応援コメント

第429話 民の自主性と統治者」への応援コメント

  • 親子の子育てですね。
    口を出したい、手を出したい、と思うところをぐっと我慢し・・。
    失敗しても子供は失敗から学んでいく。
    が、間違った道に入っていくと、「それはまちがいではないの?それでいいの?」と再考を促し、、など。

    レールを引いてしまうと、自分で考えるという脳の訓練をする機会が無く、深く考えることができなくなってしまいますからね。

    ソフィはいい親になる資質持ってるんですね。

    作者からの返信

    感想ありがとうございます!

    ソフィの『統治』に対する態度は、まさにユニさんのおっしゃる通り。
    言い得て妙だと思いました。

    ソフィにとっては一つの世界で、それこそ気が遠くなる程の時間、
    この『テーマ』に携わってきました。

    時には失敗をする事もあったでしょう。
    そうした過去の積み重ねが、今のソフィの統治に対する観点に繋がっており、
    世界が違うとはいえ、『エイル』の国に対する想いは、
    過去にソフィが一度は考えた『統治』の在り方だったのでしょう。
    そして今のエイルが想う統治のあり方の結果をまた、
    過去にソフィが経験した結果に繋がっていたのかもしれません。

    だからこそ、過去の自身の後続とも呼べる『エイル』の統治論に対して、
    口を挟んだのでしょう。

    しかし全てを伝えたところで、行き着く結果を体験していない『エイル』では、
    ソフィの伝えたい内容の内、そのまま十を知る事が出来ないと判断して、
    全てを語らずに、エイルに考えさせて一つの結論を出させたようです。

    この時のソフィが行った、『これから学ぼうとする者に対しての伝え方』は、
    ある意味で「教育論」の一考を孕んでいたと言ってもいいのかもしれませんね。

    実際にソフィの子供が生まれた時、彼がどういった教育をするのか、
    見てみたいと思いました。笑。