第6話 冒険者になる

馬車で隣町まで移動している、正直遅い。次からは走って行こう


「ついたよ!」

「ありがとうございました。」

おお、初めてきた知らない街だ。ちょっと感動


でかい!冒険者ギルドの第一印象だ。

大きな看板をぶら下げている。ここは意外と有名なのだ。

それはこのギルドはギルド長が元Sランク冒険者なのでかなり大きなギルドで、

高ランクの依頼も受けられるそうだ

よし、入ろう


ギルドの中にはかなりの人がいて賑わっている

酒場も一緒にあるからか?

受付嬢らしき人を見つけ、その人のところへ行こうとすると

道を阻まれた

「おいおい、ガキンチョ。ここはお遊びで来る場所じゃねぇぞ?」

嘲るような視線を向けて来る中年冒険者

「心得ております、では。」

「そんな理由で納得できるか。早くお家に帰んな。」

「で?」

「ん?」

「あなたが納得できないから、なんですか?あなたが納得しない事で

僕の冒険者登録を遮る理由はなんですか?」

「お、お前みたいなガキが早く死ぬんだよ、俺は心配してやってんだ。」

はぁ、最もらしい理由を並べて、

先ほどまで嘲笑の対象にしていたじゃないか。

「問題ありません、自分の実力は心得ております。」

「じゃあこの蹴りに耐えられるよな。」と言い蹴りかかってきた

遅い、遅すぎる

ドドン!吹き飛んだのは冒険者、僕は蹴りをジャンプして回避し、

そのまま空中で顔面に蹴りを入れると後方へ吹き飛んだ

「相手になりません、今の百倍は速く蹴らないと当たりませんよ。」


どっと、歓声が沸いた

「おおすげぇぞ坊主ー、Bランク冒険者相手に瞬殺かーーー。」

などと称賛の声がおくられるが、僕が気になった言葉は

「Bランク?あの程度で?」

これは思ったより早くSランクになれそうだ


「すみません、冒険者登録したいのですが?」

「君いきなりすごい事したね。」

「え?なんのことですか?」

「まさかの自覚なし!?いきなりこんな子どもがうちのギルドでも

10番目に強い冒険者をボコボコにしたのよ?とんでもないじゃない。」

「あーあれは致し方なくて。ところで冒険者登録できますか、年は12歳なのでギリギリ大丈夫だと思いますが。」

「はい大丈夫よ、じゃあ説明するわね。

まず!ランクはEランクからランクの上げ方は2つあるわ。」

「2つ?」

「そう、1つ目は沢山の依頼をこなすこと。依頼は自分のランクと一つ上

つまり君の場合Dランクまで受けることが出来るわ。

そして2つ目は、倒した魔物のランクで上がるわ。例えばDランククエスト

なのにBランクのモンスターが出てきた場合、勿論逃げてもいい

ただ倒して討伐が証明されればランクが上がるわ。」

「ランクによって数が違うんですよね?」

「そう、Dランクの魔物、ゴブリンとか1000体ぐらい倒せばCランクへ

Cランクの魔物は100体、Bランクの魔物は10体、Aランクは5体よ。」

「あれ?Sランクは?」

「倒せるわけないわよ、とてつもない強さですもの超級魔法にだって

1発なら耐えちゃうんだから。」

「それなら問題ありませんね、で、何体倒せばどこまでランクが上がりますか?」

「何言って?まぁ3体は倒せば確実にSランク確定ね。」

「ありがとうございます、ではこのDランクのゴブリン退治を。」

「はい、頑張ってね。村まで行ってそこで泊まっても冒険者はいいのよ。

それとパーティーは組まないの?」

「僕はソロで、はは。では美しいお姉さま。」

「はい、口が達者ね。」


僕は初めての依頼をするために村まで走った
















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