【19 郷⇒倉 売れると思う漫画】質問。

 前の職場の上司からディスクをもらい、本を置く場所が増えたので、押し入れに乱雑に積み上げられた漫画たちを整理しようと思いました。

 すると、ちょっと想像以上の量で半分はまた押し入れへと戻すことになってしまいました。

 その時、遠藤達哉の「TISTA」を見つけました。

 御存知ですか?

 

 シスターミリティアと呼ばれる暗殺者がヒロインで、どんどん人を殺さなければと強迫観念に襲われて行くんですが、そんなヒロインと出会う男の子は本当に普通の人間で……、

 という、よくある少年漫画と言えば、そうなんですが、絵も上手いしキャラクターも良いし、テンポも良い。2巻で終わってしまうのは惜しい作品でした。

 

 久しぶりに読んでも、その面白さは変わらずで、まとめ方が綺麗な為に、もっと続けて広がる世界やキャラクターの変化を見たかったと思った次第です。

 と、同時になんか、この絵を最近、見た気がすると調べてみると、「SPY×FAMILY」の作者が遠藤達哉なんですね!

「このマンガがすごい!2020」のオトコ編・1位の漫画ですよ!

 疑似家族ものとしても最高に良いですからね。


 いやぁ、「TISTA」の時から売れると思っていたんですよ!

 ……まさに事後諸葛亮ですね。


 ということで、まだ多くの人が気付いていないけど、1年後には売れて、「でしょ? 売れるって言ったじゃん? 僕」って言えそうな漫画を教えてくれませんか?

 職場の後輩に自慢するので。


 今、僕が注目しているのは成家慎一郎の「フードコートで、また明日。」です。

 まだ単行本とか出ていないWEB漫画なのですが、女子高生で行なわれる「セトウツミ」と僕は勝手に思っています。

 セトウツミのキャッチコピーは「この川で暇をつぶすだけのそんな青春があってもええんちゃうか」です。


「フードコートで、また明日。」はつまり、「このフードコートで暇をつぶすだけのそんな青春があってもいいじゃん」です。


 1年後くらいには深夜のドラマ枠とかで、放送していて欲しいなぁと思っています。


 あと、余談ですが最近、漫画原作のアニメを立て続けに見ています。「かぐや様は告らせたい」「鬼滅の刃」「五等分の花嫁」……。

 この辺を見ていて、なんとなくの共通点が僕の中に浮かんできました。それがゲーム性です。

 物語の中で起きる問題に対し、それの攻略方法を登場人物と一緒に考えさせるような物語と言うべきでしょうか?


「進撃の巨人」が売れた辺りから、そのようなゲーム(攻略)性みたいなものが、特化されていった印象です。

 ただ、「進撃の巨人」はそのゲーム(攻略)性を物語の明かされていない謎によって、前提から覆す、という形で物語の深みを出していった作品でした。


 個人的に「進撃の巨人」は物語を深める為にゲーム(攻略)性があったけれど、最近の作品はゲーム(攻略)性を深める為に物語があるような逆転現象が起きているような気がしています。

 このゲーム(攻略)性はどこへ行くのか、というのも最近の僕の興味になりつつあります。

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