第7話 夢の中で③
私は夢を見ている。
夢の中の私は真っ白い世界に居て、そこでは例の霊とお話が出来る。
そして、私の目の前には例の霊が居るのでした。
そこで私は霊に声をかけるのです。
「ねぇ、どうして私の身体を乗っ取って二階の窓から飛び降りたの?」
そうすると霊はこう言います。
「貴方は勘違いしている」
「どういう事?」
「私だって怖い事をするよ」
「そうなんだ、信じてたのに…………」
「私は元々悪い霊というより怖い霊なの」
「そうかもしれないけれど、危うく私は死ぬ所だったのよ」
「それが霊なの、わかりましたか」
「うっ…………」
私はこの霊を信じたおかげで怖い目に遭いました。
それによって私は霊感が強いというのを呪います。
そのおかげで私は命拾いしたので本当に神様に感謝しないといけない。
この霊は霊媒師の所へ行って成仏させるしかありません。
それしか私が逃れる方法がないという事です。
こんな怖い思いをしたくないのでそうするしか他はありません。
「じゃあね、バイバイ」
そこで私は目を覚めして辺りを見回すと既に朝になっているのです。
私は病室のベッドの上で横になっているのですけれど、その横には
看護婦さんがいて、私に声をかけてくるのです。
「朝ですね、大丈夫ですか?」
「はい、大丈夫です」
「顔色も良いし、順調に回復してますね」
「はい」
看護婦さんは病室から出て行くと私は一人になるのですけど、
相変わらず、病院内は消毒の匂いというか、独特な匂いが
するので私は好きではありません。
入院している以上は辛抱しないといけないのでした。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます