第37話 昼休み
午前中の授業を受け終わり…
「隼人~。昼飯どうすんの?お弁当?」
「いや、今日は弁当ないから…購買でも行くかな」
「じゃ、俺も行くから一緒に行こうぜ?」
翔と二人で購買に向かう。
購買には、なんでもそろっている。
一番人気なのは焼きそばパンである。
隼人は、焼きそばパンとアンパンとコーヒーを。
翔は、サンドイッチとお茶を購入した。
購入後、二人は屋上に向かい昼食を取った。
食べながら、翔が質問してきた。
「で、隼人。朝のことだが。なぜ昨日、白崎さんは泊まったんだ?」
「昨日、僕が体調悪かったからそれで看病するという成り行きで…?」
「何が成り行きだ。なんか隠しているだろ?隼人が嘘ついたり何か隠しているときは顔に出るんだよ(笑)その成り行きはあってるだろうと思うが…。」
「はぁ…。さすがにばれるか。長く一緒にいると大変だ。まぁ、看病のことは本当。ただ、白崎さん曰く一週間は泊まるそうで。」
「なんだそれ?どうなってんだ?」
「僕にも何が何だか。白崎さんのお母さんとも話して『泊めてあげてね?』って言われてしまったし。まぁ、半強制的なところはあったけど…。」
「なんか大変そうだけど。なんか楽しくなってきたな。」
「人ごとだと思って…」
「一言だけ言っとくと、本当に放したくないなら何とかしないといけないぞ?」
「なんだよいきなり…」
「ここ最近だがな。白崎さんがきれいになったって言われているの知ってるか?」
「いや、知らない。」
「もともと綺麗で可愛いのだが、それにもっと磨きがかかった感じで男子からの告白が止まらないそうだ。だから、隼人もちゃんと考えた方がいいぞ?俺はトイレ寄ってから教室戻るから先行くからな?」
前にも翔に言われたな…
ずっと白崎さんと一緒にいて、確証はないけど…
今、僕が持っている気持ちは好きという気持ちなんだろう…。
でも、気持ちを伝えるなんてできないよなぁ…
はぁ…。どうしよう…
いずれは、白崎さんにこの気持ちを伝えられるといいなぁ…。
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