第264話 子どもの成長は早い
「私、こんな夜遅くに外を出歩くの初めてです」
「あ、そうなの?」
「はい、なんだか少しわくわくしますね」
そうかそうか、うん、楽しそうで何よりだね。
って、そうはちょっとならないのが俺の心境。
深夜2時36分、平前日のこんな夜中に、成人してるとはいえ5歳も年下の女の子と一緒に外を歩くとか、誰かに見られたらどうしようってなるよね。
いや、こんな時間に外歩いてるやつ、ほぼいないんだけどさ。
でもまぁそんな俺の気など知る由もなく、隣を歩くゆきむらはなんというか、表情こそいつも通りだけど、言葉通りに少しテンションが上がっているようにも見えた。
「この時間だと、お外あんまり暑くないですね」
「まぁもう夜中だしなぁ」
ゆきむらが言う通り、9月の夜は日中の暑さをわずかに残すばかりで、夜ともなればだいぶ過ごしやすい気温となる。
そんな気温の中、月明かりの下街灯照らされたゆきむらは、その白さが際立ってちょっと神秘的。
……いや、さっきその白さをまざまざと見たからの感想ではないぞ。断じてな!
「てか、頭痛いのはもう平気なのか?」
「あ、言われてみれば……もうだいぶいい気がします」
「ほう。けっこう分解早いんだな」
「そう、なんですかね? たしかにゼロさん……あ、ゼロ様の分も飲もうと意気込んで、いつも以上に飲んだのは覚えてますが」
「いや、ゼロさんでいいから。わざわざ様付けに言い直すなって」
「むぅ……そう、ですか」
そんな少しご機嫌な様子のゆきむらに、俺が改めて様付けをやめるよう言うと、今度は少しだけしゅんとした表情に変化。
ええい、やめなさい。なんか罪悪感が募るから!
っていうか、やっぱいつもより少し表情の変化多いよな?
これ、まだお酒残ってるんじゃないのか……?
「そういえば」
「ん?」
だが、しゅんとしてたのかと思えば、まだすぐに表情が戻ったので、どうやらそこまで気にしていたわけではなさそう。
いや、そんな大きく表情変わってるわけじゃないけどね?
ある程度ゆきむら慣れしてきたから、分かる程度だからね?
っと、これは今はどうでもいいか。そういえばって、なんだろ?
これまでの経験からゆきむらの質問の切れ味にちょっとビビって、俺は思わず身構えるが。
「ゼロさんはお着換えとか、だいさんのお家にあるんですか?」
「ん? ああ、まぁ一応な。だいがうちに来る方が多いけど、逆パターンもたまにあるからさ。だいの家に置いといてもらってるんだ」
「そうなんですね。じゃあ、だいさんのお洋服もゼロさんのお家に?」
「そらね。最近なんかちょっとずつあいつの私物増えてるから、なんか専用の収納必要かなって思い始めたくらいだよ」
「ほおほお」
なるほど、俺が着てる服がオフ会中と違うから気になったのね。
でもま、このくらいの質問なら余裕だな。
うん、身構えるほどでもなかった。
「本当に仲良しなんですね」
「……そう面と向かって聞かれると、さすがに答えるの恥ずかしいんだけど……」
いや、うん、やはり前言撤回。
今のは質問っていうか、感想だけど、うん、純真無垢というか、素直にそう言われるとね、さすがにやはり、ちょっと答えづらいね……!
でもまだ、このくらいなら許容範囲……!
「でも、私がぐったりしてる時の会話、仲良さそうでしたよ?」
「あ」
ぐは!
そ、そうだった! 聞かれてたんだった!!
く……こうなってはもう開き直るしかないか……!
「そりゃ……まぁ、うん、仲は良いと思うけど……」
「ですよね」
「うん」
「ということは……」
さすがにちょっと自分で仲が良いと言うのは気恥ずかしかったので、俺が目を逸らしながら答えるも、ゆきむらは俺の言葉を受け、さらに何か続けようとする。
でも、珍しく少しその発言に、躊躇いが見えたと思ったら――
「もし私がいなかったら、その、えっちなこともされていたのかもしれないんですか?」
「……はい?」
……ん?
聞き間違えかな?
今この子、なんていった?
えっち? ああ、Hね、水素の元素記号だよね。
いやいや、さすがに吸うのは酸素ですよ?
って……いやいやいやいや!?
「あ、違いましたか?」
「え、あの、ゆきむらさん?」
「恋人同士は、その、そういうことをされるのだと思っていたのですが……違いましたか?」
おいおいおいおいおい!?
どうした? え、どうした!?
清純、純粋、穢れ無き無垢、そんなイメージのゆきむらから、夜の話だと……!?
