第4話王城にて

sideクリフ


2日後父上より呼び出された私は竜騎士の正装で謁見の間に赴いた。


しばらくすると王であるクリストファー3世が現れて

「クリフよ面を上げよ。」と言われたので、

跪いた状態で顔を上げると、

「そなたが間諜を使ってなにやら調べていたみたいだな」と問われたので

「発言をお許しいただけますでしょうか」というと

「良い」とお答えいただいたので

「では、私の知り合いでクライと言う騎士がおります。この者より最近南からの移民が増えているという報告が上がっており、何処でなにが起きているのか正確に知りたいので間諜を使って探らせていただきました」と答えると

「あいわかった。しかし、なぜ宰相なり気団長なりに相談しなかった?」

「宰相様のお手を煩わせるのはいかがかと思い王子の権限で依頼しました」

「うむ。おかげで2トップのものが探りに行けたので必要以上の収穫があったようだ」と仰っていただけたので安心だ。

「では持ち込まれた帳簿や手紙の内容を精査して改めて陛下にご報告させていただきます」と答えると陛下のそばにいる宰相様よりより資料を預かり、王城にある自室へと入っていった。


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