3-2 依頼
んー、もう朝だ。よく寝たー
早く、手紙を私に行かないと。3時間後にはこの街を出発だからね。
着いた、ここがバレンの冒険者ギルドか
「すいません。この手紙をギルド長に渡していただきますか」
「はい、承りました。あっ、申し訳ありませんが少しお待ち下さい。」
クーステスさんの手紙って分かった瞬間に受付嬢さんが凄い慌ててた、あの人って本当に凄い人なんだ。
「待たせたな、お前がクーステスの手紙を持っていたやつか? 初めて見た顔だな」
凄い筋肉!
「はじめまして、裕翔と言います。
えっとー、ウタで冒険者をやっています。このギルドのギルド長さんですか?」
「おぉ、悪い。自己紹介がまだだったな、俺はガルラ、ここのギルド長だ。
さっそくだが、お前があのスキルの書を解読したり、ボス部屋を開けたりしたのは本当か?」
「あのスキルの書がギャンブルスキルのことなら解読ではないですけど似たようなことはしました。ボス部屋はレベルダンジョンのことですか?」
「そうだ、レベルダンジョンのことだ。
それでお前さん、俺から依頼を受けないか?」
「依頼ですか、すいません。時間がないので受けられません。」
「あー大丈夫だ。一つの依頼はすぐには終わる。もう一つの依頼は暇な時に受けてくれれば良いから。」
「分かりました、依頼を受けます。ですが、普段活動しているのはウタですよ」
「分かってるから大丈夫だ。じゃあ俺に着いてきてくれ」
そして、僕はギルドの奥にある部屋についた。
「俺からの依頼はこれだ、このスキル書だ」
これは時空魔法!?なんかカッコ良さそう。
「あの、これがなんでしょうか?」
「これを読めるか?」
これ、また日本語だ
「読めます、時空魔法と書いてあります」
「時空魔法だと!…
これは魔導書ということか、読んでみてくれないか」
読んでいいの!
「はい、ありがとうございます」
中はこの世界の言葉だな、中を読めば内容が分かったんじゃないのかな?
「読み終わりました」
「どうだ、覚えられたか?」
「覚えられませんでした。ところで質問があるのですけど、どうして中を見なかったんですか中の字は普通でしたよ」
「あーそれはな、開けないんだ。スキルの書も魔導書も何の書か分からないと開けないんだ。
属性魔法の書を見る前に職員がこれは属性魔法の書ですとかって言っていたはずだぞ」
「言われた気がします、多分」
「あと、このスキル書じゃない、この魔導書をクーステスに渡してくれないか。俺は魔法に関しては何の知識もないからアイツが持っていた方がいいだろう」
「分かりました。」
この後、僕はガルラさんから2つ目の依頼を受けてから女将さんとの集合場所にいった。
そして、僕たちは無事にウタの街に帰ってきた。
ちなみに2つ目の依頼はダンジョン攻略だった。
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