第13話 言葉は調べて使いましょう

 本日はそういう・・・・話題です。ごはん中の方、あるいはそういう話がお好きでない方はブラバをお願いします。











 皆さんバックされましたかね。若干下品な話なので。それではお話したいと思います。

 先月まで私が公募作品を書いていたということは皆さまご存知だと思います。出来る限りカッコよく仕上げようとこれまでの作品ではあまり取り入れなかった言葉や漢字を使い、本を読みなれた人にも読み応えのある物語を、と執筆に懸命に取り組んでました。


 序盤で主人公が自らの父の過去を知り、精神的ショックを受けるシーンがあります。地にうずくまり、吐き気を催した主人公はその場で『嘔吐して』……


 と書きかけたところで私は筆を止めました。『嘔吐』とは何か普通だ、もっと、カッコイイ表現があるのではないか?

 考えた挙句私は嘔吐して、を消しまして、『吐瀉した』と書き変えました。


 うん、満足な出来! 雰囲気も出てかっこいいぞ! と自画自賛して続きをしばらく執筆しておりました。しかし、しばらく書き続けたところでふと気になります。あれは使い方は間違っていないのだろうか? 


 執筆中、よくこんなことがありまして、たまーに全く違う意味で使ってしまったりもしているので調べることはやはり重要です。

 すぐさまスマホで調べると出てきました。


『吐瀉する』




嘔吐と下痢・・、吐き下し





 あぶねぇええええーーーーーーーーー!!!!

 主人公がシリアスなシーンで下痢して、下読みさんを爆笑させるところでした。

 もう即刻書き変えましたね。肝が冷えました。そのまま送っていたらと考えるともう…………まあ、笑いしか生み出さないですけど。


 言葉は調べて使わんとあぶねえぞ! というのが今回の教訓です。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る