ゆりちゃんの部屋はまだ荒れていたのか……。
まあ、生徒さんがいるのは本当に良いことと思う。教えているのに、教えられ。
びいも先生業に案外向いてるんだけどなあ……。Bも先生のびいなら、といつも言っていた。アート系って、ダメだね。こうなるとわかってたら、無理しても学校の先生の免許をとっとけば良かったんだよ。取ろうと思えば取れたのに。来世同じ場面に来たら、そうしろ、と俺は言うね。つまんないとか思うな、と。
海外に出ても見つからなかったものを日本で探す今、先が見えてた人は海外に出る前にそう言ったんだけどね。
「探してるものは日本にあるのに」と。
ゆりちゃんも立ち直っていくだろうと思う。きっとそんな気がする。だけど、もしも堕ちて堕ちてしても、今となったら、自分はゆりちゃんを愛おしいと思うだろう。
それって不思議だよなあ。最初、苦手だったのに。
やっぱり傷つくことによって、人間得るものがあるんだよ。だから。
ここから仮にまたさらにどんなに堕ちたとしても、見守ってあげたい。
作者からの返信
生徒さんとのつながりが、ユリちゃんにとって外とのつながりのようでした。それもなかったら本当にまずかったのかもしれません。
びいさん、先生業が向いていたのですね。周りの方もそう感じていたのですね。環境や何を教えるかにもよるでしょうが、やりがいのある職種だと思います。
探し求めているものは、案外遠くまで出向かなくてもむしろ近くに、あるいは自分の内側にあるものかもしれませんね。でも人はつい、遠くに目を向けてしまいがちではありますね。
いつもユリちゃんのことを見守っていて下さってありがとうございます。いろいろやらかして見苦しいところもあるかと思いますが、コメントにいつも励まされています!完結までまだ時間がかかりますが、(そして書けていませんが・・・)気長にお付き合い下さると嬉しいです✨
ユリちゃんって、やっぱり心の中にしっかりとした芯をもっている人なんだと思いました。
人間、崩れるときは一気に崩れる。たぶん、どんなひとであったとしても。
しかし違うのは、堕ちた後だと思うんですね。どれだけ墜ちてずたぼろになっても、どこかで光を探している。無意識にも。微かながらも見えたとき、その光をけっして逃さず放さない。本人は気づいていなくても、背を伸ばし進む行く先を見据えている…
ユリちゃん、再起動。
世界を、再インストールだっ!呪文堂もインストールしちゃってね!!
作者からの返信
いつもユリちゃんへ、温かいお言葉をありがとうございます✨
彼女がしっかりとした芯を持っている、と感じて下さって嬉しいです。堕ちて崩れつつも光を無意識に求めていて、希望にすがろうとしている・・・ユリちゃんに限らず、人はそのような性質を持っているのかもしれません。絶望しつつ、なにかにすがる気持ちとは、同時に起こるものでしょうか・・・
ユリちゃん、再起動がうまくいくと良いのですが。呪文堂さまもインストールできたら、楽しい世界になりそうです♬ 新しい世界を楽しんで欲しいです^^