第7.5話 100を超える目

「よお!これを読んでくれてるそこのあんた!俺は

おなじみの綺沙だ。これから話が始まるんだが、実は本編とはそこまで関係ない話だからな。そこんとこ理解して読んでくれよな。それじゃあ本編スタートォ!」






これまたいつもの帰り道。綺沙と佐伯は今日も仲良く帰っていた。ふと佐伯がつぶやいた。


「そういえば、作者がこの作品を書いてから、100PVを超えたらしい。」

「ん?急にどうした?100ぴーぶい?」

佐伯のフォロー呟きに、綺沙は?マークを浮かべて聞き返した。

「PVとは、ページビューのことだ。ここまでいえばだいたい分かるだろ?」

「あぁ。そういう事か」

綺沙は理解したようだ。

「まあ簡単に言うと、俺らのこういう会話が、100人以上の人に見られているということだ。」

佐伯が補足する。

「え?まじ?改めて考えてみるとそれって相当凄くね?」

「俺もそう思う。まさか俺らのしょうもない会話を100人も見ているとなるとな。」

綺沙と佐伯は考えてみて、その凄さを実感した。

「でもみてくれてる100人には申し訳ない気持ちになるなぁ。こんなクソつまらないような会話を聞かせちまってて。」

「確かにそうだな。でも、見る価値はあったからここまで増えたんじゃないのか?」

「確かにそうとも言えるな。」

「それに人に見られてるからって、普段とは違うことをするとか俺は好きじゃない。自然体が一番だ。」

「確かに!さすが佐伯!やっぱり言うことが違ぇな!」

そんな会話が長々と続いた。



「なあ佐伯。」

「なんだ綺沙。」

「もう、話すネタないんだけど。」

「珍しいな。お前が1つしかネタを持ってないなんて。」

「いやぁ、まさかこんなに早くに静まるとは思わなかったもんだから。」

「まあ100ってのはそんなもんってことだろ。これ以上この会話を多くの人に聞かせるのはどうかと思うが、更に上を目指していくべきなんじゃないか?」

「確かにそうだなぁ!佐伯!次は500目指していこうぜ!」

「まあそうだな。頑張っていこうな。」

「おうよ!」



こうして、彼らは決意した。もっと多くの人にたのしんでもらいたいと。そのためにやることはこの日常を今まで通り楽しく過ごして行くことを。


2人の旅はまだまだ続いてゆく…

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