え、君そんな知識をどこで……!?
「先月、私のお友達に彼氏が出来ましたので、色々とお話を聞いたのですが……ゼロさんたちはそういうことはされないんですか?」
「え、あ、ううんと……」
おいおい、エスパー!? 聞いてないのに知識の出どころ教えてくれるの!?
いや、うーん……でもさすがにだいのことも知ってる相手に、「おう! たぶんゆきむらいなかったらしてたぜ!」なんて言えないよね……!
「想像にお任せします……」
「想像、ですか? ふむ。沙良ちゃん、あ、私のお友達なんですけれど、そういう行為はすごく幸せと言ってましたけど、それは合ってますか?」
「え、あー……まぁ、うん。それは、合ってる、かな」
「なるほど。やはりゼロさんとだいさんもえっちなことはされてるんですね」
「あ」
ま、まさかの誘導尋問!?
あ、あのゆきむらが……何だと!?
嵌められた!?
ハメてたと思ったら、嵌められただと!?
って、あ、いえ、何でもないです!
し、しかしやばい、この会話はやばい。
いまだかつてないくらい、やばいって……!
「そういうことをするのは、やはり恋人同士、だからですか?」
「え、あー、うん。普通は、そうだと思うよ……?」
だが、俺のテンパりや混乱、逃げ出したい気持ちなどおかまいなしにゆきむらの質問は続く。
くそう、徒歩10分くらいのコンビニがこんなに遠く思うのは、初めてだぞ……!?
「でもゼロさんは、その……さきほどのお話の中で出てきた松田さんという方と、付き合ってないのにそういうことされたんですよね?」
「え」
お、覚えてたというか、理解してたの!?
え、あの時よく分かりませんみたいな顔してたけど、実は理解していたと!?
何この子!? 思春期急成長!?
「どうしてですか?」
「え……」
「どうしてされたんでしょうか?」
そう言ってゆきむらは俺の前に回り込んで立ち止まり、じっと俺の目を見つめてくる。
さすがに正面に回り込まれ、俺ももう目を逸らすことはできない。
いやいや早く行きたいんだけど、とか、俺今めっちゃテンパってるんだけど、とか、そんな思いとは裏腹に、街灯の明かりが照らすゆきむらの顔には、純粋な疑問の色が浮かんでいる。
その表情に、ふっと俺の中にも新たな感覚が沸き上がる。
この会話も、きっと彼女の知的好奇心を満たすための質問、なのだろう。
俺に尋ねてくる質問の恋愛知識レベルが思春期くらいまで上がったとはいえ、やはりゆきむらの無垢な眼差しは変わらない。
そんなゆきむらの視線を受け、俺はなぜかわからないけど、スッと焦っていた気持ちとか、困惑した感情が、少し落ち着いたような、そんな感覚になったのだ。
ほんと、何でそんな風になったか、自分でもわかんないんだけどね。
「あー……傷の舐め合い、かな。……いや、松田さんがどう思ってたかは知らないけどさ」
「むむ?」
「俺は失恋の傷があったから。松田さんは……たぶん一度フった相手にフラれた形になって、自分のプライドが傷ついてたから。そんな
「歪な関係、ですか」
だから、俺は自分の感覚に従うままにゆきむらの質問に答えた。
こんなこと誰かに話したこともないのに、なぜか今なら言える気がしたから。
こんなクズな話聞いて、いっそ幻滅されたい、そんな気持ちも、あったかもしれないな。
「もちろんお互いそれを口にしたわけじゃない。でも、お互い肌を重ねながら、俺たちはそれを理解し合ったんだと思う。だから俺は、松田さんとはそれ以上何もなかったんだ」
「ふむ……」
「オフ会の時も言ったけどさ、後悔はすごかったよ。ああ、俺クズだなーとか、汚れてんなーって。自業自得なのに、失恋のダメージに追い打ちをかけられる結果になったからね」
「クズ、ですか」
「うん。だからこそって言うのも虫のいい話だけどさ、もうあんな自分にはなりたくないっても、ほんとに思った。亜衣菜と別れた後も、それだけはしないって思ったのは覚えてる。まぁ、あの時は亜衣菜に未練があったのもあるんだろうけどさ」
「そう、なんですか……」
こんな話、ゆきむらはどんな気持ちで聞いてんだろうなぁ……。
「うん。だからさ、LAはその時のいい逃げ場だったんだよ」
「そういう理由でのめり込まれたんですね」
「うん、それはほんと否めない。でもさ、失恋の穴埋めを場当たり的に身近な女性で埋めようとしたくなかったのに、結果的にそこでだいと出会ったんだから、笑える話だよな」
それでも俺の言葉は止まらない。
