2-6 ひとりぼっち
良く寝たー!
今日は何しようかな? 今日は週7日のうちの2日ある休息日。
いつも、
だらだらしているだけで終わってしまうから今日こそは何かしようと思っている。
とりあえず、宿から出よう。
「女将さん、行ってきまーす。」
あれ?女将さんいないのか。
まぁ、いいや。街に出てみよ。
…
…
誰もいない。
ホントに、誰もいない。
えっ、みんなどこ行っちゃったの?
冒険者ギルド?
いない。
教会は?
いない。
じゃあ、集会場だ。
いない。
この世界で僕1人になっちゃったのかな。
どうしよう、そんなの嫌だよ。
神様どうかお願いします、みんなと会いたいです。
「ユウト、何しているの?
そんなところで跪いて」
えっ、テルネ。本当にテルネだよね。
「テルネー、会えて嬉しいよ。
ありがとう。」
「何? どうしたの?
抱きついてきて、昨日会えなかっただけでそんなに寂しかったわけ」
「うん、もう一生会えないかと思った。
街から誰もいなくなっていたんだよ」
「何よそれ。変なこと言うわね。
当たり前じゃない。お祈りの時間なんだから」
「なんで当たり前なの?」
「えっ、なんでって
お祈りをすると自分だけの空間になって静かにお祈りできるでしょ」
そうだったの!?
「あっ、そうだったね。
うっかりしてた、寝て起きたら誰もいなくて。」
「あー、寝坊したのね。私もやったことあるわ。誰もいないと少し焦るわよね。」
「うん、そうそう。」
「ユウトはこれから暇、じゃないわよね。 教会に行って寝坊で出来なかったお祈りをしなきゃだもんね。
じゃあ、明日。バイバイ」
「うん、またね。」
お祈りの時間って言うのがあるのか知らなかった。
あっ、でも神様がなんかそれっぽいことを言っていたような、言っていなかったような。覚えてないから久々に会ってみようかな。
そして、教会で
「すいません、お祈りをしにきました。」
「はい、奥の部屋へどうぞ」
お祈りってどうなるのかな?
二拝二拍手一拝でいっか。
「裕翔くん、久しぶり」
神様、久しぶりです。
お祈りの仕方あってましたか?
「うん、それでオッケーだよ。
どうかな、今の生活は楽しいかい?」
はい、とっても。ありがとうございます。
「それは良かったよ。
また、来てね。
今後何か困ったことがあったら力になるよ」
はい、また来ます。
あと、その僕の困ったことではないのですが僕の仲間のユニークスキルが日本語で読めないらしいのですが直せませんか?
「ユニークスキルか。
ちなみにどんなスキルか教えてもらえるかい?」
はい、もちろんです。
彼女のユニークスキルは大賢者です
「あー、それか。
多分それにはカッコで覚醒前と書いてなかったかい?」
書いてありました。
「それじゃあ、申し訳ないけど直せないかな。
それはこの世界のルールなんだ。
でも、君たち自身で直すことは出来るよ」
どうやってですか?
「うーん。それも言えないな。
でも、ダンジョンには挑戦し続けてほしいかな。
もうそろそろ時間かな、じゃあねー」
戻ってきた、教会だ。
ダンジョンに何かあるのかな。
テルネとシリカに相談しよう。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます