第20話
対応前
「まあ、お姫様抱えて毎日毎日新婚
イチャイチャイチャイチャイチャラブ
したいのはわかりますが…,」
「し、新婚?!」
ハルト様は驚きの声をあげていたが、
ギーニには俺たちがそう見えてたんだよな。
自分の顔がにやけるのがわかった。
うれしい。
「あらっ。麗しい姫君の声だ事。
お顔もたしかに可愛わね。あら、
うらやましくなんかないわよー。
ただ一言、ヒューゴ様、お願いだから
めんどくさいので、あの騎士の対応
お願いします。きっちり仕事してください。
つい最近、2、3日に一回は来るから
思いっきり面倒いです。」
「面倒い…のか……。」
しつこくて、めんどくさい王宮騎手?
あのくまの獣人属のような男だよな。
ハルト様、俺の天使様を泣かしていた奴。
あれから何もおっしゃらないから、
珍しい髪色、芳しい甘い香り、艶やかな肌
いくら舐め回しても綺麗な色のアソコと
使われた事のない蕾、あのモノからは
毎回、最高に甘く芳しい香りと味。
エッチなことをすればする程、家の周りの
薬草や木々が元気になり、効能の良い薬が
出来る。ハルト様が作った薬は、最高級の
ポーション並みに効く薬や万能薬になっている。
魔力の込め方が凄いのだ。
この方は…。国から追われてるのか?
確か神子様は2人。
愚かな国王が黒い神子を追い出したと
情報を掴んでいる。
だがその後がわからなかったが、
しつこい王宮騎士……。
これは、敵なのか?
神子の崇拝者?味方?恋のライバルか?
いずれにせよ、ギルドマスターとしての
仮面をかぶらなければならない。
「ギーニ、部屋を頼む。」
「イチャつく為ならお断りだよ。
ギルドマスターのヒューゴ様。」
俺は真剣な顔でギー二を見た。
「俺の大切な人を守るための部屋と
話をつける為の場を設けたい。」
口に手を当てながらギー二は、
「あらあら、それはそれは。
訳ありの姫君のなんだね。しょーがない
特別に重ねがけしとく。貸し4で。」
「あ、ありがと…ちょ、ちょっとまて、
なぜ貸し4なんだ?」
「私に仕事を任せ過ぎたのと、
好みでないくまみたいな大男の対応を
数日間、しかも何時間もさせた事、
私の前でイチャイチャイチャイチャした事、
私に部屋をわざわざ用意させてる事、
その他色々だ。これでも、私はだいぶ
まけてあげてるほうなんだけどね。」
「ありがとう…ギー二かなり助かる…。」
「あ~あぁー私ってまた、いい人で
終わるのかな?私の恋人、伴侶
降ってこーい。」
ギーニは、遮音、防御面の魔法が得意で
機密文書を取り扱ったり、ギルドで
極たまにだが要人を保護する事もある。
そういう部屋を作り上げるのが上手い
ギルド1、いやこの王国1番の腕前かもしれない。
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