冒険者編
第5話 冒険者になろうとする(1年間
月日は流れ僕は今12歳になりました。
僕の容姿は赤髪赤目、身長は165センチ程と高め
かおはどことなく前世の顔の面影があり、
イケメンだ。嘘じゃないからね!
魔法はすでに超級魔法ならば夜でも3発ほど打てるが、撃つ機会はない
だって使う時なんて村ごと焼き払う時とかだよ
絶級魔法は魔力が全開で1発打てるだけで使えると言う次元ではない
この10年間いろいろあったんですよ、と、その前に
太陽の力はかなり納得できるレベルまで持っていった
今では太陽の秘儀(
荒魂以外は自分で考えて作るような感じだった
ちなみに10年間で特に記憶にあるのは
やはり魔法と太陽の力がほとんど、それ以外には街に出たり少し外を回ってわかったわことがある。
僕はすでに魔法の世界では指折りの力がある
魔力量おいて僕ほどの魔力量を有する人をいまだ見たことがない
なので僕は魔法学院に通う前に冒険者になって少し世界について学ぼう
と考えた、
なのでまずは冒険者になるために両親を説得しなければならない
そしてもう一つは剣の力である、男爵家は貴族なので騎士を雇っている
騎士曰く、才能はあるということだが、
まだ鍛錬して日が浅いので実力は乏しい、
今はとにかく鍛錬だ。僕は焦らず基礎を固める
まだ技名は決めていないが太陽の秘儀で身体強化系があり
それを使えば
剣聖とも渡り合えるだろう、もちろん魔法抜きでだ
しかし僕は慢心することはできない、何故なら「勇者召喚」
この言葉が常に頭にちらつく
この世界の本に書いてあったことなので真偽の程は分からないが
曰く「異世界の勇者はとてつもない力を持ってこちらの世界に来る。」
過去にいた勇者は黒髪黒目だったそうなので恐らく日本人なのだろう
つまり、そうでもしなくてはいけない程の敵が現れるのだろう
それに備えなければならない
雄也や他の友達にも会いたいとも思う、まぁ、あの2人をどうするかは
考えないようにしている。太陽の力を復讐の力にするつもりはない
何より信じてくれた神々の皆様に合わせる顔がない
この力は誰かを守るために使うんだ、でも僕は少し利己的に生きなきゃ
ダメだから、誰かを守ること以外には魔法で戦う
そして最後にお見合いだ
僕は様々な貴族とお見合いしてきたが、皆傲慢であまり好きになれない
もちろん僕は男爵家なので下に見るのは当然だろう
しかし日本で育った僕にはどうしても己の能力が優先ではないかと
考えてしまうのだ、侯爵家令嬢だから、とか正直権力のために結婚する
のはありえない。まぁ、とにかく両親を説得にいこーー
「父上!いいですか?」
「お、リクいいぞ、なんだ?」
「冒険者になります、認めていただきありがとうございます、では。」
「ちょちょちょ、え、俺今認めた?」
「はい、頑張ってこいと応援して頂きました。」
「いやダメだ、今回ばかりはダメ、冒険者はゴロツキも多いそれにお前はパーティー組めるのか?」
「父上、僕の実力はわかっているでしょう、魔法を使え、更に冒険者ならば相手は獣、勝てない敵であろうと逃げる事は出来ます。」
太陽の力は誰にも見せたことがないし、使うべき相手もいない
力不足だと思われたか?
「お前の実力は知っている、もちろん冒険者としてもやっていけるだろう
しかし来年魔力持ちの貴族は学院に通わねばならないのは知っているだろう?」
魔力持ちは貴族と王族が大半を占める。何故なら魔力持ちは魔力持ち同士で子をなし、
そうすることでより血統を高めたからである、
魔力持ちの平民もいるが、金銭的な理由で学院に通う事が困難な為、強制ではない
しかし貴族と王族は必ず通わねばならない
「分かっています、ですから一年だけです。それで僕は取りあえず冒険者でSランクになります。
そうすれば学院に通いながらでも修行ができるでしょ。
父上、正直僕の相手になるのは魔物でも上位でなくてはいません。
僕は強くなりたいんです、だからお願いします。」
「そこまでか、わかった。認めよう。
しかし約束してくれ必ず死なないと。」
「勿論です、ありがとうございます!」
(息子ももうでかくなったなぁ、でも俺は心配なんだ。可愛い1人息子が、
必ず無事にそして強くなって帰ってこい。」
冒険者になると言う事はこの街にはギルドがないので、必然的に隣町に入ることになる。
父親としての心配を押し殺し息子の背中を押したのだ
「母上、よろしいですか。」
「ん?リクどうしたの?」
「冒険者になりたいのです、1年間だけ。」
「いいわよ。」
「え?」
「あなたが決めた事に反対なんてしないわ、でも必ず帰って来るのよ!」
「はい、ありがとうございます母上。」
(頑張りなさい、あなたは絶対大丈夫よ!)
よし、少し寂しいけど必ず冒険者として一年でSランクにならなきゃ。
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初めまして、ニャルラトホテプと申します!
冒険者編は多少長くなると思いますが読んでいただけると
嬉しいです!技名なんかは自分の好きな日本書紀や神道から持ってきてたりします!
本作は僕の大好きなものをこれでもかと詰め込んだ作品
ですので、万人に好かれる作品でない事は重々承知しておりますが
是非楽しんで読んで頂けると幸いです!
それではリクの無双や葛藤を含めた本作をよろしくお願いいたします!
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