第16話
「もう一度きこう
これが、最後だ。これからどうしたい?」
沈黙を無視して聞けば下を向いて黙る街の人
「別に、このままコイツらの言いなりになるのもよし
コイツら始末して昔の王に戻すのもよし
この街を捨てるもよし
別に俺からすれば何でもいいんだよね」
祭より、早く終わらせて眠りたいんですよね
「私は、街がこのままならこの街にいたくありません。」
強い瞳で俺を見ながら言った
「宿はどうするのさ」
泣きつかれ眠った子供達を
デッカイ籠にふかふか布団を敷き詰めた所に寝かせながら聞いた
ついでに、フェンも入れました
「宿は…捨てたくないです…
だけど、このまま変わらない場所にいて
タイチが危険に晒されるのも、
タイチが仲間外れにされて虐められるのも嫌なんです
それならタイチと二人で一から頑張っていきたいっ!」
「父ちゃん…知ってたの?」
「頼りないけどこれでもタイチの父ちゃんだからね
でも、タイチは触れて欲しくなさそうだったし
自分で解決したかったんだろう?
あ、でも今言っちゃったから意味なくなっちゃったな、ごめんな」
「ううん、ありがとう父ちゃん
心配かけてごめんね…」
泣いてルキさんに抱きつくタイチ
「お前達は異端者だ!!」
「街の疫病神だ!!」
「出ていけ!!」
街の人達はルキさん達に物を投げ始める。
「負け犬は所詮負け犬だ。」
タイチ達にビル君が結界をはった
「これが答えなんだな''黒雷神''」
「''全てを燃やし 全てを壊せ 黒炎 滅''」
俺の魔法で街が壊れていきマオのは魔法で全てが燃やされ灰になる
「お前達の答えの結果が、これだ。」
「ふざけるな!!」
「何でこんな目に!?」
「コイツらを殺せ!!」
「なぶり殺せ!」
武器を手に取り俺達に向かってくる街人
何でそれをさっきやらなかったかなぁ?
「何故そんな怒る?
お前達が望んだ未来だろ?」
ニタァと笑えば沈黙になった
俺がやらなくてもすぐに来る未来だったのに。
「俺達を殺す?
そんなこと出来るとでもー?」
ニコニコサタン君が言うと一歩後ずさる
「まぁ、コイツらは貰っていくけどな
この街で不様に生きていけ。それがお前らにはお似合いだ」
元王族は貰ってきますよ、はい
街の事なんぞ興味ないお
紅達に石を投げた罪は大きいんです、はい
「さぁ、子供達名付け親にだっこしてもらいなさい」
「ルキ タイチ
お前達は、センの側にいけ」
ビル君達は先に転移していった
「復讐なんて馬鹿な事考えるのはやめとけよ?
まぁ、もし来るならその時はこんなんじゃすまさない」
エレンと紅を抱っこして、扉を通った
ルキさんの宿は空間にいれてきました
ギルドに着くとサタン君が受付に紙を貰っていた
「あったー?」
「ビンゴー!」
「よっしゃ!
はい、これ指名手配の奴隷の売人一家!」
そうなんです、こいつら国家指名手配です
サタン君が何処かで見た事あると言ったのがきっかけです
だから、連れてきたのだよ
「確かに、間違いではないみたいですね
では、此方が報酬となります」
1億ギルゲット!
「よし、エレン達ー!服とか買いに行くぞー!
ついでに、土地もな」
呆然としてるルキさん達は引きずっていきまっせ
「いくじょー!」
手を上に上げエレン達はニコニコ
とても癒やされます
取り敢えず旅行は一時中断だな
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