3-10 四季島 前

今日の活動も楽しみだなー!


「今日は討伐系だよね。

どこ行くの、テルネ?」


「えっとね、四季島に行くわよ」


「分かった。出てくるのはどんな敵?」


「えっとね。今日はあれだから、ねっ。シリカ」


「そうですね、テルネ。あれですよね」


あれ?2人とも呼び捨てになってる。



凄い桜だ。

なんか懐かしいな。前はあんまり気にしてなくてお花見とかもした事は無かったけど。


凄い綺麗だ。


「ユウト。どう?綺麗でしょ。サクラって言うのよこれ。シリカと一緒に調べたのよ」


サクラか、僕以外にも来た日本人がいたのかな。


「凄い綺麗だね。ところでさ、モンスターはどこにいるの?」


「今日はね、旅行よ。

ねっ!シリカ」


「そうです!今日は旅行です。

次は夏島に行きましょう」


2人とも楽しそうだから良いかな。

「2人はそのまま泊まるの?」


「うん。ユウトにもらった旅行券でね。

秋島の紅葉荘って言うところに泊まるわよ、ユウトもね」


ん?

「僕も?」


「そうよ」


「えっと、」


「いいから、ねっ。」


とりあえず今は楽しもう。


それにしても暑いな。春島に戻りたい。


「ユウトー、泳がないの?」

「ユウトくん、泳がないんですか!?」


「僕は、いいかな。この辺りを散歩してくるね」


何か面白いことないかな。

あっ、

スイカ割りしてる。


右、もう少し右。今度は少し左に。

あー、違う。もう少し手前なのに。


やっぱり割れなかった。


あっやばっ。グループの人と目があっちゃった。



急いで戻ろう。


「二人とも、ただいま。そろそろ昼ごはん行かない? お腹すいちゃった」


「そうね。昼食にしましょう」

「そうですね。お腹が空いてきました」



~海の見えるレストラン~


『いらっしいませ。お好きな席にお掛けください』


海が見える席は埋まっちゃってるな。


「海の見える席は空いてないね。そこのテーブル席にする?」


『おい、そこの黒の髪!』


僕じゃないよね。


『女の子、2人も連れてる黒髪!』


僕か。 


「えー、何でしょうか」


ってスイカ割りの子じゃん。


「さっき、スイカ割り見てた奴だよな、俺らと一緒に食べようぜ」


うーん。テルネに聞こう


(テルネ、どう思う?)

(いいんじゃない、あっちも男子一人、女子二人だし。たぶん寂しいのよ)


「うん。一緒に食べよう」


リーダーだし僕から挨拶しよう。


「はじめまして、えっと、何でもないです

名前は富田裕翔で、この二人が僕の仲間の」


「魔法使いのテルネです。」

「鍛治士のシリカです」


チーム名、なんだっけ? バスターズが却下されたのは覚えているんだけど


「俺らはカルステっていうチームだ。

でっ、俺の名前はカトだ」


「私は魔法使いのルイスです」

「私は踊り子のステラだよ。」

















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