【26 郷⇒倉 もしも、僕たちがアナログゲームを作るとしたら】回答。

 こんなルールの作品があったら面白いのでは~を掘り下げるべく、自分がやり込んできたゲームを考えてみることにしました。

 シナリオが用意されている作品で面白いのは、ルール的な面白さからかけ離れている。なので除外したところ、レースゲームにハマっていたのは間違いないかな。後にスポーツカーを転がすのも、レースゲームにハマったからかもしれない。ただ、一人でやり込んで面白いゲームには、なかなかドラマが生まれない。実際、苦労を語ったところで、物語の面白さには直結しにくい。そもそも、運営が予期していないところでこそ、ドラマは生まれるのではないか。

 

 ゲーム内で他のプレイヤーと絡むことで生まれるドラマって考えた時、携帯電話やスマホで出来るゲームに思い至りました。

 僕がはまったゲームは、キャラクターを育成し、寿命までに強くするというものでした。基本はCPUと戦うゲームなのですが、他のプレイヤーとは、育てたキャラを戦わせたり、イベントでチームを組んで敵味方にわかれたりする。そんでもって、育てるキャラをコンプリートするのにも、フレンドの力が必要だった。うーん、ちょいと記憶が曖昧だ。


 さてさて。コツコツと続けていると、無課金でキャラクターをコンプリートしただけでなく、対人戦の勝利数が全国二位になっていました。一位も目指せるぜってなっていたのに、携帯電話が壊れて機種変更したらゲームが対応していなくて引退となりました。悲しい。

 引退するまで、自分の方から他のプレイヤーと進んで絡む事はなかったです。ですが、先に説明したような位置にいるから目立っていたようで、静かにゲームしたいと望んでいるのに、話しかけられることがしばしばありました。


 野良試合で初心者狩りを行ったり、ゲーム内を荒らすような連中をこらしめませんか。過激な誘いは、突然やってきました。いうなれば、運営が機能しなくなってきたからうまれた自警団からスカウトされた訳です。自警団は、公式のルールに則って戦い、悪質なプレイヤーを集団で倒します。お前らも、悪質なプレイヤーじゃね? 少なくとも傲慢な連中だと思って、仲間入りしませんでした。なんにせよ、ゲームが下手な奴が荒らしやチーターになるんだなって、当時は思ったものだ。

 他には、イベントの際に同じチームになった連中のリーダー格から作戦の連絡が来ることもありました。倉木は作戦を無視して、大将ぶった奴よりもチーム内ランキングで上位を取りました。廃人みたいな、やりこみっぷりに自分でも呆れます。


 チーム内ランキングで上位になれるのも、運営が放置しがちになって課金ユーザーが、ほとんどいなかったからに他なりません。

 金があれば強くなるってのは、人生にも通じて当然なんですよね。でも、ゲームの課金は青天井になっていくから問題だとも思う。

 最初の課金は、コインの投げ合いの勝負だとして、やがては札束での叩き合いになり、最後には金の入ったジェラルミンケースで殴り合いですよ。


 でも、明らかな課金ユーザーを、無課金で上回るのは楽しくて仕方なかったなぁ。


 連続勝利は無理だとしても、短期決戦での一位ならば、金を持っている奴を下に見るのも可能という教訓と快楽を得た。これも、対人に勝つから、面白かったんやろうね。そういや、負けた言い訳を呟く奴がいたりもしたっけか。

 欅坂46のアプリゲームで、平成最後の平手友梨奈推しの月間優勝を倉木が獲得したのも無課金でした。あの時の、2位か3位の奴が「気づいたら集計のタイミングになっていた」と呟いていました。さらには「これだけ新密度をまだ上昇させれたのに」って。アホですか。お前のいうこれだけの倍は、まだ上昇させれたのに、わざとこっちは抜けるかもしれんところで留まっていたっていうのによ。


 ルールがどうであれ、やっぱり、人と戦うのは面白いってことが言いたかったのに話がそれた。それも、金を持ってる奴が強いみたいな、不公平な状態からスタートして勝てたら最高。短期決戦の一度しか勝利出来ないとしても、その一度の勝利が、そのまま優勝できるみたいなのがいい。


 そして忘れてはならないのですが、倉木はアナログゲームも大好きです。

 郷倉くんの質問時でも話題に上がった「カタン」も好きです。そして、僕の「カタン」の戦略はチャンスカード(運)頼りのものでした。

 人狼ゲームも好きでした。あの、誰が敵で味方かわからない状態に、サイコロを使うことで、ある種の運要素も取り入れた「シャドウハンター」も楽しかったなぁ。


 ゲームには、運の要素があるから面白いってのもあると思う。

 極端な話、勝ったら運が良かった。けど、負けたときは運のせいにしたくない。戦略に長けていれば、勝てないまでも負けはしないってゲームバランスが好きな訳です。


 ここまで、ゲームにおける好きな要素を分析しました。


 ここから導き出せる面白いものを、以下にまとめます。



 不公平な状態からのスタート(つまり、複数人で戦う)。運の要素で勝ってばかりでは萎えるので、いつだって想定した中で一番最悪な事態に陥る。負けはしていないが、どんどん状況は悪化する。仲間だと思っていた奴は敵で、裏切りにあう。だが、最後の勝負での勝利がトータルでの勝利に直結する。



 ふと、まとめながら頭に浮かんだゲームは麻雀でした。

 つまり、麻雀に人狼的要素を入れたゲームや、麻雀とは一見してわからない物語に、人狼要素入れてみる。なんか面白そうじゃないですか?


 そもそも、麻雀と別の要素のかけ算を考えたとき、面白い作品があった。郷倉くんにオススメしたい。

 「咲」という麻雀に萌えと必殺技(能力)をかけ算した作品をみてもらいたい。麻雀好きじゃない人がみても、面白いと思うのかが気になる。

 いま、本棚を確認すると、「咲」のスピンオフ作品である「咲-阿知賀編」と「シノハユ」と「怜」も本棚にあるし、実写版のDVDも持ってたわ。

 実写版は、主人公と主人公の姉の二役を浜辺美波が演じています。浜辺美波と平手友梨奈は、二次元のイラストを越える存在だと思う。

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