第2話 どうしたらライターになれる?

漠然と、「ライターになりたい!」と思っている人は少なくありません。

僕もそのひとりでした。


ライターになりたい理由は、在宅ワークが出来る・自分のペースで仕事が出来る・ラクそう・書くのが好き等々、動機は様々です。


では、どうしたらライターになれるのでしょう?


結論から言うと、文章を書いて報酬を貰う人をライターと定義するなら、誰でもライターになることができます。(と思います…)


ただ、問題は「どんなライターになりたいか」です。


まず、みなさんがなりたいライター像を思い描いてください。


―――ひとくちにライターと言っても、その種類はまさに千差万別なのです―――


色々なサイトの記事を書くウェブライター、紙媒体のライター、著作家、ゴーストライター、コピーライターなど、カテゴライズしていけばきりがありません。


ネツト上には様々なライター募集の広告が溢れていますが、その募集内容が自分の書きたい物なのか、そして、なりたいライター像の募集なのかはまた別の話。


それに当然ですが、「これだ!」と思うライター募集に応募しても、採用されるかどうかはこれまでの実績や文章力などが問われます。


そこで、まずライターを目指すためには「自分がどんなライターになりたいのか」を明確にすることをオススメします。


何を書きたいのか、何が書けるのか、どんなライターになりたいのか。これが明確なら、次はどんなスキルを磨けばいいのか、どんな知識を得ればいいのか、などが明確になってきます。


ここで重要なのが「動機」です。※あくまで僕の意見ですけど


僕の場合、前回も書きましたが、モノを書く動機が「自分の主張を発信したい」ことでした。


まず僕は、月間1000万PVを超える有名サイトに読者として寄稿を始めました。すると初めて寄稿した記事が掲載日PV数1位を獲得。月間でも10位以内のPV数を維持しました。


それに気を良くした僕は、週に1件ほどの寄稿を続けていきました。サイトの編集部や読者からの厳しい意見も拝聴しながら、寄稿を続けていると、ある時、サイトの編集担当者から連絡がありました。


それは、「そろそろレギュラー執筆してみませんか」との連絡でした。

このサイトでレギュラー執筆者になると、サイト側から執筆者ごとのページが設けられ、そこに顔写真とプロフィール、過去記事一覧が掲載されます。

この時はかなり嬉しくて、ひとり舞い上がってしまったことを今でもはっきり覚えています。


実は、このサイトでの執筆は無報酬。ただ、このサイトは著名人がレギュラー執筆陣として数多く参加していて、そこに肩を並べられた事を何よりも嬉しく思いました。


それに僕が執筆を始めた動機は、あくまで自己主張の発信の為なので、当時は報酬など二の次でした。


また、このサイトの記事はたくさんの大手ニュースサイトにも転載されていて、僕は自分の名前(実名)と自分の記事がネット上でどんどん広がっていくことに喜びを感じていました。


そこで僕は勘違いをします。

「ん? 俺ってもしかしてモノ書きでいけるんじゃねーの?」


つまり、書くことが仕事になるのじゃないか、と思ったわけです。


書くことで報酬を頂く。これってある意味、好きなことをして稼げるってことで、誰もが憧れる「好きな事=仕事」という構図そのものじゃないか! と思ったのです。


が、世の中そんなに甘くない。ライター募集のサイトを色々見て回った僕は、あることに気づきます。


「あれ? ライターって好きな事を書くわけじゃないだ…」そんなの当たり前のことですが、当時は自分が書きたいことを書けば読者が喜んで読んでくれる、そう思い込んでいたのです。


(次回「どうしたらライターになれる?2」に続く)

※更新未定


















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