第13話 魔獣討伐業
フェリの使命は、勇者を導くことである。
先代勇者にならって
ユシアをどんどん強くしていかなくっちゃ
一応今のステータスとか確認しとかないとね
『レベル5、ステータス、並』
ん?
なんか低くない?
このステータスで、どうやって人面樹の大群と渡り合ったのだろう
これで、あの高位の魔獣を一撃で粉砕できる訳が・・・
まぁいいか、私が不安になってどうする。
ユシアは強い、はっきりこの眼で見たではないか
うおおお、テンアゲしていかないと
伸びしろの怪物かよッ!
$$$
ユシアは近くの街にたどり着く。
周りの人々には活気がなく、皆うつむき加減で歩いている。
まぁ、一般的な都会ってこんなものなんだろうか。
ウチの村が平和ボケし過ぎているとも言えるけど
「さーて、楽で割が良くて残業が少ない仕事探そう」
後ろの妖精が何か叫んでいるが気にしない。
街の仕事斡旋所に行ってみたものの・・・
仕事がない・・・
前来たときは、もうちょっとあった気がするのに
なぜ?
街の人に聞いた話
最近は街の近くに魔獣が大量に湧き出るようになり、流通とかなんやらかんやら凍結状態で
まともな経済活動もできないそうだ。
「魔獣討伐の仕事だったら引く手あまたですよ!」
魔獣討伐業は別で、
もう資格身分問わず魔獣倒した分だけ褒章を与えるようになっている。
「そういう仕事だったら、大賛成!」
その話を聞いた途端、フェリが弾ける笑顔で喜んでいる。
く、なんか気は進まないが仕方ない。
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