闇夜の静寂が支配する深夜の路上で、立ち止まって向き合ったまま、俺は吐き出すように自分の心の内に現れた言葉を伝えていた。
「あ、でも一応言い訳するなら、オフ会で会うまでずっとだいのこと男だと思ってたのはほんとだぞ?」
と、ここで久々に苦笑いというかね、俺はちょっとだけ、だいと出会った日のことを思い出したりもしたおかげで、ようやく淡々と自嘲気味に語り続けてた自分の表情を、柔らかくすることができた。
それにどれだけ意味があるかは分からないけどね。
「私も、お話を聞くまで気づきませんでしたよ?」
でも、その俺の変化にゆきむらも探求心一色だった表情が、少しだけ「そういえば」みたいなちょっとハッとした表情に変化。
「あ、そういうゆきむらはそうだったか」
「はい」
「うん、ってことはさ、つまり、亜衣菜と別れた後の弱った俺が、カナと別れた後のクズみたいにならずに済んだのは、だいのおかげなんだ。だから俺は、あいつにすごい感謝してるんだ」
「なるほど……」
「って、なんか最初の質問からだいぶ話ずれちゃったな。ほら、立ち話もなんだしさ、行こうぜ?」
「あ、はい」
そして俺は立ち止まってしまった足を再び動かすようにゆきむらへ促し、ゆきむらの少し前に出て歩き始めた。
さすがに俺が歩けばね、ゆきむらもついてくるだろう。
少し先には深夜にも関わらず変わらず営業してくれている、青い看板も見えてきたし、とりあえず目的地までさっさと行くとしよう。
寝てるとは思うけどさ、やっぱり早くだいのところに戻りたいし。
そう思ったのだが――
「え?」
「もし、ですよ」
再び進みだした俺の足を止めるように、俺の左手が掴まれる。
その感触はちょっとだけひんやりとしていて、少しだけ心地良い、気がした。
「松田さんが本当はゼロさんのことが好きなままで、でもゼロさんから気持ちが伝わってこなかったから、それ以上進めずに諦めてしまったのだとしたら、どうしますか?」
「へ?」
でも、俺の足を止めた相手の言葉に、俺の思考も止められる。
何を言ってるんだこいつは? 俺に出来たのは、そんな理解不能っていう表情だけ、だったと思う。
だが。
「どうしますか?」
念を押すように同じ言葉を繰り返すゆきむらの表情は、さっきまでの好奇心や疑問からくる表情とは少し違っていた。
何か思いつめるような、そんな真剣な眼差しからは、ゆきむらの意図が読み取れない。
でも。
「どうしますかって……どうもしなかったよ。俺の気持ちは松田さんに向いてたわけじゃないし――」
「抱くだけ抱いて、終わりということですか?」
松田さんとの先は、考えられなかった事実は変わらない。
俺がその記憶を伝えるも、俺の言葉を途中で遮るようにゆきむらの言葉が続く。
その言葉は、ゆきむらから繰り出される言葉とは思えなかった。
「なっ……そ、そんな言葉どこで――」
「はぐらさないでください。私だって、色々勉強しているので」
「え、あ……うん、ごめん……。でも、そうだね。最低だったのは自覚してるけど、松田さんとは終わり、だったよ」
自分で言って、自己嫌悪が走る。
でも、それは俺の変えられない過去なのも事実。
突きつけられたゆきむらの言葉に、俺は目を合わせながら答えることが出来ず、視線を落としながらそう答えた。
こんな話聞かされて、うん、これはもうゆきむらは俺に対して幻滅確定だな。
「なるほど……」
だが、俺の耳に入った言葉には軽蔑や思いつめる感情などは感じられなかった。
むしろ今まで通りの、疑問に答えてもらった時のような、平常時のゆきむらの声に思えて。
「やはりそういう行為は、好き同士じゃないとダメなんですね」
「え? あ、う、うん。普通は、そうじゃないかな」
何がどうなって納得に至ったのかは分からないが、いつも通りのゆきむらの感じに戻ったので、俺は顔を上げゆきむらの顔を見つつ、返事を返す。
そして改めて確認したゆきむらの表情は、いつも通りというか、平然としたいつものぽーっとした表情だった。
「でも、そういうことをするお店もあるわけじゃないですか」
「はい?」
「そこに恋愛感情はありませんよね?」
「え、あー……あれはビジネスだし、疑似恋愛みたいなもんなんじゃないかな。お金を仲介して一時的にそういう感情を持ったフリをして、行為をする、みたいな」
「ゼロさんは行ったことはあるんですか?」
「いや、ないない! 俺はないよ!?」
え、何の話!?
