていく鉄球のチェーン部分を、どうにか薙刀の先で跳ね上げた。それによって、鉄球の軌道がわずかに逸れる。
万事休したと思ったが、浦和は、諦めてなどいなかった。鉄球は、雛子ちゃんの頭部のすぐ上を通過して、空振る。
「ぐっ、邪魔すんじゃねぇぞ!?」
「逃げんなっ! あんたの相手はウチなんだよぉ!」
雛子ちゃんを救った浦和は、向きを変えて川口に攻めかかろうとする。しかし、横から戸田が駆けつけてブレードを振るってきて、阻止される。さらには――、
「おらぁああああああっ!」
川口が伸びきった鉄球を引き寄せて、浦和に襲いかからせた。
二方向からの攻撃。さすがの浦和でも、これは……!
「っ!」
浦和は手に持っていた薙刀を戸田の目の前に放り投げるように浮かせたかと思うと、猛然と踏み込んで姿勢を低くしながら、戸田の足下を通過した。
「なっ!? くっ!」
目の前に薙刀が現れたことで、そちらに視線が向く。その隙に、浦和は死角になった戸田の足下から身体を低くして駆け抜けていった。
――ドガシャアアアアアアアアアアアアアアアッ!
そして、浦和が一秒前まで立っていた地面に、鉄球が炸裂する。一歩判断を間違えていたら、浦和はKOされていた。
「ちっ、ちょこまか逃げやがって!? 武器もなしにウチに勝てると思って……――!?」
――ズドッ……!
振り返った戸田の身体の中央に、矢が突き刺さった。魔力をこめた矢なのか、競泳水着型のアーマーを貫いていた。
「な……ん、でっ……!?」
信じられないような表情をする戸田。
その視線の先には、地面に倒れ込んだ姿勢のまま、先ほど捨てた弓を取って矢を放った浦和の姿があった。
そうか……。浦和はさっき弓矢を捨てた位置まで頭に入れていたのか。戸田を回避するために薙刀を捨てただけじゃなかったんだ。この攻撃までが、セットだったんだ。
「……ち、くしょぅっ……ぬかったぁぁ……!」
戸田の身体が発光して、雲散霧消していく。
浦和の放った矢は、人体の、これ以上ない急所を貫いていた。
これで、戸田は戦闘不能判定になり、退場だ。
「くっ、澪をやりやがったなぁっ!? 許さねぇぞ、おららぁぁああああ!」
川口は気合もろとも地面にめりこんでいた鉄球を、再び振り上げる。さすがにこの体勢からは浦和はすぐに反撃できない。
「こ、今度は雛子が浦和さんを助ける番ですっ……『雛嵐』っ!」
雛子ちゃんは残った雛人形たちを使って、川口に攻撃をしかける。
「ははははっ! そんなもん、俺の鉄球で粉砕してやるぜぇえええ!」
川口はハンマー投げの選手のように高速で回転し始める。それはさながら、鉄球の独楽。
瞬時に、鉄の竜巻を形成していく。さらには、熱を帯びて赤く染まっていった。
「あっ! み、みんな、引き返してくださいっ……っ!」
雛子ちゃんは雛人形たちの突撃を止めた。それは、賢明な判断だ。
あの鉄球の暴風雨に突っ込んだら、雛人形はひとたまりもない。
「おらああああああああああああああああああああああああああああああっ!」
しかし、次の瞬間――。川口の手から、回転の勢いを利用した鉄球が放たれる。摩擦熱で火がついたかのように、鉄球は発火していた。
目標は――。
『逃げろ、雛子ちゃんっ!』
狙うなら、確実に仕留められる雛子ちゃんだと思った。浦和は、敏捷性が高いから。
果たして、川口の放った鉄球は雛子ちゃんに向かっていった。
浦和が、ダッシュして先ほど捨てた薙刀を手に、先ほどしたように鉄球の軌道を変えようとする。
――だが、間に合わない。
「ぁっ……」
雛子ちゃんは、逃げることも忘れたように大きく目を見開いた。高速で飛来する火の玉鉄球から逃げるという判断を、完全に喪失している。
もう、だめだ。雛子ちゃんは助からない。――そう、思った。思ってしまった。
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