第10章 続き
第258話 ままならない心
楽しくなるはずの日が、最悪の日になって。
俺はその日の夜、自室にこもって頭を抱えていた。
机の上には結局捨てるに捨てれなかった松田さんがくれた箱。
その箱を開ける気にもなれず、悶々と頭を抱えたまま、迎えたまもなく日付も変わる5分前。
prrrr.prrrr.
枕元に置いた携帯が、俺を考え事から引き戻した。
こんな時間に、誰だろう?
着信の名を確認すると。
愛しのカナちゃん、という文字が。
そう、これはカナが俺の携帯をいじって登録した名前なんだけど、その文字を見た瞬間、俺の心音が跳ね上がった。
「もしもし!?」
その電話を慌てて取る。
『今平気?』
聞こえた声は、たしかにカナの声。
でも、いつものような元気はない。
「うん、大丈夫だよ。どうしたの?」
だからといってね、カナに元気がなくとも、俺までそれに合わせてはいけない。
そう思った俺は努めて優しい声を出すように意識した。
『今、出てこれる?』
「え?」
だが、俺の声を聞いてカナの様子が変わる気配はなし。
でも、それどころじゃなく、俺は言われた言葉の意味が分からず、思わず聞き返してしまった。
『今、リンの家の前』
「えっ?」
『待ってる』
それだけ言われて、切られた電話。
俺の家の前にいる?
あ、こんな時間に?
なかなか脳が追いつかないけど、とにかく今は言われた言葉を信じるしかない。
俺は慌てて家着のジャージの上にコートだけ羽織って、すでに寝ているであろう家族を起こさないように、そっと、それでいて急ぎながら玄関へと向かった。
そしてキィッと、ドアを開けると。
「遅くにごめん」
「ううん、どうしたの?」
そこには、今日別れた時の制服姿にコートを着ている格好のまま、下を向いたまま立ち尽くすカナの姿が。
「せめてこれだけ渡したくて」
「え?」
その痛ましい様子に心が痛んだけど、ゴソゴソと鞄から何かを取り出したカナが、俺に可愛いらしくラッピングされた、ピンク色の箱を渡してきた。
そしてそれを受け取ってきた時に触れたカナの手は震えていて、信じられないくらい冷たかった。
「馬鹿!」
その震えと手の冷たさに、ここまでの時間の使い方を察した俺は、箱を受け取ったまま、その腕で彼女を抱きしめた。
それと同時に押し寄せてくる後悔。
なぜ追いかけなかったのか。
彼女が突き放したとしても、追いかけるべきだったのだ、と。
それが彼氏として、俺の取るべき行動だったのに。
彼女と触れる部分全てから伝わる冷たさが、俺に罪の意識を与えてくる。
その意識に耐えながら、俺はただただずっと、彼女を抱きしめていた。
「リン、あったかいね」
「違う、俺は冷たいやつだよ……!」
「……なんで?」
「大好きな人を、大切な人を、こんなになるまで放っておいたんだから……!」
「……放っといてって言ったのは、わたしだよ?」
「違う、俺は追いかけなきゃいけなかったんだっ! 俺は、俺は……っ!」
もう言葉にもならない。
それでも、俺は心のうちから出るままに、自分の後悔を吐き出した。
「……リンは優しいね」
そして俺に抱きしめられていたカナが、そっと俺に腕を回してくる。
その力は、とてもとても弱々しかった。
「優しすぎるよ……」
「そんなこと……ないよ……っ」
「ううん、こんなわたしのために、たくさんたくさん尽くしてくれてる。優しすぎて、怖いくらい」
「……怖い?」
「うん。いなくなっちゃうのが、怖い」
「いなくなんてならない!」
いつも強気で、悪戯っぽい笑みを浮かべて笑うカナのこんな姿は、初めてだった。
そんな彼女を安心させるために、俺は抱きしめる腕に力を込める。
少しでも彼女の不安がなくなればいい、俺がここにいる、それを伝えるために、ギュッと彼女を抱きしめた。
きっともう日付は変わったのだろう。
