第232話 失敗は明日のため
「おお、衣装だー!」
6限の時間までの全員拘束時間が終了し、放課後まで残る生徒はクラスの7割ほどになった前日準備の夕方、新宿にある某ペンギンの大型量販店や秋葉原まで衣装を買いに行っていた生徒たちが戻ってきて、クラス内に歓声があがった。
いやね、台本決まった段階で早く行っとけよって言ってたんだけど、ほんとギリギリなんだよなこいつら。
とはいえ、市販品の衣装とはいえ、普段絶対着ないような衣装を前に生徒たちはテンションが上がっているようで。
「着てみよ着てみよっ」
「倫ちゃんのはこれだって!」
そんな生徒たちを微笑ましくも思いつつ俺が眺めていると、キャッキャしてる女子たちの中から、市原が俺に衣装を持って来てくれた。
なるほどなるほど、これか。
「魔王っつーか、ヴァンパイアじゃんこれ」
「いや、それくらいしかなかったんですって!」
渡された衣装はテラテラした赤のベストとぺらっぺらな黒のマント等、それに俺がツッコむと、買い出しに行ってくれた男子がそう返す。
もちろん俺も本気で嫌がってるわけじゃないし、生徒たちが色々考えた結果だからね、文句はない。
……ちょっと迫力足りなそうとか、恥ずかしさはあるけどね!
「となると、あとはメイクで迫力出すしかないね!」
「え?」
「あ! メイクなら任せてよ!」
「はい?」
衣装を渡された笑う俺に、女子たちから思ってもなかった言葉がかけられたあと、それに乗っかるように十河が手をあげる。
え、メイクって……え?
マジ?
「菜々花ちゃんメイク得意なの?」
「菜々花のハロウィンメイク、去年すごかったんだよ」
「C組女子で楽しんだもんね~」
「え、去年のC組のメイクって、菜々花ちゃんやったの!? ヤバ!」
「人の顔に絵を描くと思えばねー」
手を挙げた十河に市原が聞き返すや、十河の友達の篠原と別所がそこに加わり、市原の友達たちがさらに反応。
たしかに去年のハロウィンは、派手なメイクやら心臓に悪いメイクやら、C組を中心に久川先生が困るくらい盛り上がってたけど、そうか、あれ十河だったのか……。
去年の写真を見せ合ったりする女子たちの中で十河はどこか自慢げに照れ笑い。
市原とも普通に話してるように見えるし、おそらく和解できたであろうということにも一安心。
でも、俺もメイクされるの……?
「倫ちゃんなら女装メイクの方が映えそうだけどねー」
「あ、わかるー! 二重幅とかさー、
「それ面白いね!」
「待て待て待て!」
そして俺の顔に女子たちの視線が集中し、勝手なことを言い出し始めるので、全力で制止をかける俺。
完全に話違う方に行ってんじゃねえかおい!
「役作りのメイクを認めたとしても、それは認めんぞ!?」
「えー、けちー」
「いや、けちとかじゃねえからな!?」
「まぁ役作りメイクの許可は出たんだし、あたし今日家で考えてくるよっ」
「え……?」
なんとか女装なんて絶対にしたくない方向性を回避するためとはいえ、俺は勢いでメイクの許可をしてしまったことを後悔。
だが、言質は取りましたからね、とでも言いたげな笑みを浮かべて、十河は楽しそうに「家で考えてくる」なんてことを言ってくるではありませんか。
「十河さんよろしくっ」
「私たちも色々考えないとねー」
そしてすっかり打ち解けたのか、ちょっと前まで険悪だったはずの女子たちも、十河に向かって笑ってみせる。
いや、これはきっとただ楽しんでるだけ、だよな……!
「私はどんな倫ちゃんでも大丈夫だよ!」
「いや、何が!?」
そしてトドメとばかりに何故か胸を張ってそう宣言してくる市原。
担任がこんなに大変な目に合っているというのに、救いの手を差し伸べてほしかった男子たちと言えば、離れたところで買い出し班が買ってきたプラスチックのおもちゃの剣を見てテンションをあげている。
いや、俺もそっち行きたいんだけど!