何で急に風俗の話なってんのこの子……!?
「知らない子とそういうことするのは、うん、俺は抵抗があるからさ」
でもね、行ったことがあるかどうかなんて聞かれるのは、俺の名誉にも関わるので。
もう今さら名誉もくそもないんだけど、俺の小さなプライドにかけて、俺はゆきむらにそういうのは行ったことがないし、行く気もないことを主張する。
「じゃあ、知った子ならいいんですか?」
「はい?」
「私がゼロさんにお金を払えば、してくれますか?」
「いや、何言ってんの!?」
ああもう、意味わかんないですけど!?
ゆきむらが俺にお金払って、行為する?
いやいや、意味わかんないだろそれ!
マジでどういう思考回路でその発言に至ったんだよおい!
俺の手を掴んだままわけのわからないこと言ってくるゆきむらに、俺はちょっと焦りというか、怒ったような表情を見せたと思う。
「むむ、ダメですか」
「いや、ダメに決まってんだろ! ええと、俺はそういうビジネスはしません。なので、しません」
「じゃあ私がよく知らない人とそういうことをすることになったら、どう思われますか?」
「は? よく知らない人って、ゆきむらも知らない人ってこと?」
「あ、さすがにそれは私も嫌なので、ゼロさんは知らない人、という仮定でお願いします」
「そうだとするなら、その人のことをゆきむらが好きだと思ってるなら、それはゆきむらの自由だと思うけど」
「ゼロさんは嫌ではないですか?」
「へ?」
ゆきむらが、俺の知らない誰かと行為をするのが、嫌かどうか?
いや、別にそれは……ゆきむらが好きな人なら、別に構わない……と思うけど……。
そう頭の中では割り切ってるはずなのに。
なぜかちょっと浮かぶ抵抗感。
いや、俺にゆきむらの気持ちに応えることはできないんだからね、早いとこ誰か他に好きな人を見つけて、幸せになって欲しいとは本心で思ってる。
この純粋で無垢な、汚れのない子が、傷ついて欲しくないのも本音。
なんだろうこれ、「嫌ではないですか?」そう問われた質問に、ちょっとした親心というか、兄心というか、そんな心配が浮かんだのも、事実だった。
「少し訂正。そういうことするなら、ゆきむらが好きだけじゃなくて、相手もゆきむらのことが好きで、ちゃんとした恋人同士って関係であってほしいかな」
「ふむ……」
ゆきむらの質問を受け、俺が色々考えた末出てきた言葉に、ゆきむらはもう片方の空いた手を口元に当てて少し考える仕草を見せた。
いや、つーか俺もう止まってんだから手は放せよって思うんだけどね。
「やっぱりゼロさんは優しいですね」
「へ?」
「私のこと、ちゃんと心配してくれたんですね」
「え、そりゃ、まぁ、うん。知り合った以上ね、仲間には幸せになって欲しいとは思うだろ?」
「仲間、ですか」
「うん、仲間」
「じゃあやっぱり、何とか私のことを好きになってもらうしかありませんね」
「はい?」
「仲間という感覚から、ゼロさんの好きな人という感覚になってもらわないと、どうにもならなそうですし」
「えーと……うん?」
「すみません、立ち止まらせてしまって。行きましょう、もう夜も遅いですし」
「え? あ、はい」
え、結局これは……振り出し?
幻滅も何もなく、変わらず争奪戦とやらを続けますという、意思表示?
待て待て、なぜその結論に至った?
ちょっと状況把握が上手くいかない頭だけど、先ほどから掴まれたままだった手を引かれたせいで、俺は足を動かすしかなく。
俺とだいの会話も聞かれ、俺のクズみたいな過去も聞いたというのに、結局ゆきむらは、ゆきむらのまま。
ほんともう、この子をどうすればいいのだろうか?
……諦めさせる方法として、明確なのは一つ浮かんではいるんだけど、それを実行するのは、俺の一存だけじゃないし、何と言うかまだ早いと思うから、まだ保留なんだけど。
……はあ。
何とも言えない虚無感というか、脱力感を覚えながら、とりあえず俺がゆきむらの手を離そうとするも、力を込めて離すまいとしてくるゆきむらと小競り合いをしつつ、俺たちは目的地であるコンビニへ行き、必要なものを買って、深夜3時過ぎ頃、ようやく来た道を戻るのだった。
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以下
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ぼちぼち11章の次のオフ会編に進んでいく予定です。
(宣伝)
本作スピンオフシリーズである『オフ会から始まるワンダフルデイズ~Side Stories~』。3作目となる〈Yuuki〉が掲載されております。
こちらも近々始動予定。
本編の回顧によろしければ~。
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