住宅街の深夜は静寂に包まれ、2つの嗚咽が静かに響く。
でも、今はただ彼女を抱きしめていたい。
その想いのまま、俺たちはしばらく抱きしめ合いながら、お互いの温もりを求めるように、時を過ごすのだった。
「ごめんね、こんな遅くに送ってもらって」
「ううん。俺、彼氏だから」
「……うん、そうだよね。リンはわたしの彼氏だもんね」
「うん。ずっといるから、安心して」
「……ん」
時計をしてないから今が何時かもわからないが、お互いが泣き止んだあと、さすがに帰らないとということで、俺は深夜の住宅街をカナとともに歩いて、彼女の家の前までやってきた。
家着にコートを羽織っただけで、それはもう寒かったのだけれど、カナはこの寒さの中ずっと外にいたのだ。それを思えば、この程度、なんでもない。
「じゃあ、早くあったまるんだよ?」
「うん、ごめんね」
「ごめんじゃなくて、ありがとうがいいな」
「あ……うん、ごめん、ありがとう」
「ん、じゃあまたね」
「ありがとう」と「ごめんなさい」は俺たちが大切にしてきた言葉だけど、どうやら今のカナは「ごめんなさい」優勢のようで。
この状態をなんとかしてあげたい、このままずっといたい、そう思うけれど、明日も平日、学校だ。
残念ながら帰るしかないのが惜しまれる。
「ねぇリン」
「なに?」
名残惜しさを感じながら俺が帰宅しようと思ったところ、不意にカナの呼び止める声がした。
その声は、先ほどまでの弱り切った声でも、普段のカナの声とも、どちらともつかないそんな声。
「あ……ううん、何でもない。気を付けて帰ってね」
「ん、もちろん。じゃあね」
「うん、バイバイ」
彼女が何を言おうとしたのか、結局分からなかったけれど。
この時、ちゃんと向き合っていたら、何かが変わったのだろうか、それも今となってはもう分からないけれど。
今思えば、この時カナは何か言おうとしていた。
でも、俺はあの時それを確認することなく、早く彼女が暖かい場所に行くことを優先し、言おうとしたことは今度聞けばいいか、そのくらいの気持ちで帰宅したのだった。
あの何とも苦い思い出となったバレンタインを過ぎ、それからの俺たちは……なんというかそれまで通りの、普通に仲のいいカップルを続けていた。
バレンタインを終えて迎えた週末なんかは何もなかったかのように、相変わらずカナの家でのんびりとしたお家デートもしていたし、学校では何かさらなる動きがあるとかと予想していた松田さんも、バレンタインチョコの受け取りを断ったのには意味があったか、特に動きなし。
ほんと、あの日は何嘘か幻だったのだろうか、そう思うほどに、何も変わらない穏やかな日々が続いていた。
そんな日が続いたからこそ、俺はあのバレンタインの夜、カナが何か言おうとしていた、そんなことも忘れてしまっていたんだと思う。
そして迎えた高校3年生、何の因果かまたしても松田さんとは同じクラス。とはいえ、彼女もさすがにもう諦めたのか、今まで通り軽く話しかけられることはあったが、カナの話題に触れられることもなし。
俺も雪解けにより部活の練習が再開したし、彼女とバスでばったり、なんてことがなくなってたのもあるんだろうな。
そして雪が解けたということは、またカナが迎えに来てくれる日々がやってきた、ということでもある。
去年の夏休み明けのような、安定した日々が戻ってきた。
部活やって、カナと帰って遊んだり勉強したりして、そして来春には共に東京の大学へ。
そんな思いを描いていたのは、俺だけだったのだろうか。
俺はただただ、その時の幸せを感じながら春を過ごし、そして運命の、夏を迎えた。
「あれ、倫、今日も彼女はいねの?」
「ん? 友達と遊ぶって昨日言われてっからさ」
「ほうほう、最近それ増えたなー。なんだ? そろそろ飽きられたかー?」
「おい、縁起でもねぇこというなよ」