「明日、頑張ろうね!」
「……お前はちゃんとセリフ覚えてこいよ?」
そして何故かいい感じにまとめてやったぜと言わんばかりに、話をまとめていく市原。
そんな市原に、十河をはじめ女子たちも頷く。
っていうかまだ出来てないもの多いし、まだ作業はあるからな?
はぁ、と一度俺はため息をついた後、俺は全員に続きの作業の指示を出し、担任の責任で生徒の在校時間延長しながら、19時過ぎまで明日の準備を進めるのだった。
9月11日、金曜日、放課後。
「いやぁ、ぐだぐだでしたね!」
「いや、笑って言う話かよ?」
文化祭初日の校内発表を終えて、俺たち2年E組は一度全員で教室に集まっていた。
いや、数人はいつの間にか帰ったりしてるみたいで全員はいないんだけど、なんだかんだ35人くらいはいたと思う。
うちのクラスは体育館での午前と午後の舞台発表をするのみなので、教室は基本控室兼物置扱い。
だが控室とはいえ、教室内は準備をしていた時のまま、全部の机と椅子を重ねて教室後方に移動させているから座る場所もないんだよな。
加えて準備の片付けもしていないから散々な汚れようになっているのだが、あまり気にする奴がいるわけではなさそうで、生徒たちはそこかしこに適当に座っているようだ。
そんな教室内で、俺は普段なら教卓がある辺りで委員長の谷本たちと少し話をしていた。
谷本は主役の騎士役ということで安っぽい銀の鎧風な格好をし、普段は下ろしている髪の毛をワックスでツンツンに立たせているのだが、これが意外と似合っていて、普段からワイルド系の髪型にした方がモテるんじゃないかってね、密かに思ったり。
「ほとんどみんなセリフ飛んでましたねー……」
「いや、うん。すまん山中……」
そして俺を挟んで谷本と反対側にいるのが台本を考えた山中。
その表情はちょっと、というかけっこうがっくり来ているようで、自分が考えたシナリオ通りに進んでるのに、進んでる気がしなかった舞台にやはり不満というのは見て取れた。
俺もね、終盤でセリフ1回嚙んじゃったしな……!
いや、言い訳させてもらうなら、殺陣のシーン終わってホッとしたら、右足が痛かったからなんだけど。
まぁこれは言うと余計な心配かけるからな。
明日はちゃんと耐えないと。
「そらの心配してる場合じゃなかったねー」
「私は、けっこう頑張ったと思ってるけど……」
「いや、市原さんセリフはけっこう覚えてたけど、棒読みすごかったよ?」
「え、そんなに!?」
「ほんと、そらは大根役者だったねー」
「何だかんだノーミスなの十河さんだけじゃない?」
そして少し離れたところで女子たちの話し声が聞こえるが、今彼女たちが言っていたこともまた事実だった。
ほんと十河はね、うちのクラスの中で見たら一番演劇に向いてるじゃないかって感じで、セリフも動きもばっちりだった。
おかげですっかり役者組の割と元気めな女子集団、昨日までの言い方をするなら市原派の女子たちと打ち解けたみたいである。
「明日、うち親来るんすよね……。すごいって思わせたいなぁ……」
「あ、俺も両親と兄貴来るんすよ! 台本考えたの俺なんだぜって言っちゃってるし、なんというか、もうちょっと頑張って欲しい、かなぁ……」
と、俺が女子たちの会話に耳を傾けてると、両サイドの男子たちが困り顔でそんなことを言ってくる。
明日は一般公開だし、そりゃ保護者が来る奴だっているよな。
まして自分の息子が主役だの台本考えただの、中心的に活躍するなら、見たいって思うのが保護者の心情だろうし。
となると、今日のままだとまずいな……!
