悪魔との契約12


私『おお! 悪魔よ! ようやく巡り合えたぞ!』


悪魔『願いを叶えてやろう。代償はいただくがね』


私『金銀財宝こそ、我が望み! 無尽蔵にわき続ける宝を寄越せ!!』


悪魔『ここに契約は成立した』


 悪魔は気味の悪い笑みをその顔にはりつけて、消えてしまった。


 空から、巨大な金の像や王冠、宝玉などが雨あられと降り注ぎ出した。


 いつまで経っても降り止まず、私は宝に潰されてしまった。


 あの世にまで、宝は持ってはいけない。

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