「はは、じゃあ今日は倫も一緒に自主練いくかっ」
「自主練? もう暗くてボールみえねーぞ?」
「学校じゃやんねーよ! 最後の大会も今週末だし、久々にみんなで
「おいおい、まだバット振るのかよ、元気だな……」
「んだよ、へばってんのかー?」
「いや、そういうわけじゃないけど」
「倫はうちの切込み隊長なんだから、頼むぜ?」
「はいはい、分かりました行きますよ」
迎えた7月の初め、我が軟式野球部は週末に県大会を控え、最近は今までよりも少し長めに練習に取り組むことが増えていた。
それもあったからか、中間テスト明けくらいからは週に1,2回ほどカナが迎えに来ない日も増えていた。
もちろん来てもらって待たせてる立場だから、そこに何か言うことはない。
まぁ、寂しいったら寂しいんだけど、カナにはカナの友達もいるんだし、そこに割り込むのはね、筋違いだろう。元々カナは社交的で友達も多いんだからね。
会う日は変わらず仲良くやれてたし。
そういうわけで、その日はだらだらと着替える部活の仲間たちと同じペースで着替え、同学年の部活仲間数人たちに誘われるまま、学校から1番近いバッティングセンターへと自転車を走らせるのだった。
あー、そういやここにカナ以外と来るの久々だなぁ。
やってきたバッティングセンターは俺の通う学校と俺んちの中間くらいの位置にあるところで、俺とカナが時々デートでも訪れるところだった。
高校ではもうやめたとはいえ、中学時代ソフトボールをやってたカナは時々運動したい、バット振りたい、と言ってちょいちょいバッティングセンターに来たがったし、俺もバッティングセンターならカッコ悪いところ見せなくて済むから、お互いにwin-winのデートスポットでもあったのだ。
「っしゃ、今日こそホームラン打つか!」
「はいはい、がんばってー」
到着して、それぞれ回数券をそれぞれ購入し、仲間たちからの冷やかしを受けつつ、先陣を切ってキャプテンを務める奴がバッターボックスに入って行く。
そいつは一応うちの4番バッターだったから、まぁホームラン狙うのはいいかなって思うけど、バッティングセンターのホームランの的って、よほどいい弾道で当てないと、たぶんただのフライアウトの打球だと思うんだよね。
なので俺が意図的にあれを狙うことはない。
カナには、狙ってよーって言われてたまに狙うことはあったけどね。
当てたことないけど。
「おい、反対側の子、女の子なのにすげーな」
「どれどれ?」
そして俺がキャプテンの打席を見ていると、他に来ていた仲間たちが、俺たちと反対側の方でバッティングをしている子がいるのに気付いた。
俺たちが入ったのは入口から見て一番左手側の、110km~130kmの球速を選べる打席で、反対側は80~100kmが選べる打席なんだけど、右打席に入ってバットを構える女の子は、おそらく100kmの球速を選んでいるように見えた。
肩くらいまでの髪を後ろで結んだ姿はしっかりしたフォームを成し、2球に1球は鋭いライナー性の打球を打っている。経験者なのは間違いない。
そしてその子が入っているボックスのすぐそばには、制服姿のガタイのいい短髪の男が立ってたから、きっと俺とカナみたいにバッティングセンターデートに来ているカップルなのだろう。
そう思ったんだけど。
「ん?」
右肩後方に構えたグリップの位置、少しだけ落とした膝、すり足の踏み込み、トップの位置からそのまま振り下ろすスイング。
どう見てもソフトボールの打ち方のそのバッティングフォームは、なんだか見覚えがある気がした。
「ん? 倫どうした?」
「なんだ? カナちゃんのことでも思い出したのかー?」
怪訝そうにその子を見つめる俺に、仲間たちが気づきそんな風に茶化すけど。
正直その声に反応なんか出来なかった。
気づいてしまった瞬間から、心臓の音がうるさいくらいに聞こえだす。
