第4話 初めての戦闘?
やばい、もう無理
拝啓
女将さんへ
元気ですか?
裕翔です。僕は今、逃げています。
神様からのお金に頼らないで生きていけるように、冒険者として活動を始めました。
もちろん、薬草採集です。
僕が薬草を集めていると。可愛いウサギさんが来ました。
可愛いなーと思って近づくと、なんとそのウサギさんには角がついていました。
魔物?モンスター?というやつでしょうか
そして、今30匹ほどのウサギさんに襲われています。
敬具
富田裕翔
え~!、崖ー!?、もう逃げれない。 こうなったら… 闘ってやる。
その準備は逃げながらやってたんだ。
手持ちの武器は途中で拾ったこの木の枝。
おりゃー。
あっ、やばっ、ホームランして、木の方に行っちゃた。
ごめんなさい。ごめんなさい。 ウサギさん、見逃してください。
どっ、どっ、どっ、どっ
えっ、なに!? リンゴー? いっぱい降って来た。 ウサギさんも倒れてる
(Lvが上がりました。)
富田裕翔
種族:人族
lv7
HP:1170
MP:180
STR:180
DEX:180
VIT:180
AGI:180
LUC:11万4490
スキル
体術lv1
共通言語
簡易鑑定
ステータス
New! 生活魔法lv Max
New! 投術lv1
その他(鑑定では見えません)
ツクェエ神の加護
勝った?、勝っーたー!
そうだよ、僕、運が良いんだった。
レベルも上がったし、スキルも増えてる。
女将さんに教えてもらった生活魔法と
木の枝を投げたからかな? 投術が増えてる。
スキルってこんなに簡単に増えるの?
まぁいっか、簡易鑑定っと、
生活魔法ー 日常生活に必須の魔法を使える。 (クリーン、ライト、収納、ファイヤー、ウォーター)
投術ー 投げるのに補正がかかる。
収納- 異空間に収納ができる。容量は種族レベル×10kg ただし、収納できないものもある
おー、生活魔法便利だな。
収納があるからギルドのお姉さんに薬草用に袋をお願いしたら驚かれたのか。
早く確認しとけば良かった。
このウサギさんを収納して、薬草を取り終えたら町に帰ろう。
~
~
「 薬草収集終わりました。あと、ウサギさんを倒したのですが買い取ってもらえますか?」
「はい、では薬草をこちらに。 角ウサギをこちらにお出しください。」
「はい」
「えっ、角ウサギをこんなに!?
少し待っていてください
...
お待たせしました。
あなたをEランクとして認定します。 水晶に手を置いてください。
…
はい、ありがとうございます。
こちらがランクアップ料を抜いた今回の報酬、14150リピです。」
「えっ、」
「すいません、そうですよね。ランクアップ料というのは変な話ですよね。一つ上がるたびに500リピもかかってしまうんです。 GからFに上がる子たちにとっては500リピは大金ですのに」
「あっ、いえ。それは良いのですが。 僕がEランクですか? 早くないですか? それに14150リピも貰えるんですか?」
「はい、当然です。角ウサギ30体を1人で倒していらっしゃいますので、
そして角ウサギ一体で500リピ、薬草収集で150リピ ランクアップ料1000リピを引いて14150リピでございます。」
「わっ、分かりました。」
「ではEランク用の説明をさせていただきます。
Eランクからは指名依頼を受けることができるようになります。
そのため、ユニークスキルの開示を求められております。
複数ある場合も全てのユニークスキルの開示をお願いします。
また、一定の期間、又は一定の量の依頼を受けていないと判断された場合は冒険者ランクダウンの処置を取らせていただきます。
スキル講習会のEランク部門にも参加できるようになっています。
あっ、
えー、スキル講習会というのギルド職員によるスキルの伝授会です
Fランク部門にも、もちろん参加できますのでぜひ、ご活用ください」
「はい、ありがとうございました。でも、なんで敬語なんですか?
昨日みたいに話してくれないんですか」
「いえ、きっとそれは私の妹です。私はどなた様にも敬語なのでお気になさらないでください」
「あっ、すいません。わかりました。ありがとうございました」
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