幼少期

第3話 誕生

陽の光に照らされ僕は重いまぶたを開けた

「--〜〜---。」

「〜〜〜〜〜-。」声は聞こえるが何と言っているかわからない

恐らく言語が違うんだろう

二つの人物は両親だとわかったところで僕は眠った


3ヶ月の月日が流れ僕は言語は完全に理解した。やはり僕は天才なのだ。

そして僕の名前はリク=リーゼロッテ

名前が一致したのだ。何とすごい確率だ そろそろ文字を覚えたい

しかし歩けるわけもなく文字を学ぶことが出来ないのがとても残念だ。

メイドなんかもいるから貴族みたいな感じなんだけど中世ヨーロッパみたいなのかな?


一年の月日が流れ僕はすでに話すことそして歩くことが出来たので

周りからは神童などと呼ばれている。まぁ当たり前だよね、だってたとえ

普通の人だろうと天才扱いされるのに

本当の天才がここにいるわけですから

そして重大なことがわかった。世界が一貫して中世ヨーロッパのようなものと思っていいだろう。このアントワール王国には王族と貴族そして

平民、農民という階級があり貴族のみ階級が細かい上から

公爵→辺境伯=侯爵→伯爵→子爵→男爵→騎士爵

僕は男爵家の嫡男だったのだ。僕が貴族になるとは、まぁあまり高くない地位で良かったが、とにかく僕は貴族としてではなく魔法使いとして大成したいのだ


そして最も重大な事、それはこの世界には「魔法がある」


男爵家でもかなりの魔法書があり理解するのはある程度の歳に

なるまでは理解不可能だろう

魔法について説明すると

魔法には火水風土雷の5属性があり基本皆1属性因みに魔法を使うには

魔力が必要で知識を深める事で必要な魔力量を減らすことが出来る

逆に魔力量を増やすにはどれだけ魔力を使ったか、つまり今のうちから

使いまくればそれだけ増えるのだ

しかし魔法学院は13歳からでそこで0から魔法を学ぶらしい

もちろん僕はそんな馬鹿な事はしない、今のうちの魔法書をそうだな

‘一年’で読破することを目標にしよう。


リクのいない日本では葬儀が行われていた


「くそ!リク、何でだよ。畜生、勝手に、勝手に死んでんじゃねえよ。」

泣いているのは雄也、雄也はリクの親に自分が知りうる全てを伝えた

そしてリクの両親はなぜ恵と別れ、転校を決意したリクを見て恵に裏切られたのだと考えていたが雄也のことばで確信に変わり葬儀には幼馴染2人と

その家族には出席させなかった。リクの葬儀にはリクに助けられた沢山の

人が参列し皆例外なく涙を流していた


そして異世界では一年の月日が経ち


これで最後だーー

「よし、読み切った。

父様うちにある魔法書以外を集める事は可能ですか。」

「はっはっは。リク、お前は毎日書庫に出入りしているのは知っているが

うちにある本はかなり多いぞ、

そういうのは全部読んでから言いなさい。」

と答えるのはリクの父親カント=リーゼロッテ。

全然厳しくなくてとても優しい父親だ。

「はい、全部読み切ったので言いにきたのですが。」

「嘘だろ、これは驚いた。文字が読めるだけでもとんでもないのにこれら全てを読み切ったと?」

「はい、しかし僕には適性が火属性のみのようです。」

「まぁ、沢山属性が使えるからいという事でもない、一つならば

それだけを究めれば良い。」

「ありがとう御座います、それでは僕は母上の所へ行くので、では

魔法書の件は任せましたよー。」


「母上ーー。」

「リク、あまり屋敷の中を走ってはいけませんよ。」

答えるは白銀の髪を持ち容姿は天照様にどこか似た僕の母

ローザ=リーゼロッテ。

「ごめんなさい、早く母上に会いたくて。」

「私は逃げないわよ、うふふ。」

「今日で書庫の魔法書は全て読み終えました!」

「あら、それは凄いわね。追加の魔法書を旦那様に頼んできたのね?」

「さすが母上、その通りです。」

「それでお願いがあるんですかもうそろそろ魔法を使っていいですか?」

「うーん、本当は反対なんだけどせっかくの知識があるのに使わないんじゃね。いいわよ、森で訓練してきなさい。だけどあんまり奥まで言っちゃダメよ。」

「分かっています、ありがとう御座います。」内心とても驚いた

だってまだ2歳ですよ、なのに貴族家嫡男1人で訓練して良いって

かなり2人は放任的なのだ、まぁ僕としてもあまり口うるさくない方が

助かる

さぁ、太陽の力と火の魔法の力を試してみよう
















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