第47話
危険な……。
ヒューゴ目線
はぁはぁはぁ。
チャベツとお酒1口で酔ってしまった
ろれつの回らない、可愛い俺の嫁。
俺を「ヒュー」と呼び猫獣人族のような
喋り方でせまられた。
ギルドの仕事約1週間分を徹夜で2人で仕上げた
徹夜明けの今日。
ギルドや、俺の実家に来て長い長い1日が
終わろうとしていた。
数年?ぶりに見るお母様達は、すっかり
逞しくなっていたし、使用人もほとんど
知らない顔になっていた。
お父様……。
少し老けてお痩せになられた、かな?
あとは、可愛いハルトがシャワールームの
空間をいじりながら"オフロ"と
"マッサージキ"を作り上げた。
あれはヤバイ代物だ?!
あたたかい水が身体中に刺激を与え続ける
ジェットバスもやばい。
刺激され、快楽地獄になる。
次に"ネコロビユ"。
横には魅惑的な身体のハルトがいる。
だが触れてはダメ、なぜか怒られるのだ。
ハルトのとある所に小さな布が
乗せられ見えなくなっていた。
見えそうで見えない……。
ハルトが言っていたチラリズムという
代物らしいが、こんな時になぜ
思い出してしまったんだろうか!!
あ~。俺はハルトのあの部分に
乗っている小さな布になりたい。
俺は今、責め苦にあっている。
お触り禁止なら、この目に焼き付けてやる。
魔法で布を飛ばしたら、ハルトは
怒るだろうか?
いやいや、そんな事したらこの先
一生一緒にお風呂に入ってくれない気がする。
無になるんだ、無。
俺はあの、小さな布だ。布、布、布……。
「……。」
いつのまにかハルトに、冷たい目で
見られていたが、"その目もイイ!"と
正直に言うと、しばらく口を聞いてくれなかった。
俺は泣きながら寝転び湯とやらに
寝転ぶだけだった。
背中には温かな水、俺の前面は寒かった。
よくわからないもモヤモヤ。何も出来ない。
数日間口を聞いてくれないかと思っていたが
数分後には気持ち良さげなハルトの寝顔。
これは、"ネコロビユ"だが生コロしユだ。
首だけハルトのほうを向き、俺は
涙をながしながら生コロしユに寝転んでいた。
"ロテンブロ"広い石造りの"オフロ"。
天井はなく、まるで本当に空があるようだ。
シャワールームに空間魔法で、夜空と満天の星空。
景色はいい。良すぎたんだ。
"オフロ"に仰向けに手足を伸ばしぷかぷかと
気持ち良さげに浮かぶハルト。
キレイな赤いくちびるにピンク色のアレ。
そして、魅惑的なハルト。
触りたい、食べたい。
思わず抱きついてしまうと"邪魔するなよ。"
と足蹴りされ、離れた場所でまた"オフロ"に
ハルトはぷかぷか浮いていた。
空には綺麗な満天の星空。
泣いていいでしょうか?
あっ、俺もう泣いていたんだ。
綺麗なのに、触れない。
・
・
・
他には、お母様や既にひん剥かれた
お父様も"オフロ"に入り、ギャーギャー
野太い声で騒いでた。
“オフロ"は色々危険な禁欲場所だった。
………したい。
*ヒューゴ目線~
危険な"オフロ"から俺のナニかは
今にも暴発寸前だった。
可愛いハルトは、"チャベツは野菜"と
認識したらしい。
お酒一口で酔っ払ってしまったハルト。
夕ご飯時にピアスのはず仕方と
お母様達に言われた赤ちゃんの事を
かなり気にしたのか、赤ちゃんの事を
詳しく知りたがった。
~~~~~~~~~~~~~~~~
チャベツ神教原本
第1章
赤ちゃんは何処からくる~ん?
神殿のチャベツ畑からやよ~。
赤チャベツは女の子~。
青チャベツは男の子~。
そやけど、チャベツの神様が
アホで身勝手な人族に
罰を与えた為、男の子しか
生まれへん世界に
作り替えてしまったねん。
第2章
愛する人が出来たんなら宣誓を交わし
めっちゃ話し合って
めっちゃ愛し合ってな。
ほんでぇ、ごっついいっぱい
チャベツを育ていやぁ~。
愛情と魔力をごっついいっぱい
毎日毎日ごっついいっぱい
めっちゃ降り注ぎ育てたチャベツに
花を咲かせて、種をとりいやぁ~。
第3章
チャベツの種を穴の奥深くうめよう。
ちゃんと愛情を持って、優しく
ほぐしちゃってね~。
愛情ある魔力をごっついいっぱい
めっちゃ降り注ぎなさい。
早ければ1日から2日で、
わかると思うでぇー。
30日から180日で新しい
生命が産声あげるかもねぇ。
新しい家族バンザイ。
全ての生命に、小さな幸せが
めっちゃごっつい降り注ぎますように。
イーサン・カセーエ神父作
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
愛しい我が妻の優しく解した蕾に、
種を挿れたい。
そして俺のあついモノを打ち込みたい。
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