第27話 ☆絶妙な伏線が書きたい

 ここ最近ガリガリと本文を書き進めていたんですけど、ちょっと始まりが唐突過ぎるな、ということで本日プロローグを書き加えました。主人公は出さず、生まれたときの情景など描写しながらなんとか世界観を伝えようという足掻きです。


 プロローグを書き終えて「ヨシ満足!」というところでふと気づきました。プロローグで登場した某登場人物、彼をAとしましょう。Aはプロローグの最後で亡くなるわけですが、そのAと、本編から登場する少女の父親B(本編ではすでに絶命)を同一人物に仕立て上げるというアイデアが浮上したのです。


 元々AとBは別人物で考えてたのですが、もしかするとAとBを同一人物にしてしまえば、それはそれで伏線として成り立つのではないか、と考えたのです。ただ、非常に分かりやすい流れと言いますか、母にも「あっ、一緒の人物なんだ!」と指摘されたぐらいでA=Bになるということ事態に驚きはなくて。まあ、ほとんどこういう物は伏線とは言わないのかもしれませんね。ストーリー上のちょっとした仕掛けみたいなものかと。ただ、その設定を入れるとですね、プロローグと本編が始まるまでの間のAが亡くなるまでのストーリーを後々描くということが可能になってくるんです。


 いいことずくめのような気もしますが、反面誰もが気付く設定を採用することにより、物語の意外性が減るのではないか、とそこがひたすら気になっております。


 ただ、伏線という物の性質について考えると、読者が「そうか、そうなのか~!!」と感銘して初めて効果がある物であり、それが回収時かもっと手前になるかは分かりませんが、気づかれること事態は悪くはないものなのかな、とも考えておりました。


 「なんか秘め事があるのだな~」という状態を続けるのも悪くはないですよね。ストーリーがどうなるのだろうと追う楽しみみたいなものは出て来るわけですし、ただ一方「バレバレな展開もどうだろうな、う~む」と迷っております。


 兎にも角にも『伏線回収した時の感動が無くてはいけないな!』と思っているのですが、それも書き方次第。


 みなさん執筆時は伏線と気付かれること込みで準備しますか? 気づくから面白い物なのでしょうか、気づかないから面白い物なのでしょうか? 

 気づいて白けてしまうことなどありますか。


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