第8話 害悪煽りプレイ

「ねぇ。君にはサバンナの両親が居るんじゃないか?そんな事をしたらゴリラのマンマは悲しむだろうよ?」

「こんな島国までわざわざ人を殺しに来る必要はないだろ?」

僕は煽り始める。どのゲームでも煽りは嫌われる。僕は基本自由人だから、何をやっても自己責任とは思うがね。

「テメェ…俺を見てこの国に住んでることが分からんのか?」

お、ヒットヒット。僕の煽りで苛つく人はあまり居ないけど、プライド高そうな人にとっては百発百中なんだ。

「ほう?この国のどこでしょうか?」

「F県!」

「の動物園ですね〜解りますよ。」

僕は本当に助かっている。見た目と同じで、頭が悪い奴だという事に。

「ま、余談は置いといて。早く掛かってきてくれます?此方としては時間の方が押してきてますので、」

そろそろ怒り狂い時かな?

「謎の敬語ウゼェんだよ!とっととくたばれや!このサル!」

釘バットを振り回し始めた。我を忘れている。これで命中は下がった筈だ。

「潰れろ!」

奴は上から大きく釘バットを振り下ろした。絶好の機会だ。

「当たりませんねぇ〜。」

過剰に煽って、顔面を蹴る。

結構脳にダメージを入れたと期待できる。

「うぬぬ…」

「ぬるい!」

結果は効果はいまいちで腹に釘バットを喰らってしまった。

「ぁ…ぇ」

激しく吐血し、嘔吐もした。口が汚れたので態勢を立て直し、手で拭う。

「ノーダメージやぞ?」

某包茎のような煽りを入れる。奴の怒りの頂点に拍車を掛けた。

「大ダメージじゃねぇか‼︎」

今度こそ我を失い、釘バットを振り回し始めた。隙が彼を占めると言っても過言ではない状態である。

そこで僕は奴の股間を蹴り上げた。

「グッ…ああああああああああああ!!!」

悶絶して気絶の勢いに入った。さらに僕が腹パンを入れると、完全に気絶した。

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