第2話 気持ち良くないなら……俺に文句を言えよ?
次の日の朝――
『斡旋屋』とは冒険者ギルドのように、事件の解決や護衛、
『斡旋屋』の扉を潜ると――一目で
これ見よがしに物騒な武器と見せつけるようにして、使い古した防具を身に付ける奴らは……俺が入って来ると、一斉に目を逸らす。
「何だよ、おまえら……俺に文句があるんじゃないのか?」
『斡旋屋』で、俺がやらかしたからな――こいつらの反応も頷けるが
だけど、そんなに大したことじゃない……たかだか十数人を墓の下に埋めて。再起不能にした奴らも、三桁になる前に止めた筈だけどな?。
「ハイ、カイエ。今日はおススメの仕事があるんけど……その前に、あたしが一晩買うわよ?」
受付嬢のエミリー・ランス――勿論本名じゃないが。自慢の胸元を堂々を晒すソバカス女が、俺を誘う。
「おい、エミリー……前から言ってるけど、ドSのおまえの相手は願い下げだ。だから、さっさと仕事の話をしてくれ。おまえの馬鹿話に付き合うほど、俺は暇じゃないんだよ」
馬鹿にしたように鼻で笑う俺に――
「あら、残念……でもさ、カイエ? あたしの子宮が、あんたを求めてるのは……嘘じゃないから。一回でも良いから、このあたしの味を……試食してみない?」
長い
だからって……
「ああ、そうかよ……だけど、そういうのは間に合ってるんだって解るよな? それよりも……おまえの、おススメの仕事って奴は何だよ? 安い仕事だっだら……どうなるか、解ってるよな?」
俺が睨むと――エミリーは本気で怯えまくる。
「カ、カイエ、冗談だって……ああ、仕事の話だよな? 任せてくれよ……あんた意外なら、危険な仕事だけど……破格の条件だからさ!」
エミリーの説明を聞きながら……俺は内心でほくそ笑む。
この都市スカルペジオの都市貴族同士の権力争い。なるほど、美味しい仕事じゃないか――
このとき、『斡旋屋』の扉が……豪快な音を立てて開かれる。
入って来たのは、蒼い髪と目の少女で――『聖騎士団』の銀糸で刺繍された制服を着た彼女は、黒縁眼鏡の位置を直しながら……ろくでなしどもに、凛とした声で告げた。
「私はグランツバーグ聖王国の最上級聖騎士の一人で……聖王国の第二王女ヨハネス・グランツバーグよ。ここに極悪非道な『混じり者』がいるって、聞いて来たんだけど?」
彼女の言葉に――ろくでなしどもは尻尾を振って。生贄を捧げるように、俺に視線を集める――
おい……確かに事実だけどさ。権力者に媚びるとか……ままえら、後で憶えてろよ。
「そうだ……俺がその極悪非道な『混じり者』だけど。だったら……何か文句があるのか??」
開き直って言う俺に――蒼い髪と眼鏡の少女は応える。
「あなたが……カイエなの? あの、その……ごめんなさい……ちょっと、考えが整理できなくて……」
まるで別人のように、俯き加減で自信なさそうに応える彼女だったが、俺は――
拳に当たる柔らかいモノを無視して――頬を染めている女の胸倉を掴む。そして……強引に強引に引き寄せると彼女は……うっとりとした表情で、目を瞑っていた。
「おい、おまえさあ……何を考えてるんだよ? 俺に犯されたいのか……それとも、何かを救いたいのか? 両方を選ぶってなら……おまえは、確実に地獄に落ちるぞ?」
この俺が睨んでいるというのに――ヨハネスは、笑顔を浮かべる。
「そのくらい……とうに覚悟してるわ。カイエ、あなたが落ちろと言うのなら……私は貴方を巻き添えにして、地獄に落ちるわ!」
ヨハネスの覚悟が――俺には解ったから。無理矢理に起き上がらせて……
「あの……カイエ? あなたは……何をしようと言うのよ?」
訝しそうに見つめる彼女の――俺は唇を強引に奪う。
「え……カ……」
それ以上言わせるほど……俺はガキじゃない。
絡み合う舌と、まさぐる俺の指先が……彼女を黙らせる。
色々と敏感なところを、強引に侵略したけど――それくらいで黙るのなら。おまえを……俺は蹂躙するから。
「ああ、良いよ……全部解ったら」
「へ……何を?」
「いや、おまえさ……絶対に、処女だよな?」
「な、何を言ってるんですか! そんなこと……」
真っ赤に頬を染めるヨハネスを――俺は笑い飛ばす。
「違うんだったら……全然、問題ないだろ? どっちにしても俺は……おまえの身体で、楽しむだけだからさ」
「そんなこと……」
蒼い髪のヨハルスの色々なところを開発しつつ、『斡旋屋』を後した俺は――
それから二十四時間掛けて……彼女の身体を隅々まで、探索した。
やがて魔神となる少年は、綺麗なおねーさんや美少女と〇〇〇くる(仮) 岡村豊蔵『恋愛魔法学院』2巻10月30日 @okamura-toyozou
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