スタジオ06 本日最終枠! キスからはじまる撮影会④
最初の衣装は、メイド服。
布面積は広め。
決して気安く露わにはしない。
そんなメイドならではの気概を感じる。
特にうしろ姿は圧倒的な布量。
幅のある長い紐がきれいに結ばれていた。
だがそれでいてそのバックショットこそが最高!
メイド服姿の魅力をグンと押し上げていた。
髪をかきあげるときにちらりと見えそうで見えないわきのした。
そのままほんの少しでも腰を捻っただけ。
もう見えてしまうのがさくらのおっぱいのいただきだった。
ただし、それは何枚も重ねられた布によって隠されている。
「おかえりなさい、ご主人様!」
「ただいま!」
俺は、今日からここが俺の住処となるのだという錯覚に陥った。
撮影は順調に進んだ。
2つ目の衣装は下着エプロン。
そんな布切れにも着こなしってあるんだな。
奇をてらわずに真面目に着用している下着とエプロン。
それが何とも激しく爽やかでいて、華やかにエロい。
フライパンやしゃもじ、おたまといった小道具も冴え渡った。
特筆級のさくら鎖ボーンを忘れてはいけない。
さくら鎖ボーンこそが、布で覆われた部分を脳内で加筆する際の根拠となる。
このさくら鎖ボーンなら、あのさくらおっぱいだと。
「坂本くん。ご飯にする、お風呂にする? それとも、ワ・タ・シ?」
言葉の暴力という言葉は、このためにあるのだろう。
下着エプロン姿でのこの言葉には、シャレにならない説得力がある。
そのままお台所にも立てる。
ほんの数秒後にはお風呂場にも行けてしまう。
そのままその場でおっぱじまってもおかしくない。
というのが、この姿のすごいところ。
3択の全てに誘導がかかっている。
「ワタシがいいです!」
「うん。いいよっ! じゃあ。あとで、ねっ!」
さくらチアなしにはさくらに指一本触れることができない俺。
だけど、そんな冗談を言い合うのは楽しかった。
さくら三重奏だけでも幸せ。
撮影は順調、順調!
ところが、巫女装束になったとき、俺は滅茶苦茶腹が立った。
さくらは衣装の着こなしが上手い。
今風にしっかりと服の良さやさくらボディをアピールしていると思う。
それじゃだめなのが伝統衣装、巫女装束なんだ。
今風、糞食らえだ!
少なくとも俺はそんな人間!
「さくら、それじゃあ衣装がかわいそうだよ……。」
「えっ? どういうこと?」
さくらは、急に奴隷の反逆にあった女王様みたいにキョトンとしていた。
俺は、それに気付いていたが、お構いなしに言った。
「上衣の着付からなっちゃいない!」
「えーっ。これじゃ、だめー?」
「だーめっ!」
激しく華やかに甘えるさくらだったが、俺は許さなかった。
心が狭いとか包容力がないといわれればそれまで。
だけど、俺にだって曲げられないことがあるんだ。
さくらも必死に俺の懐柔を試みた。
「じゃあ、教えてっ……。」
「えっ?」
「巫女装束の着付け、教えてっ!」
「はい。そういたします!」
俺は簡単にそれに引っ掛かってしまった。
否。決してさくらの策略にはめられたわけではない。
結果的に山吹さくらが正しく装束を見に纏うことができればいい。
俺は奴隷にだって何だってなる!
そういう覚悟だ。
俺は1度間違って着ていたさくらの上衣を脱がせた。
さくらはまた面食らっていた。
「さ、坂本くん……今、私の身体に……。」
「上衣は、おっぱい2個分のゆとりを持たせた方がいいんだ」
「あはっ。そこには……布が……。」
そして襟元がきれいなラインを作るようゆとりを持たせて着せ直し、形を整えた。
途中で手の位置や足幅や背中・首筋などさくらの姿勢を正したりもした。
「帯の上端は、おっぱいに当たるくらいがちょうどいいんだぞ!」
「……。」
それから帯の幅を生かして、さくらの身体がより安定するように結んだ。
きゅっとしまったウエストを埋めるようにした。
もったいない気持ちもあるけど、着物の場合はそれでいい。
多少ウエストを埋めても、さくらおっぱいなら大丈夫!
俺はその上から帯紐を閉めて固定した。
「よしっ、これでぼいんぼいんだっ。次いこう!」
「……。」
俺はさくらのへその前に自分の顔を持ってきて、袴の前身頃を帯の上辺にあてた。
そして前紐を左右に1周ずつさせ、前面でそれを結んだ。
さくらの身体を270度回転させて塩梅を確認。
さくらの側面に立った。
「うーん。もう少しこう……お尻をだな、突き出すようにしてくれ!」
俺は、ジェスチャーを交えて説明した。
っぶなー!
佐倉のおっぱいは、割と高い位置に鎮座している。
俺の顔は図らずもさくらおっぱいに接触しそうになった。
これはちょっと恥ずかしい。
だがこれも、全てはさくらが巫女装束を上手に纏うため!
致し方のないことだ。
「っこっ……こう……かな……。」
さくらは言いながら俺と同じ姿勢になった。
俺の鼻をかすめるようにさくらスメルオブおっぱいを残して。
「うん。上出来だ!」
「そっ、そう。ありがとう……。」
最後に、後身頃のヘラを帯の下に潜らせてから左右に半周させて、前で結んだ。
こうして着付けが完成した。
「どう? 身が引き締まるのを感じないかい?」
「……えぇ。とっても清々しい気分よ。それに……。」
「それに?」
俺は知りたかった。さくらが何を考えているのかを。
「ううん。何でもないの!」
「かっ、隠し事はよくないよっ!」
「だめ……この気持ちは……秘密……なのっ!」
「えーっ……。」
そんな。言いかけといて言わないなんて、ずるい。
俺はがっかり。
すると、さくらは俺の気持ちを察したのか、小声で言った。
「坂本くんが直に私の肌に触ってくれたのがうれしいなんて、言えないもの……。」
「おっ、俺。さくらに触った……ごっ、ごめん。いやらしい気持ちじゃないから」
「うん。そうみたい。もしいやらしい気持ちだったら、私……。」
「だったら……。」
嫌われちゃうよな、俺。そうしたらショックだよな……。
「ううん……この気持ちは……本当の……ヒ・ミ・ツ!」
「はいっ!」
知りたい! 無茶苦茶知りたい!
けど、これ以上の詮索をするつもりは、俺にはなかった。
さくらが秘密っていうなら秘密でいいんだ。
俺にだって秘密があるんだから。
このあとのさくらのポーズは決まりに決まった。
おかでげ撮影は順調だった。
「じゃあ、番組は一緒に観ようね、坂本くん!」
「はっ、はいっ!」
山吹っている時間すれすれでさくらが言った。
これはもちろん、俺へのサービス。
このあとの番組視聴も楽しみだ。
ありがたや、ありがたや!
======== キ リ ト リ ========
坂本くん、さくらの身体のどこを触ったのでしょうね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
この作品、登場人物、作者を応援してやんよって方は
♡や☆、コメントやレビュー、フォローしていただくと
うれしいです。励みになります。
今後とも、よろしくお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます