愛が人を殺す。
良い意味で。
血は繋がって行くものですが、断ち切ることもできるのですね。
死ねるかどうかもわからない、ただ肉体が衰えていくだけかも知れない。けれども縋る思いで毒を飲み続ける。死への執念を感じました。これは、非人間的な感情なのですが、多分感覚的には「疲れたから眠りたい」に近いものなのかなと思いました。
最後の血縁者が早希さんで良かったですね。
凜子さんは、脈々と受け継がれた『愛』を飲み干して死にました。これがどれほどの幸福か。そう思いました。
作者からの返信
シーチさん、ありがとうございます!
子や孫に先立たれる悲しみを考えたとき、その取り残され感は想像を絶するのではないか、ってのがありまして。
何世代分も取り残され、それが彼女を確実かどうかもわからない服毒自殺へと駆り立てるのですね。
愛情が、優しさが染みました。
こういう話、好きです。
作者からの返信
赤城ラムネ様、コメントありがとうございます!
魔女といえども人間で、愛情で繋がって生きているんじゃないかな、と思ったのでした。