御礼と説明 その2

※本編とは関係のない感想と、これまでの登場人物・設定等のまとめです。見なくても本編には関わりありませんので、飛ばしていただいても問題ありません。



途中、更新が滞ることがあり、お待ちいただいた方にはご迷惑をおかけしました。無事に2章が終了できて、安心しています。


2章はフェーゲ王国側として、レイドで暗躍するエミリとその配下として動くリュラ・ニコラウス視点。

レイド王国側として、勇者候補として成長していくオルラン・シャルマーニュ、原作ヒロインのアンネマリーを取り巻くレイド王国内の動きを描きました。


オマケとして、勇者不在のレイド王国で国を守るべく働くローラン・シャルマーニュ。魔王不在のフェーゲ王国で奔走するシジル・アスダモイの話を少しだけ差し入れました。


引き続き、お楽しみいただければと思います。




以下、設定と登場人物です。

一部、3章のネタバレも含みます。登場人物が多過ぎるため、3章に出てくるのに記載漏れしている人が居そうな気がしています。



魔力:

7色の魔力が基本とされている。

赤=火、火の神アーガンジュエル

青=水、水の神ハーヤエル

橙=土、土の神ネルトゥシエル

緑=風、風の神シナッツエル

黄=癒し、癒しの神アスクィエル

紫=知性と精神、心の神イーシテュエル

藍=氷と影、氷の神フルーリィエル


白=7色全てを合わせた光、光の神バルドゥエル(レイドでは聖女バルドゥナと呼ぶ)

黒=7色全てを合わせた闇、闇の神シャムシアイエル(レイドでは邪神、フェーゲでは加護神という)


その他、それぞれの神の眷属や色に含まれない神も存在する。時の神クィリスィエルなど。



【フェーゲ王国】

加護神シャムシアイエルからの祝福を奉る魔族の国。実力至上主義。ただし、天使一族は例外。

当代魔王ルシファーが眠りについているため、国政はカツカツ。女王エミリが健在のため、国への祝福は辛うじて受け取れていて、作物等は実る。

3カ国のうち最も国土が小さく、国民数も少ない。

魔王ルシファーの復活と、女王陛下エミリの凱旋を望んでいる。



エミリ・シニストラリ

異世界より召喚された女性。元来魔力はないが、加護神シャムシアイエルの加護と祝福を得て、魔王の黒い魔力を身にまとう。

毒々しい色合いの衣装を着こなし、大粒の宝石を身にまとって負けないほどの美貌がある。前宰相ペトロネアに認められたほどの策士。


ルシファー・フェーゲ・シニストラリ

先代魔王の妾の子。魔力は赤だった。

フェーゲ城のどこかで眠りについており、もう少しで目覚めそう……?原作隠しキャラで、攻略対象の一人。


(故)ペトロネア・フェーゲ・ヴルコラク

先代魔王正妃の子。魔力は緑。

1章で暗躍した。前宰相。魔王の呪いが顕著で、自らの計画のために死力を尽くした。稀代の実力者として有名で、武力的な実力ももちろんのこと、策士としても有能だった。


ユリテリアン・フェーゲ・ヴルコラク

魔力は紫。

先代魔王の子。ペトロネアの同母弟。王位継承権はない。エミリに心酔し、彼女の描く未来のために力を尽くす。心優しい青年であり、原作ではヒロインを助けて命を落とす設定がある。本編ではない物語で攻略対象になったことがある。


シジル・アスダモイ

魔力は橙。

現フェーゲ王国宰相。アスダモイ家筆頭。ペトロネアを崇拝する仲間、サタナキア・アイラヴィと婚姻を結び、娘がいる。


ベルトラン・リヴァイア

魔力は青。

近衛隊長で、ペトロネア信者。女王エミリのことも慕っている。原作隠しキャラで、攻略対象の一人。


リュラ・ベリアル

魔力は青。

ベリアル家の分家も分家と本人は語る。ニコラウス商会を率いる商人としてレイド王国に潜伏している。


エリザベート・ベリアル

魔力は緑。

ベリアル家筆頭の女傑で、悪魔派を束ねる才覚を持つ。陰ながら甥のユリテリアンを可愛がっている。


マリアン・ベリアル

魔力は青。

七斗学院で青の魔道学教授をしている。エミリに遊び相手認定されている。


ソフィア・ヘルビム

魔力は黄。

七斗学院、黄の魔道学教授。亡国の王女で、天使一族の数少ない生き残り。ベリアル家に保護されていて、マリアンの恋人と言われている。マッドサイエンティストとして有名。


ラファエル・ヘルビム

魔力は黄。

天使一族の筆頭。数少ない天使の生き残りで、ソフィアの実兄。思わず庇護したくなる天使の魅了を扱う、ちょっと裏のあるお方。ソフィアを大切にしている。


アリエル・ゾーハル

魔力は黄。

数少ない天使の生き残り。ナーガ領に保護されている。亡くなった姉がラファエルの婚約者だった。


リンドラ・ナーガ

魔力は赤。

竜族筆頭の娘。ペトロネアの元護衛。国境領ナーガを預かる父テユドラを支える戦士。天使アリエルの庇護者。


エウロラ・フーリー

魔力は黄。

精霊一族。ペトロネアの元側近で、現宰相秘書官。優秀な文官で、幻術使いでもある。防御用アクセサリーを重ね付けしているために、動くと金属の触れる音がする。


ペリ・シタン

魔力は水色。

魔力は青の一種だが、攻撃魔道や魔法が一切使えない特性を持つ。フェーゲ王国王城で、内宮を維持している。


サラ・イブリスト

魔力は赤。

女王エミリの護衛。原作では、ルシファールートの悪役令嬢。



【レイド王国】

聖女バルドゥナを奉る人間の国。血統主義。

フェーゲと相反する白の祝福を受けているために、魔王が力を持つと光の祝福が弱まる。その度に勇者を派兵し、魔王を討つ伝統がある。

3カ国のうち最も国民が多い。



リリンシラ・ラグエンティ

本名エミリ。魔力は黒、フェーゲの女王陛下本人。

魔王の娘であることを隠しながら過ごす。ラグエンティ伯爵令嬢という設定で、レイド王国に滞在する。原作「七色の聖女」を楽しむために色々と手を回している。純情で、可愛らしい天然少女を演じる。