「よし、反省会だ!」
ということで、俺は初日の終了にほっと一息つつ、お互いの失敗を笑い合う生徒たちに声をかけた。
俺の声に、みんなの視線が集まるのを感じる。
「……その顔で普段の倫ちゃんだと、違和感やば」
「十河さんのメイクすごいねー」
だが、声をかけた俺の顔を見て、数人の生徒たちが笑いだす。
「いや、メイクしたって中身が変わるわけじゃねーだろ……」
そんな生徒たちに俺は呆れ顔を浮かべるのだが、今の俺はね、普段とはかなり印象が違うと思う。
目の周りは赤黒いアイシャドウとやらで塗ってあり、顔の左半分にはよくわかんないけど雷のような形で青い線が入っている。他にも色々細かいメイクを十河がしてくれたようだが、正直俺自身も「え、これ俺?」と思うくらいに、なんというか悪魔チックなメイクを施されているのだ。
いや、ハロウィンの傷メイクみたいなえぐいのきたらどうしようとか思ってたんだけど、そこまでじゃなくて安心はしたんだけどさ。
色んな生徒に写真撮られたし、俺も思わず自分で自分を撮ってしまったくらいには、凄い出来だとは思う。
「みんな、魔王様の指示に従うんだー!」
そして俺の指示に悪ノリで乗っかり出す谷本。
その言葉にまたクラス内が和らぐが、いや、そこは真面目にやるとこだからな?
「見てた側からすると、どんな印象だった?」
何となくゆるくなりそうな空気を引き締めるように、俺はなるべく真面目なトーンで役者組ではない生徒に見ていた感想を聞いてみる。
すると。
「なんか、みんなセリフ読んでるなーって感じがしましたねー」
「あ、わかる。思い出しながらしゃべってるから、たどたどしいというか、間が悪いっつーか」
「テンポ悪かったっすね!」
「市原さんが可愛いのが救いでした!」
なるほどなるほど。
たしかにみんな緊張のせいか、流れよりも台本通りにしなきゃ! って感じは強かったもんな。アドリブなんかほとんどなかっただろうし、たぶんアドリブというか、単純にセリフ覚えきれてなくてそれっぽいこと言ったのは、市原くらいかもしれん。
そして最後の意見は……って、まぁ、うん。
なんとなく、なんとなく俺も市原の方を見ると、「可愛い」と言われた市原は照れた様子で「みんな可愛かったよー」なんて言っていた。その姿に、男子が「可愛い」と言いたくなった気持ちはまぁ分かる。
買い出し班が買ってきた姫役の市原のドレスは、白とか水色とか、ウェディングドレス系のかと思いきや、ワインレッドと黒のゴシック調のドレス。その派手じゃないシックな感じのドレスは、普段メイクをほとんどしていない市原と合わさると、正直かなりの可愛さをもたらしていると思う。
やっぱな、素材がすごいからなぁ。何着ても似合うんだろうなぁ。
市原の写真撮ってる奴、アホみたいに多かったもんな。
いや、他の出演してる男子や女子も普段とは違う恰好だったりメイクだったりでね、カッコよかったり可愛かったりするんだけどね。
ちょっとまぁ、改めて別格だなとは思ったね。
聞けば市原にどんなドレスを着て欲しいか論争は数日に及んだとか、そんなことを山中が言ってたっけな。
「でもさー、人前に出ると緊張しちゃうんですけどー」
「だよな! なんか見られてるって思うと、頭真っ白なるっていうか」
「いいとこ見せなきゃって思うと、緊張しちゃうよねー」
「明日知らない人もいっぱい来るんだよね……緊張するなぁ」
と、ここで役者組から観客側になっていた生徒たちへ反論というか、言い訳が出始める。
こいつらの言い分もね、もちろん分かる。
人前に立つってな、最初は緊張するもんな。
そして明日の観客席の前列は一般客エリアになるから、なおさら不安が募る、と。
「菜々花ちゃんは、あんまり緊張してなかったように見えたけど、どうやってたの?」
そして市原が不意に十河へそんなことを尋ねる。
その質問に全員の視線が、騎士の従者として中世の十字軍を意識したコスプレ衣装になっている十河へ集まる。
「え」
自分に視線が集まったのが分かったのか、今ばかりは十河も緊張した面持ちとなるが、その答えは俺も気になったので、俺も生徒たち同様十河に視線を送った。
そして一度俺と目が合うと「うーん……」と何と言うか考え出す十河。
「役に入り込むっていうか、演じるんじゃなくて……。私は従者って思いこむっていうか、そんな感じでやってたけど……」
ほうほう。
感情移入とかそういう感じってことか。
たしかにそれ、きっと演劇の基本なんだろうな……!