だが、それでも視線は外せない。
ああくそ、見なきゃよかった、来なきゃよかった。
そんな思いが、脳の中をぐるぐるとし始める。
「倫?」
「おいおい、どうした? え、まさか?」
近くではキャプテンの奴がバッティングをしていて、その打球音が聞こえるはずなのに、そんな音耳には入らない。
仲間たちの声も、今はどうでもいい。
そしてキャプテンより先に打ち始めてたその子の打席が、終了する。
バットを置いて、振り返り。
「え?」
「おいおい……」
打席から出てきたその子を見て、仲間たちが言葉をなくすのが、分かった。
楽しそうな笑顔を浮かべて打席から出てきた子を、見間違えるはずはない。
それはどう見ても、
最近はめっきりしなくなっていたギャルっぽいメイクで、楽しそうな顔を浮かべるカナは、自分の打席を見ていてくれた男と楽しそうに話している。
そして回数券を男に渡し、今度は男の方がカナと入れ替わるように打席へ向かう。
その男を見守るように、カナは打席の近くにあるベンチに腰を下ろしていた。
「お、おい、倫……」
「み、見間違いだよな?」
「……いや」
まさか自主練に誘ったら、そこが修羅場になるなんてこいつらも思っていなかっただろう。
もちろん俺だって思っていなかった。
いや、というかまだ、信じられなかった、というのが適切な表現だと思う。
きっとあそこにいる女の子はカナと似ているけど、別人。
そんなことを祈るように信じる俺がいたから。
でも。
「くそー、ホームラン打てなかったー! 倫、俺の仇を打ってくれ!」
硬直する俺らの心境など何も知らずに打席を終えたキャプテンが出てきて、それなりに大きな声で俺の名を呼ぶ。
その声に気づいたのか、俺がずっと目線を外せなかった女の子が、こちらに気づき。
俺と目が合った瞬間、なぜかカナは笑っていた。
「あれ、あの子……?」
きっとキャプテンはそんなことを言ったと思うけど、その声に俺が答えることはなく。
「……何してんの?」
感情が爆発しそうになるのを抑え、俺はつかつかとベンチに座るカナの方に近づき、そのそばに立ったまま声をかけた。
「何って、遊んでるんだけど?」
俺の声は、この時どんなものだったのだろうか?
そんな俺に対しても、カナは相変わらず……いや、まるで中学時代の頃のような、いつもふざけてるような、余裕があるような雰囲気で、俺に答えてきた。
「おいカナミ、全然あたんねーわ!」
どうやら初心者なのか、俺とカナのすぐそばの打席ではバットにボールが掠る様子もなくネットにボスボスとボールを当たる音が響く。
「おいおい、ちゃんと狙ってんのかー?」
その男の様子にカナは俺から視線を外して男の方を向いて笑いながら声をかけるけど、その様子が、また俺の感情を逆なでた。
「聞いてないんだけど?」
「へ? いやいや、昨日今日は遊びに行ってくるっつったじゃん?」
「それが、これ?」
「そうだよ?」
そのカナの態度に込み上げた感情を、なんとかギリギリ飲み込んで止める。
ここで感情のままぶつかってはダメだ。
感情のままの言葉は、怒りは相手を傷つける。
ぐっと拳に力を入れ、飛び出そうな感情を押し殺すことに努める俺。
「男と、二人で?」
「見れば分かるでしょ?」
でも、まるで俺を馬鹿にするような目で見上げてくるカナを前に、子どもの頃からやってはいけないと言われ続けてきた言いつけの封印が、ピシッ、ピシッとヒビ割れていくように思えた。
「そいつ、誰?」
「だから友達だって。友達と遊びに行ってくる、って言ったじゃんね?」
積み上げてきた信頼が崩れるのって、こんなにも簡単なんだなって、初めて知った。
まるで悪びれる様子のない姿は、現実とは思えなかった。
「でもなー、まさか野球の練習終えた奴がここ来るとは思わなかったなー」
「え?」
「見つかるとは思わなかったからさー」