ユリージス・ラグエンティ

本名ユリテリアン・ヴルコラク。魔力は紫。

先代魔王の子。ペトロネアの同母弟。エミリに心酔し、彼女の描く未来のために力を尽くす。ペトロネアが乗っ取ったラグエンティ伯爵家の当主として、リリンシラを庇護する。


アルブ

本名アルブ・ヤクシー。魔力は藍色。

エミリに付き従いレイド王国に潜伏する。以下略。


リュラ・ニコラウス

本名リュラ・ベリアル。魔力は青。

エミリに付き従いレイド王国に潜伏する。以下略。


アンネマリー

本名アンネマリー・アルティン。魔力は白。

王の庶子。母親は女官だったローズマリー。聖女であり、原作ヒロイン。孤児院で育つ。


クリストファー・アルティン

魔力は黄色。

原作攻略キャラ。お砂糖王子と揶揄されるほど甘い口説き文句をくれる。ゲーム上の攻略は簡単だが、表面のデレ具合と相反するように腹黒い。


オルラン・シャルマーニュ

魔力は紫。

原作攻略キャラ。令嬢たちのお茶会を渡り歩くお色気担当。面白そうという理由からリリンが幼なじみになったため、原作とは少し性格が変わった。


インディル・ジークフリート

魔力は藍。

原作攻略キャラ。陰のある薄幸騎士。婚姻のない令嬢が生んだ子どものため、貴族的に立場が弱い。リリンがヒロインイベントを網羅したために原作とは状況が変わっている。


キシャル・ムーサレード

魔力は橙。

原作攻略キャラ。教師と生徒の禁断の〜枠。気が弱く、常に優秀な姉がいたために社交にコンプレックスがある。


カール

魔力は赤。

原作攻略キャラ。ヒロインと同じ孤児院出身で、苗字はない。攻略するキャラの次に登場回数が多くなるキャラ、幼なじみ枠。


エンリル・モロス

魔力は緑。

原作攻略キャラ。兄キャラで、迷うヒロインと友人たちを導いてくれる。クリストファーの護衛で、ジークフリート家の傍系。


※青の勇者はノイトラール所属。


ローラン・シャルマーニュ

エミリに遊び相手認定されている。オルランの父で、レイド王国宰相。ペトロネアにより奥方フリージアへ呪いのネックレスを贈られたため、フェーゲに情報を流し続けている。


フリージア・シャルマーニュ

心優しい宰相夫人。3人の子どもがいて、友人エミリの子であるリリンシラのことも可愛がっている。


カトリーヌ・ムーサレード

ムーサレード子爵家夫人、才女と名高い。子爵家復興のため、豪商より婿をとった。跡継ぎは息子ではなく、弟に取らせるつもり。


ステラローズ・アルティン

魔力は赤。

側妃リリローズの娘。母親に捨てられたと感じている。養母は正妃マリンレーテ。クリストファーに懐いていたが、すでに仲違いしている。原作でも悪役令嬢として活躍する。


ルーズヴェード・アルティン

レイド王国の王。好色と言われる割に子どもが少ない。


マリンレーテ

レイド王国正妃。姉である前王妃を暗殺して繰り上がった。実子はなく、クリストファーとステラローズの養母であるが、クリストファーからは拒否され、ステラローズの後見をしている。


マグダラ

元レイド王国側妃。マグダラは出家後の名前で、本名リリローズ。

ステラローズの実母であり、出家の際に娘を手放した。妹ローズマリーの娘アンネマリーを気にかけ、孤児院の運営をしながら姪の成長を見守っている。


(故)ローズマリー

元レイド王国女官。王のお手つき。

アンネマリーの母親。マルガレーテ妃暗殺の冤罪をかけられて、追放された。教会に身を寄せ、アンネマリーを産む。王都の教会にお墓がある。


(故)マルガレーテ

前レイド王国正妃。マリンレーテに毒殺された。王都の教会にお墓がある。



【ノイトラール共和国】

荒地に興った、レイドから逃れた混血児たちが集まってできた国。天使の国エデターエルが滅んでから、魔力を受け付けない不毛の土地となった亡国エデターエル王国の国土も吸収して面積は大きくなっている。

レイド王国よりも、フェーゲ王国の方が親交がある。


ノア

国主。議会で選ばれた当主。獣人との混血。


ウェバル

魔力は青。

原作攻略キャラ。弟キャラ。人魚の混血であり、種族特性として成長が遅く、見た目が幼い。歌が上手く、楽器も得意。訳あってレイド王国からノイトラールへ逃げた。ノアの養子。


アルフィ

ウェバルの従者。元々ノアの従者で、ノアに依頼されたため、教育を兼ねてアルフィがウェバルの従者をしている。



ようやく攻略対象が出揃いました(名前だけですが)。本当に全員登場させられるか不安が残りますが、第3章へ進んでいきます。登場人物の拾い漏れや誤字脱字は都度修正していきます。


引き続き、どうぞよろしくお願いいたします。

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