第19話 全クラス対抗戦
Eクラスサイド
時刻は9時
「皆さん!僕は皆さんの魔力が尽きるまで一切手を貸しません。
なので、魔力了解放出のミスなどはできません。
もし彼らBクラスを相手に勝てないのであれば、
僕の手は借りられません。」
「大丈夫だぜ、あんな人たち僕たちだけで倒しましょう!」
ラディスの激励にみんなの顔が変わる
「では、ラーは僕と一緒にいましょう、
マリアは勿論手伝ってあげてください。」
「任せて。」
「おい、そこの夫婦イチャイチャするな。」
など冷やかされるが悪い気はしない。
Bクラスサイド
「チッ、なんだあのむかつくやろう。
皆んなー、落ちこぼれどもに力を見せつけるぞー!!」
とリーダーの生徒が号令をかけ、Bクラス全員が余裕を持って相槌をうつ
「それでは、Bクラス対Eクラスの試合を始める。」
厳かに学院長が試合開始を告げる
「よっしゃいくぜーーー……………………へ?」
火上級魔法<
水上級攻撃魔法<
Bクラスの大半が吹き飛び気絶する。
残った数人も中級魔法で気絶した。
「はぁ、はぁ、…やったの?」
皆んなただ魔法を打つことに集中させた。座標はマリアが決めたのだ。
彼らはまだ別のことを考えながら上級魔法を打つことはできない
「お見事です!無事に勝てましたね。」
そう、我らの奥の手はすでに同じ属性数人で組めば上級魔法を
使用出来ること。そもそも、数人で魔法を行使するのは極めて難しい
しかし、裏を返せば1人で出来ないことも出来る。
「くっ、俺らが落ちこぼれなんかに。」
「落ちこぼれとかそういう物にこだわってるから弱いんですよ。
人は1人じゃ弱い生き物です。
協力していかなければ生きて行けないでしょう。
個々の力で挑むのは絶対的な強者のみ、
生半可な実力で真似しないことです。」
「お前は何もしてねぇじゃねえか。偉そうに口出すな!」
「あなた方如き雑魚に使う魔法なんてありませんよ。
雑魚なのは、力でなく心です。
それがわかるまであなたはいつまでも彼らに勝てませんよ。」
「皆さん、次は3年Sクラス優勝候補ですよ。
彼らには、全力でぶつかってみましょう。
勝てなくてもいいのです、危なかったら逃げても良いです。
しかし、諦める事は許しません!
リズさんが仰った通り死ぬ気で挑んでください。」
『おう!』『うん!』みんな声を揃えて返事をする。
「よろしく頼む1年Eクラスの諸君。
君たちの実力は一回戦で見せてもらった。
遥かに我々が一年の時より強いだろう。しかし、負ける事はできない。」
へぇ、まともな人いるんだ
「あれ王子殿下よ。」
「え?そうなんだ。いい人そうだね。あ、いいこと思いついた。」
「へ、何?………………………うん、わかった。」
「さぁ、皆さん、学院最強の称号をこの手にしましょう!」
『おおおおおー』
「それでは準々決勝、3年Sクラス対1年Eクラス始め!」
リズさんの合図で試合が始まる。
「相手が1年だろうと手加減するな!」
相手は1人一発上級魔法を撃ってくる。
つまり全属性の攻撃魔法だ
「な!二十発はあるぞ。」
「無理だ、あれは。」Eクラスは弱音を上げる
さすがに厳しいか?
「頑張ろう、皆んな!諦めていいの?」
マリアが皆んなを諭す。
「そうだよ。絶対勝てるよ。僕たちはリクくんがいるから。」
「そうだな。」「僕たちは動けなくなるまで魔法使うだけだ。」
それでいいの?
しかし、ラディスの言葉が胸に響いたのか、
みんなが魔法を相殺しようとする
「これは厳しいですね。」
魔法と魔法がぶつかり合うがこちら側の魔法は僅かにも拮抗することなく
消え去り、相手の魔法が飛んできた。
「うわああ!」
「ごめん…………リクくん。」
「十分です。行きましょうか。」
マリアすら倒すとは。少々予想外だ
「そちらは1人、これは決まったな。しかし、手は抜かない。」
「見たことがありますか?絶級魔法を。」
僕は太陽から魔力をもらう。
火絶級魔法<
もちろん死なない程度の威力だ。
とゆうか今更ながらこの魔法いささか誇張がすぎるな
僕の魔法一撃で退場した3年Sクラス、まぁ超級じゃ勝てなかったかな。
会場が歓声に包まれる。
「!?」後ろからとてつもない威圧が向けられた
「暗澹の帳」
直後空が真っ黒に染まり太陽ば消える
「やっと見つけた!天照の後継者。」
「何者ですか?」
「振り向かないで、敵じゃないよ。
でも太陽があるとお話し出来ないから、
2日後の夜にここに来てじゃあね。」
後ろを振り返ると何もいない。
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