第2話■電車内での罰
ひじょうに短い作品となりました!続けて書けばよかったと後悔しております。
■電車内での罰
ギャルの罰ゲームが決定したことは乗客の誰もが知っていたはずだったが駅員は大きな声で告げた。
「えー、ただいま男性の皆様に大変不快な思いをさせる女性がおりました、本来ですと社会的責任の伴う懲罰を受けるところではあるんですが、我々としては彼女に優しさを見せてあげまして、たった半日間ではありますが、合法的に痴漢をされる罰を与えることで許しを与えようかと思いますので、それにとってこの女性、いや、、メスのですね。」というと駅員はギャルのスカートをめくり、下着のフロント部分を摘まむと、それを思いっきり持ち上げ、T字に下着は食い込み、陰毛は好き勝手に暴れ出ていてギャルは「ひゃあっ」と声をあげるのが精一杯だった。
駅員の発言は、あたかもこちらが彼女を救ってあげているんだとも言いたげな口調だったが、それに同意した様子の男性は多かった。
みな頭のどこかでわかっていても、このように正当化されるということは、今後の行為すべての善悪の判断基準が変わるということ、そしてその判断基準によって人間は形成されていくということは無視されていて、欲や願望で頭を支配された男性数名はギャルに近寄り恥部を摘まみなでたり、大胆にお尻をわしづかみにするなどが始まり、とてつもない興奮を覚えてしまった。
僕はめちゃくちゃにされる彼女を最後まで見届けることは出来なかった。実際自分にとって今目の前に起きているような行為はこれまで想像をしたことはあっても、それはリアルでは無かった。きっと自分の好きなようにイメージに色を塗り作り上げてきたもの、その作り上げてきたものが今目の前で全く違う色を放ち、不覚にもその色に興奮を覚えようとしている。
若さゆえかその蜜のような興奮の誘惑は引き返せない味である可能性が高いと思っての判断だった。
次の駅で僕は降りた。その女性の横を横切る時にどこかを触ろうか一瞬考えたが、自分は何をすることもなく学校へと向かうことにした。
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