第4話 魔法と太陽
まずは魔法から
魔法は魔法陣を組み立て、そこに魔力を流す事で魔法が使用出来る
まずは火初級魔法<
ぽん!というなんとも間の抜けた小さな爆発で終わってしまった。
これは魔力を流しすぎる事で起こる、僕の魔力量は恐らく既に相当の量だ
毎日魔力放出してんだよ、めちゃ辛いよ、でもがんばる!
逆に少なすぎるとそもそも発動しない、
因みに魔法陣は宙に魔力で
その速度が早ければ早いほど勿論魔法を早く撃つことが出来る
一時間ほど練習して、時間はかかるが火の上級魔法<
放てた所で魔力が底を尽きた、無駄に消費している魔力が多い
改善点について考えるのは家に帰ってからにしよう
今は正午、最も陽が上る今しか無い
実は、空にある太陽がまるですぐそばに
あるように感じていた
太陽へ向けて手を掲げると
ドゴオオオオオオオンとけたたましい音が天から降り注ぎ
僕に向けて炎 嫌、もうそれは小さな太陽が降り注いできた、けど、
僕に恐怖はない、だってあれは僕の味方だから
まずは魔力が漲った、全回復したのではない
あきらかに今まで以上に莫大な
そして打てる気がした僕の体がほぼ無意識に技を放とうと
「天照の
荒魂とは何か?
それを説明するにはまず自然の神について説明せねばならない
八百万の神は、山・海・風・雷といった自然の様々なところに宿っている
風の神、それは空気を澱ませないように風をふかす神なり
しかしその一方で、台風を起こす神でもある
海の神、それは数多の食料を与える神なり
しかしその一方で津波による大災害を起こす神でもある
八百万の神には恵を与える「
災いもたらす「荒魂」が混在している
しかし、太陽だけは人に災いをもたらさない
これこそが八百万の神を統べる太陽神天照大神の偉大さなのである
太陽は自然全てを司るものつまり世界に様々な災いが起きた時は、
すなわち 「天照の荒魂」と捉えられる
自然全てを統べる天照大神が引き起こす災いはもちろんとてつもない
「太陽だ、小さな太陽が僕の手の上に!」
もちろんこれは放たない、太陽の光を得る事で使える技はまだ沢山ある
それを制御できるまでは、
恐らくこの世界最強であろう技を使うわけにはいかない
そして恐ろしいことがわかった、太陽が昇っている時
僕は魔力を消費しない、太陽が放つ莫大な魔力を借り受けることが出来る
「よし、魔法と太陽の力を使いこなすぞ!」
僕は陽が暮れるまで練習した
家に帰りまず会いに行くのは父上だ
「父上、ただいま帰りました。」
「おう!お前あんまり無理するなよ、まだ2歳なんだからな。」
「はい!大丈夫です。それでは母上のところへいって寝ます、
今日はお腹が空いていないので。」
「すぐ寝るんだぞ。」
「はーい。」
続いて母上のところへ
「母上今帰りました。」
「おかえり、リク。あんまり遅くなったら心配よ、陽が暮れるまでには
帰ってきなさい。」
「母上、陽が暮れたらすぐに帰ってくるので、それまでは魔法の練習
じゃダメですか?」なんとしても陽が暮れるまでは練習して
早く太陽の制御を覚えたい
だから僕は上目遣いで可愛くお願いする
「わかったわ、でもすぐに帰ってくるのよ。」
「ありがとう御座います母上、だーい好き!」
「ふふふ、私も大好きよ。」
「今日は疲れたのでもう寝ます、それでは母上おやすみなさい。」
「相当疲れたのね、ご飯も食べずに寝るなんて。
でもきっとリクはすごい人になるわ、だってまだ2歳よ、
あなたもそう思うでしょ。」とメイドに話しかけると
「はい、とても2歳とは思えません。話すだけならまだしも、文字を完全に
理解し、はたまた魔法まで出来るとは。将来が楽しみです。」
「そう?そうよね、うふふ。でも私はリクが天才じゃなくても良いわ。
私が望むのは幸せになってもらうことだけ。」
「100、101、102。」僕は筋トレをしていた
魔法だけでなく剣も学びたい、僕が目指すのは世界最強
魔法だけではダメだ、少なくとも夜は太陽の力が得られない
だから今回は体も鍛える
筋トレは考え事をしながらでも出来るから良いものだ
さて、魔法はやはり練度を高めなければ、火上級魔法までの
魔法陣と魔力回路は完全に理解した。上級魔法はやはり需要がある
しかし打てる人は少ない、やはり魔力量が多いからだ、
だが僕にとってはとても良い魔法だ
しかし魔法には更に上、超級と絶級魔法がある
この魔法一つで戦局が大きく傾くほどの威力がある
しかし何より使う魔力が多すぎる、一流の魔法使いが数人で超級、数十人
で絶級魔法だと思って良いほど燃費が悪い
しかし僕は昼ならば恐らく絶級魔法だろうといくらでも放てる
しかし天照の荒魂はよくて2発、死ぬ気で3発ほどだろう
こればかりは死ぬ気で修行してなんとかするしかない
それに太陽の技はいくつかある
とにかく今までと同じように当面は魔力量を増やし超級と絶級の魔法陣を
理解することかな
「ふぅ、今日はもう寝よう。」やはり2歳の体には堪える
僕は深い眠りについた
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