悪魔との契約13
私『おお、悪魔よ! 願いを叶えてくれ!』
悪魔『代償を差し出すならば、叶えてやろう』
私『金! ゴールドだ! 無限に湧き出る金をもたらしてくれ!』
悪魔『ここに契約は成立した』
悪魔は気味の悪い笑みをその顔にはりつけて、消えてしまった。
地面から、むくむくと金(ゴールド)が湧き出す。天まで届くほどの。
私『これで大金もちだ!』
ーーーしかし、そうは問屋がおろさない。
無限に湧き続ける金は、おおいに値崩れするばかりか、公害にまでなってしまった。
その後処理のために、資産なぞ、すっかりなくなってしまった。
だというのに、まだまた金はわき続けている!
私『誰か、金なんて消してくれ!!』
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