そう言うカナの表情は、まるで悪戯が見つかってしまった子どものような、そんな表情。
罪悪感もなにも、そこには感じられなかった。
「……見つかったら、いけないと思ってたの?」
「そりゃそうでしょ。リンの様子見てれば分かるじゃん。……まぁ、見つかっちゃったからそうさせてんだけど」
「最近遊びに行くって言ってたのは、全部そいつ?」
「んー、こいつだけじゃないけど、まぁそこそここいつってことも多かったかな?」
「……他の男とも、二人で遊んだりしてたの?」
「さぁ? どうだろうね?」
目の前にいるのが、自分の彼女とは思えなかった。
さっきのさっきまで、大好きで大切だと思っていた子だとは、思いたくなかった。
だが、まるで俺をあざ笑うかのようにとぼけるカナを前に。
パンッ
「り、倫!?」
乾いた音が、バッティングセンター内に響く。
「ったいなぁ……」
赤くなった左頬を抑えながら、俺に対してうざったそうな視線をこちらに向けてくる女性は、最早俺の知る太田夏波とは別人に思えた。
人に手を上げてはならない。
子どもの頃から耳にタコが出来るくらい言われていた、両親の教え。
拳を上げていいのは誰かを守る時だけ、父さんはそう言ってくれたけど。
今俺は、自分の感情のままに、手をあげてしまった。
罪悪感が込み上げるけど、その行為を謝ることは、できなかった。
「何? 怒ってんの?」
「怒ってないと思うの?」
「ふぅん……。女に手上げる根性あるなんて、思わなかったよ」
「俺だってこんなことする子だと思ってなかった」
そのまま、俺はカナと睨み合う。
「ううぇ!? え、こ、こいつって!?」
そんな状況の中、結局ただただ下手な素振りを繰り返していた男が規定の球数を終え、打席から出てきて、俺とカナが醸し出す異様な雰囲気に驚くも、俺はそいつのことは眼中になどない。
だが。
「サトルさー、あんた今日からわたしの彼氏なってよ」
「へ? え、いや、俺――」
「いいから」
「いや、つか、そいつ――」
「いいから!」
目の前で繰り広げられるまるで別世界のような会話に、俺はただただ拳を握りしめるしかなかった。
有無を言わせないカナの言葉に、男はそれ以上何も言わず黙って頷くと。
「リンとは別れる。今まで悪くなかったよ。ありがとね」
あっさりと、躊躇いもなく。
カナは俺にそう告げた。
もしここで俺が別れたくないと言っていたら。
感情のまま、問い詰めていたら。
繋ぎ止めようとしていたら。
もっと違う振る舞いができていたら。
全てはもう、後の祭り。
自分の心すらままならないのに、カナの心を繋ぎ止めるなんて、この時の俺には出来なかったから。
「バイバイ」
「お、おいっ!?」
サトルと呼ばれた男が慌てる中、去って行くカナを、俺は引き留めることもなく。
当てどころのない感情は、胸に秘めたまま。
釈然としないもやもやを抱えたまま、去って行く二人へ振り返ることもなく、その場にただただ、立ち尽くす。
こうして俺の初めての彼女との交際期間は、終わりを迎えたのだった。
―☆―★―☆―★―☆―★―☆―★―☆―★―☆―★―☆―★―☆―★―☆―★―
以下
―☆―★―☆―★―☆―★―☆―★―☆―★―☆―★―☆―★―☆―★―☆―★―
12月25日に投稿した話とのテンションとの差がやばい。笑
さて、長かった回想となりました!
次話から現代に移り、あと少しのフォロー的な話に続けます。
今年もあと少しですね。
年内もう少し更新していきます!
(宣伝)
本作スピンオフシリーズである『オフ会から始まるワンダフルデイズ~Side Stories~』。3作目となる〈Yuuki〉が再開しております。
本編の回顧によろしければ~。
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