第9話 ☆脱線はアリなのか
今月はこのまま執筆の話ばかりになりそうです。
今現在3章が終わりまして、全体の約3分の1、序盤が済んでいよいよ中盤。ペース的にちょっと怪しいですが、踏ん張って切り抜けたいと思います。
本日3章を書いていてある問題が浮上しました。私の場合、話がある程度進んで登場人物が増えて、エピソードが増えて、するとそれに付随して毎度頭を悩ませる問題が発生するんですね。それは何かというと『物語が脱線する』ということです。
私の悪い癖といいますか、物語の本筋と関係ない所でいろんな事象を書き広げたくなるんですね。ちょっと知り合った女性に意味深なネックレスを貰ったよ、とか神を信仰する人々の文化の話、とか。物語の本筋におよそ関係の無い所で話を膨らましたくなるのです。ただ、私も書きながら徐々に成長してます。それらのエピソードを一生懸命に書いた後、ふと……
『このエピソードは必要のないシーンではないのか?』
と気付きましてちょっと筆を止めた次第です。
脱線と言っても10行程度なんですけどね。でも、深掘りして書けないこと、後々に続いて行かない伏線を含まないシーンをちょろっと書くことにより、話の脱線が逆に悪目立ちしてしまうのではないか、という疑問を持ちました。読者に「このシーン要る?」と判断されかねないものです。
脱線を脱線と感じさせない程書き込むのも技術だと思います。ただ、そのために苦労してます。
全てはラストの為に! そのことを思うと伏線を含まないシーンって全く要らない物ではないのか、と迷いが生ました。ラストまで脱線することなく進むストーリーとちょっと余分なことも挟みつつのストーリー、結局は好みの問題だと思いますがどっちがいいんでしょうね。
物語の形態にもよると思いますし、一概に脱線は悪いことと決めつけることは決して出来ないと思うのですが、皆さんはどう判断されますでしょうか。ちなみに今書いているのは冒険物です。
皆さんは書いていて話が脱線しそうになるということはありますか? 伏線が全くないシーンを書いてしまい悩むことなどありますか?
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