第3話 長丁場

それらを経て最終的に出来上がったその時の自分を観ると「まあ、こんなものだろう。」と思えるほどには好きになれている。

-性格上、この感覚は長くは続かないが小さく舞い上がるには十分だ。


自分のことを一番分かっているのは誰に何と言われようと《自分》なのである。


無理に周りに知ってもらおうとは思わない。-様々なトラブルの元になり、結果、疲れるから。


焦らなくてもいい。ペースを崩すと途端に周りの景色から色が無くなり、おいていかれたように感じるから。


ただ自然と接することが相手も自分自身も苦でない関係を築くことができたなら−

とても素敵なことで、大切にしていかなければいけない、それこそが真の《縁》なのだと思う。


年齢を重ねるごとに増えていくピースをはめながら歩んでいく事がこの先ずっと続いていく。


-長い時間を要するだろう。


もしかしたら未完成のまま終わるかもしれない。

だがこれから先、少しでも自分が思う心地よい暮らしにできるように努力したい。


希望を捨てきれない自分がまだいてくれるのだ。


その為に、本当の意味でのを好きになりたい。

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