第48話


食べたい

*ヒューゴ目線~


可愛い我が妻、ハルトが知りたがる事は

全て教えよう。

可愛い我が妻、ハルトがしたい事は

全てさせよう。

ピアスを外すには、宣誓をした者が

死を迎えると外れる事。

誓いあった者が、死を迎えても

愛しつづけるならピアスは外れない事。

チャベツの話を原本を見せながら、

ハルトの知りたがった事を教えた。


ハルトの顔はまだお酒のせいで赤く

美味しそうに色づいていたが、

話終えると、少し青ざめていた。


「ヒュー、ごめんなしゃい。」

「何が、ごめんなさいなのかな?」

俺はハルトの柔らかな黒髪を撫でていた。

「だって…ヒュー…。」

「……。」

なんとなく言いたい事がわかる気がした。

ハルトの赤い唇にキスを落とした。

チュッ。

「えーと、軽いチュウだかりゃ、え~と

愛情ふちょくだかりゃ……。」

えっ、おっ?おおっ。


「ヒュー大しゅき。ヒューは俺のもんなにょ。

だかりゃ、愛にょ証が欲しいかりゃ、た、タネ

…チャベツをココに挿れて下しゃい。」

マジかぁぁぁぁぁ。

チャベツ神よ、俺は今1番の幸福期なのか?

生きてて良かった。

ありがとおぉぉ~。

叫ばなかった自分を褒めたい。

い、今…ハルトが俺に…魅惑的なモノを向け

ハルト…自ら……。

細い指で……ゴフッ。

俺は鼻血が出る予兆を感じた。


「い、いいのか?」

「ダメぇ?ヒューは、俺の事きりゃいに

にゃっちゃったぁ?」

そんなわけ、あるかぁぁぁ~。

「嫌いなんかならない。ハルトの事

どんどん好きになってるよ。愛してる。」

目がトロ~ンとなり、涙目のハルト、

可愛いとしか言えない。

猫獣人族のような喋り方。

何もかもが、可愛いすぎるだろう。

これで襲わなきゃ、男じゃないだろう。

ハルトを存分に味わってやるぞ!!


「大切にする。生まれてくるハルトとの

赤ちゃんもハルトも絶対大切にする。

皆で幸せになろう。」

「しゅき。」

チュッ。

あっ。ハルトにチュッとされた俺は、

張り裂けるような俺のとあるとこからは

大量のナニかが出てしまった……。

俺の上に居るハルトにキスしながら、

何ごともなかったかのように身体を入れ替えた。


それなりに経験はしたが、娼館で

相手してくれたのはプロだったから

殆どがいきなり、突っ込んでくれてもいいと

言われ何度か準備なしで挿れた事はある。


だから、ほぐし方は本から学んだだけで

実践はなかった。

ほぐすところから愛し合う人はハルトだけ。

初めての相手はハルト。

最初で最後の最愛の人、

ハルト・ショウドウ・カナップ。



初めては蕾が固く痛いらしいから、

丁寧にほぐさないとな。

チャベツの花が主な原材料の香油を

温めながら指に絡め取り、ハルトの

綺麗な蕾に塗ってみた。

「んんっ。」

甘い香りがした。

「ハルト、可愛い。」

「ナニもかもが最高だよ。」

「ハルト、声を抑えないでくれ。

それとも怖くなったかな?」

一瞬ピクっとなった。図星かな?

「ヒューは、きりゃいになりゅ?(嫌いになる?)」

「嫌いになんかならない。絶対だ。

俺は、ハルトを本気で愛してるんだ。」

ナニかが浮きそう?ナニかが溶けそうな

甘い言葉は、ハルトだけに対して

すらすら出たのだった。

俺はまたハルトに夢中になり、翌朝

声のかすれた色っぽいハルトに

怒られるのだった。

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