よく俳優とか女優も、役が乗り移ったとかテレビで言ったりしてるし、そういう感覚なのだろうか。
「姫を救う、そのために魔王を倒す。考えてたのは単純にそんな感じなんだけど」
「みんな役になり切れてないってことだね!」
「えー、でもなり切るってもさー、平和を乱す魔王とか、ちょっとイメージしづらいんだけど」
「そこはほら、市原さんを攫った悪い奴って思うしかないんじゃね?」
そして十河の言葉を皮切りに、役者組たちから様々な言葉が飛び交いだす。
ほんとはこういうの、練習やリハーサルで気づいて本番を迎えるのが正しいんだろうけど、もう本番は始まっちゃったんだし、今は今日を活かして明日に繋げるしかないからな。
やる気出てるのは、いい感じだな。
「んーでもさー、倫ちゃんが悪い奴って思いづらくない?」
「いや、だって市原さんを攫ってるんだぜ?」
「えーでもなんていうか、攫われた側が、その、ちょっと嬉しそうじゃん……?」
「あー……」
「それは……うん」
と、いい感じになったと思いきや、何故か漂い出す何とも言えない空気。
そして舞台上での市原の表情についてが言及されるや、様々な意見を言い合いだしていた生徒たちの視線が市原に集中。
よもや自分が視線を集めるとは思っていなかったであろう市原は、思い切り焦ったような、困惑の表情を浮かべていた。
「わ、私、嬉しそうにしてた?」
そして当の市原が引きつった表情でクラスメイトたちに疑問を投げかけるや、ほぼ大半の生徒が力強く頷く。
それにより市原が「ええええ!?」と大げさに驚くが、いや、うん。
俺だってそれは考えないようにはしてたけど、思ってた。
余計なこと言うとセリフ飛ぶかなと心配して、言わなかっただけだから。
「だ、だって倫ちゃんが……」
「市原さん! そこをなんとか!」
そして開き直った市原が顔を赤くしつつ、言い訳をしようとしたところで、山中が市原に頭を下げた。
いや、俺がなんだよって俺からすれば言いたいんだが?
「……が、頑張ります」
さすがの市原も頭を下げるクラスメイトの姿に言い訳ができなくなったか、自信なさげに頷いて見せた市原に、十河含めてクラスメイトたちも苦笑い。
どこまで出来るかわかんないけど、ここは本人に頑張ってもらうとしよう。
「じゃあ各自イメトレして、明日の朝もっかい演技の確認するか」
「そっすね! じゃあ俺ちょっと早く来ようかな!」
「え、何時~?」
と、だいたいの反省点が出揃ったところで、生徒たちと明日の登校時間を確認し、明日に備えようということとなり、ぐだぐだの舞台を披露した2Eの文化祭初日は終了となるのだった。
「あー……疲れた」
生徒たちを解散させ、十河にメイクを落としてもらって着替えてから俺は教室を出て職員室に自席についた。
既に時刻は18時過ぎ。担任を持ってない先生なんかは帰宅しているだろうが、戻ってくる時にまだ色々と作業しているクラスも多かったから、まだ生徒を残して活動している先生もいるのだろう。
「おっつかれさまー。倫くん着替えちゃったのかー、ざんねーん」
と、背もたれにぐったりと寄りかかる俺の肩が誰かに揉まれ、さらに背後から声が聞こえた。
俺のこと倫くんって呼ぶなんて、一人しかいないんだけどさ。
「そりゃ着替えるに決まってるでしょ」
「いいじゃん、普段着にすれば」
「それやべーやつじゃないっすか……」
さすが養護教諭、肩もみの具合が気持ちよくて振り返らないまま俺は背後にいる女性、笹戸先生にツッコミをいれるが、さすがにけっこうな疲労感があるためたぶんいつもよりはね、元気ない声だったとは思うね。
「おつかれだねー」
「いやぁ、慣れないことするとねぇ……」
「でも生徒たちから聞いたけど、市原さん鬼かわらしいじゃーん?」
「あー、そっすね。めっちゃ可愛いっすよ」
「あ、なんだ倫くんもちゃんとそう思ってあげてたんだー」
「はっ!?」
しまった!!?
疲労のせいで言われるがまま、思ったままの返しをしてしまったが、ちょっと含み笑いのあるような笹戸先生の声に俺はハッとして振り返る。
そして振り返った先では、それはもういい笑顔を浮かべた笹戸先生の姿が。
「市原さん可愛いもんね~?」
「……生徒はみんな可愛いですから」
言ってしまった自覚があるため言い逃れは出来ないけど、俺は恥ずかしさに穴があったら入りたい、そんな思いです、畜生。
「ま、文化祭は特別な日だしねー。可愛いよくらい言ってあげたらー?」
「冷やかさないでくださいよ……」
とまぁ、俺の方が年齢もキャリアも上なのに、何故か俺が敬語という不思議な会話をしつつ、俺は笹戸先生と疲れた表情で会話をする。
そんな俺に笹戸先生は最初は「あはは」と笑っていたんだけど。
「それはさておきさー」
最初こそ笑っていた笹戸先生の表情が、いつの間にか割と仕事モードに変化。
え、なんだろ?
「倫くん、足平気なの?」
「え?」
「けっこう痛そうに見えるけどー?」
「あー……あはは、分かります?」
「そりゃねー、これでも保健室のお姉さんですからー」
「いや、それ自分で言う――」
「話逸らさないの」
「は、はい」
「どれどれ」
そう言ってしゃがんだ笹戸先生が、俺の右足首を触り、色んな角度にひねり出す。
「っつ」
「ふむ。そこまで腫れてはないけど、やっぱ無理しないほういいんじゃない?」
「いや、ここで俺が抜けたらやばいっしょ」
「ふむー」
「明日はもっと固めるから、大丈夫っすよ」
バレないようにしてたつもりだけど、やっぱ見る人から見ればわかってしまったか。
とはいえね、明日を乗り切れば、とりあえずは大丈夫なわけだし。
「テーピング不安だったら、やったげるからねー?」
「はは、ありがとっす」
そう言って俺が浮かべた笑いに、笹戸先生は少し心配そうな表情を浮かべていた。
普段ふざけてても、やっぱ何だかんだ優しい人ではあるんだよなぁ。これは生徒人気も頷けるな。
でも、明日まで頑張ればいいのだ。
今日もね、ちょっとミスはあったけど、明日はもっと役に集中すれば大丈夫。
きっと明日は生徒たちも今日以上にやる気を見せてくれるだろうし、俺が足を引っ張るわけにはいかないから。
明日は一般公開だし、生徒の保護者たちにもね、お子さんたちのいいところ、見せなきゃだからな。
心配そうな笹戸さんにまた笑ってお礼を言いつつ、俺は明日へと備えるために帰宅するのだった。
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以下
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本作スピンオフシリーズである『オフ会から始まるワンダフルデイズ~Side Stories~』。3作目となる〈Yuuki〉はちょっと途中で停止状態ですが、1,2作目掲載中です。
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