第53話 ☆戦闘中って喋んないでしょう
えっと、今日も前回に引き続き戦闘に関する話題です。前回とは別の方の案件で、戦闘に関する描写をひたすら綴っている方がいらっしゃいました。とても丹念に綴られたきめ細やかな文章です。それに対し私はこう意見しました。
――時折セリフなど挟んではどうでしょう? と。
かなり地の文が続いていたのですね。長い戦闘中にセリフは勿論一言一句もありません。するとですね、その指摘に対し帰ってきた答えが……
――当時の友人と話し合った結果、戦闘中にべらべらと喋るのはおかしい。自身の能力解説などしないだろうという結果になりました。リアリティを追求した結果です。
なるほど。と思いましたね。そこまでの信念があって書いているのならば何も言うまいと。人にはそれぞれ文章哲学があるでしょうから、私が口を出すことではないのだなと。
そこで私、ちょっと考えました。能力解説はそもそもおかしなものなのかと。普段はですね、やっぱりそういうシーンを目にすると「いやいや、普通解説何てしないでしょ」と突っ込んでいたのですが、それがいいなと感じた作品がありまして。
マンガで恐縮ですが、『ダイの大冒険』の大魔王バーンがダイに自身の能力解説をするシーンです。そこには強者の余裕というものがあって、メチャクチャカッコイイのです。敢えて自身の能力解説することにより大魔王バーンの強さがより一層引き立つシーンになっていると言いますか。それを読んで、「あっ、解説ってわりといいぞ」何て思ったのですね。
あと、戦闘中の会話に関していうと「ぐわっ」とか「うっ」とかあるじゃないですか。私実はそのセリフに関する照れがありまして、中々挟めないのですね。ただとある方の戦闘シーンを読みまして、「ちょっとカッコイイぞ!」と感銘したんです。それ以来出来ないなりに何か言葉を挟もうと取り組んでおります。
あと私が戦闘中にセリフを挟むとしたら、そこには主義主張が混じります。戦いながら戦うことの意義を互いにぶつけ合うのですね。おのれの存在意義だとか、人々の願う物、それのために命を懸けること…………はい、ガンダムの見過ぎです。
色々と喋らせてもそれはそれで面白いんじゃないかなあと思うのですが、皆さんは戦いに対する哲学はありますか? 好きな戦闘シーンとかありますか?
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