3-10 四季島 後

「じゃあ、こっからは男子と女子に別れて行動ね、私たちはもう行くから。バイバイ」


「おっけー、俺らも勝手に遊んでるから。じゃあな、ルイス姉さんたち!」


昼食を食べ、仲良くなった僕たちは男女に分かれて遊ぶことになった。


そして、僕たちは

「ついたー、着いたぞ」


「ここは、居酒屋!?」


「うぉ、まじか。裕翔は知ってたのか。

さっきまで自慢げに話してたのがちょっと恥ずいな」


「いや、あの、来たことはないよ。知ってただけで」


「良かったわ。さっそく入ろうぜ」


(いらっしゃいませー、お好きな席へどうぞ!)


「とりあえず生で、

裕翔も生でいいか?」


「いや、僕はオレンジジュースにしようかな、

それより、生って生ビールのことだよね?」


「そうなのか? 知らないで頼んでたわ。 

裕翔はオレンジジュースで、食べ物は適当に俺が頼んでおくな」


~女子~

「可愛いわね」

「可愛いですね」


「可愛いよね、ペットという名前で、ペットなんだよね」

「元はモンスターだったのですが、調教師と呼ばれる人達がモンスターと心を通わし、攻撃のしない可愛いペットを誕生させました」


ステラさんのほんわかな説明に、具体的な説明のルイスさん。

良い組み合わせね。


「次は甘いものを食べに行くよー!」

「甘いものはお好きですか?」


「とても好きよ」

「はい、大好きです。」


甘いものか、どんなのが食べれるかな。

ユウトが作ってくれたアイスクリームみたいなやつとかもあるのかな、


あっ!

「ちょっと、待って。

お土産買っても良い?」


「ユウト君にですね。私も買いたいです」


「2人とも優しいね」

「本当にそうですね。私たちはあいつに買ってあげるなんて思いつきもしませんでした」



~男子~


「もう少しで、つくぞ」


「本当ですか、良かったです」


僕は今、何故か山に登っている。

カトさん曰く、酔い覚ましの散歩らしい。


「ついた。ここに来たかったんだ。

上、すごくねぇか?」


上?


…凄い。満天の星空だ。


「すごいです。」


「街とかだと結界に覆われてて星が見にくいからな。 

ここは、ギリギリ入ってないんだ」


「結界ですか」


「まぁ、結界のおかげで街にモンスターは入ってこないし、快適な温度だし。

良いことばっかなんだけどな、


よし、帰ろう」


「えっ、もうですか?」


「あいつらがもう宿の近くに向かうって連絡が来たからな」


「連絡って、どうやって」


「あー、多分。教えても良いが裕翔たちにはできないと思うぞ。


あと、お前だれ? 俺たちのことずっと追いかけてきて出てこいよ。」


~女子~

「着いたよー」

「着きました。ここは


「縁日みたい」


「テルネちゃん、よく知ってるね。

ここは縁日を毎日やってるところだよ」


「うん。ユウトが前に縁日みたいって言ってたから」


「あのギャンブル大会の後のお祭りですね。 でも、あの時とは食べ物が全然違いますね。

あの時の食べ物はわたあめ、アプル飴、チョコレートバッナナ、あと


「ルイスさん。ステラさん。 

シリカのことはほっといて大丈夫です」


たまに、シリカは可笑しくなっちゃうんだよね。とくに甘いものについてだと。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る