第3話 ☆剣と魔法の出てこないファンタジー!??

 『傾向と対策』と言うと受験勉強でもするのか奥森! という印象を与えがちですけど、そうではなくて今回は前述しました応募予定の日本ファンタジーノベルについてのお話です。書きたい話はある程度決まってますけど、賞の受賞傾向について調べずに執筆を開始するのはいかがなものか、と思いまして本日、賞の特設サイトをめぐってたんです。


――日本ファンタジーノベルは第一回受賞作がとても個性的であったために毎年非常に面白い賞になっていった。そして、ふむふむ、……「いかにもファンタジー」な作品は全てハネられた! 剣と魔法のファンタジーにあたるものは評価されなかった!Σ(゚д゚lll)ガーン 特定のジャンルに分類するのが難しい個性的な作品が高く評価された!


 とのことです。もうね、完全に剣と魔法のファンタジーを書こうとしてたわけですよ。これはよく分からんくなってきたぞ! と思って慌てて過去の受賞作買ってきたわけです。あんまり、受賞作の下調べとかしないタイプなんですけど急に迷走し始めまして。というわけで本日仕切り直しです。


 審査の先生方の対談も載っていて、そこでは「そもそもファンタジーとは?」みたいなことが語られているんです。ようするに「SFとファンタジーの違いとは?」ということ。私もSFとファンタジーの線引きってよく分かってなくて。機械類が出てきて科学的なことが扱われていればSFで、剣とか魔法が出て来ればファンタジー?? ガンダムがSFでハリーポッターがファンタジー、じゃあスターウォーズは? 定義がよく分かんなくなってきた次第です。


 しかも、この賞に関しては剣と魔法を求めてないわけですよ。それなのにファンタジー。これは受賞作読むしかないぞ! というわけです。


 SFとは、ファンタジーとは。その実はかなりあいまいで色んな意味合いを含むジャンルではないかなと思ってます。森見登美彦先生の仰る『不思議』、不思議があればファンタジーという定義は妙に頷いてしまいましたが。

 『何を書いても良い切符あげます』って仰ってくださってますけど、剣と魔法で行くと確実にアウトだな、と。むしろジャンルのよく分かんないものを求めてるそうです。書いた末にジャンルがよく分かんなくなるのはありますけど、狙って書くのは難しい気がします。コレもファンタジーなの?? というものが求められているのかな、と。

 みなさんの思うファンタジーってどんなジャンルですか?



日本ファンタジーノベル大賞2017/スタート記念座談会

https://www.shinchosha.co.jp/prizes/fantasy/2017/zadankai/

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