悪魔との契約05
私『おお、悪魔よ! 私は愛を知らぬ! 愛を与えてくれ!!』
悪魔『代償を払う覚悟はあるか?』
私『あるとも!』
悪魔『ここに契約は成立した』
その瞬間、我が胸が早鐘を打つ。
この胸の高鳴り。
これこそが愛か!
私『悪魔よ! 私はお前を愛してしまった』
悪魔『願いを叶えた代償に、お前とは今生、会うことはない』
悪魔は消えてしまい、その後二度と、会うことはなかった。
成就せぬ愛に焦がれ続けねばならないとは、なんと辛い代償であることか。
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