悪魔との契約24

私『とかくこの世は、時間の流れが早すぎる! 私だけ、1日を48時間にしてくれ!!』


悪魔『その願い、叶えてやろう』


蔑み笑うと、悪魔は消え去った。


 この日を境に、私だけ、1日が長くなった。


 仕事では同僚に差をつけ、出世もどんどん出来た。睡眠時間もしっかりと確保できて、毎日が、とても充実していた!!


 ーーーしかし!


私『腰が痛い! もの忘れも出てきた!!』


 シワが増え、歯も抜け、髪も薄くなった。

 まだ若さ溢れる同僚に比べて、私は大いに老けてしまった。


 若さこそ、何ものにもかえがたい!

 今更気づいても、時すでに遅しであるが。

 

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