第65話 ☆小説に詰め込める要素は意外と少ないのです

 えっと申し訳ない(誰に謝ってんの?)、カレーライスについて語る気満々でしたがどうしても話したい話題が出てまいりましたのでそちらについて語ります。


 4月から新作の執筆を開始しようと計画しておりますが、現在プロットですごく悩んでおります。人物を出し過ぎであるということがまず1つ、その解決には役者を絞るしかないと考えていまして現在登場人物を削減することに尽力しています。


 もう1つの悩みが要素の詰め込み過ぎです。大体私が他人様の作品を読んで一番に感じることなのですが、皆さま基本的にそんなに要素を入れ過ぎていないのですね(勿論いい意味で)。小説に関しては本当に1つの作品で描けるテーマってごくごく限られているというのにこの頃気づきまして。基本的に大きなテーマが一本、それに付随するテーマがいくつかでしょうか。


 とある公募の講評をこの頃読んで回っていたのですが、とある作品に対して『テーマが多すぎます、絞って描かれるとよいかと思います』とありまして、やっぱりそうなのか~と唸っておりました。本当にテーマをいくつもいくつも詰め込みたくなるのは私の悪いところです。


 指折りで数えてもすでに大きなものが3個くらい。それから種々のテーマが派生しています。これではまずいぞと、ひどく頭を抱えております。プロットを綿密に組まなくて失敗をすでにしているので、今回はスタート前に要素の絞り込みと大筋を決めてそれに従って執筆していきたいと考えております。


 恋愛ものなら両想いになることが目標ですし、それを大綱に据えてサイドのテーマが派生してそれを消化しながら進んでいくことでしょう。物語構造が明快で分かりやすいということが必要不可欠であるという気がしています。



――人にも簡潔に説明できるような物語構造を!



 を目標に要素のそぎ落としを行っているところですね。

 皆さまは物語の要素ってどのくらいの量が適切であると感じていますか。

 1つの物語で1つの大きなテーマを描くということがやっぱり基本でしょうか。

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